アマンシオオルテガの静かな生き方に共感する


世界のトップクラスの資産家ともなると、必要以上にマスコミが煽り立てて、その素顔を暴こうとするのが一般的になっている。

例えば、ウォーレンバフェットであったり、ビルゲイツであったり、日本であれば孫正義であったり、こういった人物というのは一挙手一投足までも注目されるので、プライベートもあったものでもない。

しかしながら、世界的な衣料メーカーであるZARAを作ったアマンシオオルテガに関しては、全く話が別で、現役時代にはほとんど彼の素顔というのは明かされることはなかったし、写真すらも何十年も前に撮った白黒の写真が出回っている程度で、現役の彼のリアルタイムの姿というのはほとんど報道されることはなかったらしい。

CEOを辞任して、会社を退いてから彼の言動であったりとか、あるいは生活の一部が報道されるようにはなってきているということだが、世界的な大富豪になりながらも、マスコミに踊らされることなく静かに過ごすことができるというのはかなり意外だった。

よほど強力な情報統制でも敷いているのかと思いきや、彼のポリシーとして、ボディーガードは付けないという方針をとっていたらしい。

もちろんZARAのトップということなので、マスコミにも顔が利くだろうし、そこら辺で箝口令をしいていたのかもしれないが、それにしてもこうしたライフスタイルというのは、憧れるところがある。

例えば、いくらサッカーなどが上手かったとしても、サッカー選手になるということは、プライバシーを放棄するということで、常にファンであったり、あるいはマスコミや関係のない一般人の視線にさらされ、Twitter等で見かけた情報等まで、つぶやかれるはめになってしまう。

そういった生き方というのは全く憧れないし、そういった意味で野球選手やサッカー選手になるという、子供の頃にありがちな夢は、私には全くなかった。

それと同様に、上場企業の社長等になってしまうと、かえって息苦しいのではないかと思っていたが、アマンシオオルテガの生き方を見ていると、そういったケースばかりではないということがよくわかる。

彼の場合は、基本的にメリハリのある暮らしをしていたようで、一部明かされたところによると、数十億円するプライベートジェットを持っていたりとか、あるいはスペインの画家の絵を大量に収集しているといったことがあった反面で、服装はいつもシンプルで、基本的にノーネクタイであったという。

そして、地元にこだわり続けて、今も自宅はコルーニャというスペインの町にあるという。

スペインというのは、非常に綺麗な町も多いし、引退してから過ごすにもいいのではないかと思う。

特に暖かい町であれば、老後の体にも優しいので、そこら辺もかなりバランスのとれた生活ができるのではないかと考えている。



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執筆者、伊田武蔵
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