海外移住をしてインターネットが使えず困った時期もあった




海外に移住すると、インターネットは貴重な情報源になるし、日本語でニュースを見たり、YouTubeで動画を見たりするのにも欠かせないインフラとなっている。

しかしながら日本と比べて、海外というのは事情が異なり、基本的には速度が遅いうえに、国によっては頻繁に接続が切断されたりとか、そもそも繋がらなかったりといった問題もある。

例えば私が、マレーシアに住んでいた時には、2年目に住んでいたコンドミニアムは、インターネットが繋がらず、とても困った。

といっても、最初からダメだったわけではなくて、インターネットに関しては、TMという大手の会社が開通できると聞き、最初のうちは実際にその通りだった。

しかし、引っ越してから1ヶ月ほどが経った後、プッツリと回線が繋がらなくなり、そのまま1ヶ月半以上が経過した。

その間にTMのコールセンターに何度か電話をして、テクニカルサポートにも相談したが、結局状態が改善されることは全くなく、インターネットが繋がらないまま、TMを解約することになった。

後日このTMという会社とは、デポジットが変換されないということで、再三に渡って連絡をすることになったが、それはまた別の機会に譲るとして、この時にとった対策について、簡単にまとめておこうと思う。

TM以外の会社も、インターネット回線を引くことはできないということだったので、海外移住をしてから初めて、というよりも私の場合は、日本でもネット回線を使って仕事をしていたこともあり、この数年で初めて自宅でネットに繫げないという状態になった。

さすがにこれでは仕事にならないので、ユーモバイルという会社のSIMを買い、iPhoneを使ってテザリングをして、しのぐことにした。

速度は遅いし、YouTubeの動画を見たりすることができるスピードではないものの、とりあえずメールの送受信とか、基本的なことはできるようになった。

後は、重いファイルをアップロードしたりする場合には、近くのカフェを巡って、その中で最も回線速度の速い店を使うことにした。

ある意味で言うと、海外ノマドのような生活ではあったものの、私自身としては、好き好んでそうしているというよりも、自宅の回線があまりにも遅くて、使い物にならないので、近所のカフェを渡り歩く生活となった。

マレーシアを出て、フィリピンに移住してからは、マカティという商業エリアに移ったこともあり、こちらは回線が速く、待たずともYouTubeを普通に見ることができる程度のスピードになった。

こちらは一時的に、インターネットに接続出来ないということもあまりなく、かなり回線は安定していたものの、開通まで1ヶ月半ほどが過ぎたので、移住してからだいぶ時間がかかってしまったのが、唯一の難点だった。

海外の方が有利な点も

自宅用のインターネット回線ということに関して言うと、海外移住をした後は、状況が悪くなることはあっても、日本にいる時より良くなるということは、かなり少ないと思う。

しかしながら悪いことばかりではなく、他の多くの国の方が、日本よりも町中で使えるWi-Fiが多いというメリットがある。

日本においても、この数年で多少状況は改善されているようだが、まだまだカフェ等でネットに繋ごうと思うと、特定のサービスに入っていなければいけないとか、そういったガラパゴスな事情があり海外在住の身としては、日本に一時帰国した際に困ることになる。

しかしながら、マレーシアやフィリピンを始め、タイやラオス、インドネシア等の東南アジアの新興国にしろ、あるいはイギリスやドイツ等のヨーロッパ、あまり発展している印象のないハンガリーやポーランド、チェコといった東欧、更にカナダ、アメリカといった北米においても、カフェや一部のレストランで、Wi-Fiの環境が完備されているというのは、当たり前のことになっている。

そういった意味では、パソコンを外に持ち出して仕事をするには、海外移住をしてからの方が、ずっと便利になった。

注文の時に、Wi-Fiのパスワードを聞けば教えてくれるので、それを使って繋げばたいていの場合、手続きは完了となる。

マレーシアのスターバックスのように、一定時間広告を見なければいけないとか、そういった場合もあるが、どちらかというと、それは例外的な扱い。

多くの場合は、余計な手続きなしで、Wi-Fiのパスワードを入力するだけで、インターネットに繋がるようになっている。

この点においては、海外の方が進んでいるというか、日本だけが独自の方向に進み過ぎて、各社が利権を守るために、わけのわからない状態になってしまっているという印象がある。



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執筆者、伊田武蔵
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