アメリカに移住(留学生含む)した人に仕事やビザのことを聞いてみた




アメリカは移住先の候補であるだけではなく、永住権についても取得を少しだけ考慮した。

取得すると世界のどこに住んでも課税されるので断念したが・・・。

今回はアメリカに移住した人に話を聞くことができたので、その内容をシェアしておくことにした。


以下はアメリカ在住者から聞いた話。


「アメリカに移住する前にする準備の段階で、気を付けておいた方がいいものはいくつかあると思います。

一つは、自分が移り住む町についての情報をよくわかっておくことは大切だと思います。

特にどんな情報かというと、まずその町の治安の良さですね。

特に女性であれば、昼間、夜間問わず一人で歩いても大丈夫なのか。

また、人種差別などが起こりやすい場所かどうかということも調べておいた方がいいと思います。

基本的にアメリカの中でも保守的コンサボティブと呼ばれている州に移住する場合は、人種差別はまだ残っている場所がありますので、そういう点は注意しておいた方がいいと思います。

また自分が住む家の周りには何があるのか、また町には何があるのかも知っておく必要があると思います。

私が今実際に住んでいるんですけれども、近くに全くコンビニがないので、もしも夜中に何か必要なものがあるっていう時に、少し歩かないと買いに行けない場所なんですね。

でも、ここはあまり治安がよくないので、もちろん夜中に一人で歩くということはたとえ男の人でもあまり勧められていません。

ですので、移住前にアメリカの中でもやっぱり自分の町に何があるのかということを把握しておかないと、物が突然なくなったり、特に突然必要となった時に不便に感じることがあると思います。

また、私の場合は銀行がダウンタウンにあるんですけれども、歩いて15分以上かかるんですね。

で、夕方に銀行に行って、そのまま一人で歩るくと、間違いなくつけられるという場合もあると聞いたので、銀行がどこにあるのかとか、例えば銀行に行かなくてもATMなどもありますので、家の近くで利用できるATMがどこにあるのか、そういう安全面、自分の身を守る為の情報をきちんと把握しておいた方がいいとは思います。

で、今言ったのが主に住む場所と治安に関する上で気を付けておきたいこと。

で、もう一つが、私は学生ですので、留学という点に関しては、その学校のやっぱり特色であったりとか、その学校の制度についてもきちんとわかっておかなくてはいけません。

アメリカは特に、授業を取っていく上では、エッセイを書くということは必ず付いてまわります。

そのエッセイを書く際に、もちろん参考文献なども使うんですけれども、その参考文献の記載の仕方や、実際自分がその本から得た情報をエッセイ内に書く時には、詳しく書かなくてはいけないんですね。

で、その記載の仕方が、大学とか先生によって全然違う制度を取っていたりするので、自分が行く大学はどういうようなものを採用しているのか、また、もしもその参考文献に記載というもの自体に何の馴染みもないのであれば、予め参考文献を書くのはどういうふうに書くのか、事前のアカデミックな知識というものは学生にとってはすごく必要だとは思います。

あとは、授業の体系が日本とは違います。

受け身でずっと教授の話を聞くというのはあまり起きません。

常にディスカッションがあったり、たとえディスカッションがなくても、実際に先生が質問したものに、あてられる前に答えていくというのがアメリカの授業のスタイルですので、そのスタイルをきちんと理解した上で、自分はどういうふうに授業に臨むのか、ということを、アメリカに来る前からきちんと考えておいた方が、その後の授業がスムーズに進むと思います。

後は、大学内に住むのであれば、寮のルールや、寮の形態がどうなっているのか、というのもわかっておいた方がいいですね。

キッチンがちゃんと付いている寮なのか否か、もしも付いていなかったら、どこで調理ができるのか。

後は、部屋に何がもともと付いているのかも知っておく必要があると思います。

寮によっては冷蔵庫とか、電子レンジが完備されている所もあれば、全く何もない、勉強机とベッドだけというものもあります。

なので、移住する前に、住むことに関する情報は、最低限でもちゃんと調べてわかっておく必要があると思いますし、これが特に大切な注意点だと思います。」


アメリカの物価の現実



移住してからの物価なんですけれど、基本的には日本と同じです。

スーパーに行って、それこそ物によって値段の違いは多少ありますけれども、基本的にはレストランに行っても、スーパーに行っても、日用品を買うにしても、基本的には日本と同じぐらいの物価の高さです。

ただ、細かく言うと、食べ物に関しては、アメリカは肉系は安いんですけれども、野菜やフルーツは高いです。

ただ、日本もフルーツは高いので、この辺りは一緒なんですけれども、肉は本当に家族4人分ぐらい入っているだろうという物でも、安い時では3ドルとかで買えるので、3ドル300円ぐらいですね。

で、量が日本よりも多く入っているので、冷凍保存なり上手にすれば肉系とかに関しては安く済むものです。

ただ、野菜が本当に日本に比べると高いですし、種類も少ないですね。

で、あまり新鮮な物が売られていないので、国土が大きい分、輸送に時間がかかるのか、理由はちょっとわからないんですけれども。

なので、アメリカに移住したら買い物の際に品質と値段は本当に比較すると高いと思います。

アメリカのイメージは、大きいというイメージが基本的に日本人の中にあると思うんですけれども、全くその通りで、売られているもの全て量が多いし、大きいんですね。

なので、アメリカに住む家族にはいいかもしれないんですけれども、移住して一人暮らしをする人間にはちょっときついですね。

量は多い、これだけの量はいらない、でも量に比べると値段は安いかもしれないけども、結局食べきれなくて腐らせてしまうんなら、それは高いことにこしたことはないので、ちょっと一人で暮らす人間にとっては、よっぽど料理のスキルが高いか、よっぽど大食いの人でない限りはちょっと消費がきついかなと思います。

基本的にアメリカに移住してからは、外食が日本に比べると高いです。

ファーストフード、ハンバーガーとかサンドイッチとかはすごく安いんですけれども、例えばイタリアンレストラン、安い日本のようなファミリーレストランなどに行っても、スパゲッティだけで、ほんとに10ドル1000円以上とか取られるんですね。

でも、日本でだと同じような味で、それにデザートが付いて、ドリンクが付いて、サラダが付いて、ランチで950円とか800円とかがあるので、そういうところに比べると、基本的にアメリカで外食をしようと思うと高いです。

もしも、アジア系の料理が食べたいのであれば、チャイナタウンの中華料理屋に行かない限りは、全て高いですね。

材料が手に入らないので、それは仕方がないのかなとは思うんですけれども。

食べ物に関してはそんな感じで。

日用品は、トイレットペーパーとかキッチンペーパーとか洗剤は、もう日本とほとんど変わらない値段です。

ですが、文房具のノートとかのりとかが高いんですね。

で、安い物も売ってるんですけれども、安いものはすごく質が悪くて書きにくいので。

日本は基本的に、紙の質がいいことで有名なので、慣れるまでは大変だと思いますし、高いノートも決してめちゃくちゃ品質がいいとは言い切れないので、日用品に関してはちょっと高いかなという印象があります。

服などに関しても、H&MとかFOREVER21とか日本でも今すごく人気のブランドは、すごく安いですし、だいたいそういう安い服屋さんは多くあります。

ただ、その代わり、品質はあまりよくないのと、アメリカの洗濯機がそんなに優秀なものではないので、移住後はすぐ服が傷むので、ちゃんとケアが大切です。

その他の服屋さんは、日本と値段が変わらない値段の物でも質が悪いですし、質が良い物を選ぼうと思うと、すごく高いです。

またサイズなどの問題もありますから、あまり日本人の人がアメリカでブランド物以外の物を多く買ってるというのは、あまり見ないですね。

他に、ここ最近特にアメリカの物価が上がっていて、ほんとに基本的な牛乳とか、卵とかですら、もうずっと何十円単位で上がり続けているので、物価は決して今は安くないと言えると思います。


アメリカに移住して日本人が仕事をしていく上での現実



日本人がアメリカに移住して仕事をしていく上では、英語力がまず一番最初に挙げられる課題だと思います。

こちらに移住して仕事をしていくということは、常にさまざまなトラブルに巻き込まれるという可能性があります。

そのトラブルに対応できる英語力というのは必ず必要となってきます。

まず、アメリカでは日本のように理不尽なことを言われて、頭を下げて仕事をするということがあまり起きません。

自分が納得いかなければ、納得いくまで自分の意見を言う、相手の意見を聞くというものがまず、アメリカでの典型的なスタイル。

仕事の上でのスタイルだと思います。

その時に自分の意見をきちんと反映して、相手の意見を聞くということはとても大切なことで、それはまずどこでも難しいことですけど、それを第二外国語の英語を用いてするということは、日本人にとっては大きな課題じゃないかなと思います。

日本はあまり上司に意見を言ったりだとか、グループですごく白熱したディスカッションをするということはあまり起きないんじゃないかなと思うんですけれども。

アメリカでは当然、上司だろうが同僚だろうが、自分の意見はきちんと言います。

ですが、上司はあくまで上司です。

あまり上下関係がないと言われているアメリカの社会でも、ボスと呼ばれる人はやっぱり尊敬に値する人です。

その尊敬に値する人に対して、失礼にならず、トラブルも起こさず、しかしなおかつ自分の自己主張をしていくというものは、相当な英語力が必要です。

また、自己主張ができない、何でもYES、NOのその簡単なシンプルな言葉で意見を言っていく、返事をしていくということは、何も考えていないともとられます。

ですので、自分の自己主張をして、相手の言っていることもきちんと理解して、その上でまた自分の意見を言えば、より大きく更に膨らませて述べていくというものはとても大切だと思います。

また、もちろん仕事をしていく上ですから、仕事に関する専門知識は、必ず英語で理解していかなくてはいけません。

私の場合、移住してから日本語教師をしていますので、言語学に関することや、日本語の文法に関することは全て、日本語はもちろん、英語でもきちんと説明できるようにならなくてはいけません。

また、そういうことを他の言語の先生と話すこともあります。

いくら違う言語、例えばフランス語やスペイン語の先生と話す時によっても、自分の国の言語を英語で説明しなくてはいけない。

それが出来ないと、この人は本当に仕事が出来ているのかどうかという不信感を生みます。

ですので、自分の仕事に関しては、絶対にきちんとした英語力を用いて、説明できる力をつけておく必要があると思います。

また、英語力意外に、文化の違いも日本人にとってはすごく大きな課題になると思います。

先ほども述べましたけれども、意見を求められるということが多くありますけれども、自分の意見をきちんと伝えることにあまり日本人は慣れていません。

そして、またこのアメリカ社会は、自己責任です。

疑問に思ったことは、全て自分で確認をしていかなくてはいけません。

移住者だから、外国人だから相手がなんとかしてくれる、書類で何とか片付く、そういうことは本当にあまり起こりません。

例えば、給料の問題、勤務体系の問題、仕事の問題に関しては、自ら常に確認を取っていって、自分で理解をしておかなくてはいけません。

知らなかった、わからなかったでは済まされません。

これは、仕事ではなくて、学生にでも起きる問題ですので、自己責任、これはすごくアメリカで一番大切だと言われている責任感の問題だと思います。

また、よく「あなたはこの仕事ができますか?」というふうに聞かれます。

そう仕事ができるかと聞かれて、黙ってしまうのは絶対にいけません。

というのも沈黙は、自分の意見も反映できない、出来ないということすら言えないというふうにとられて、信頼感を失ってしまいます。

ですので、次から仕事のチャンスがもらいにくいです。

黙ってしまうということは、自信がないととられ、じゃあ次からはこの仕事は違う人に任せようという流れになってしまうのが、アメリカの社会だと思います。

ですので、出来るか出来ないかを聞かれた場合は、迷わずすぐに出来ると言う必要があります。

日本人はよく謙遜という言葉がある通りに、出来ることでもすぐに出来るというふうには言いません。

ですけれども、アメリカではその謙遜、黙ることによって、出来るけれども一応敬意を表すという観念はないので、その態度は認められません。

ですので、こちらに移住してからは、出来るなら出来る、そして、もしも出来ないのであれば、もちろん出来ないと言わなくてはいけません。

というのも、もしも、出来ないことを出来ると言ってしまえば、最終的に仕事が出来なかった場合、相手からしたら、自分の出来ることと、出来ないこともわかっていないととられてしまいます。

自分に何が出来るのか、何が出来ないのかをきちんとわかっておいて、それをきちんと伝える、常に自分の状況を把握して、それを尚且つ英語を用いて、きちんと相手に発信していくということが、アメリカで仕事をしていく上ではとても大切なことだと思います。

よく、私は大学機関で働いているので、ビジネスの部分はよくわかりませんけれども、ここで、さまざまな言語の教師がいます。

その時に、やっぱりアジアの言語の先生というものは、ヨーロッパ言語の先生に比べると、あまり意見を強くも言わないし、あまり自分が出来ることや、やりたいことも発信していかないので、やっぱり大学機関では、アジアの言語学部というものは、少し消極的だととられる場合もあります。

ただ、大学ですので、もちろん文化についてよくわかっているという職場の場もありますので、あまりそれは大きな問題にはなりませんけれども、一対一で勝負をしていくビジネスではすごく大きな問題になりうると思います。


アメリカに移住する際に取得したビザ



アメリカに移住する際に取得したビザの種類は、J-1VISAという交流訪問ビザと呼ばれるものです。

主に、交換留学生やインターン生、研究生などに渡されるビザのようです。

私は、ステータスは学生になるんですけれども、今いる大学では、アメリカで日本語の教員の助手として働くというもので、インターンシップにあたりますので、インター生としてJ-1VISAが発行されました。

この、J-1VISAをもらう為には、準備をしなくてはいけないものが、パスポート、パスポートとは別に写真、DS-2019といって、例えば大学に行くのであれば、その学校から渡される入学許可証みたいなものです。

で、その学校が、DS-2019を発行すれば、アメリカがそれを持っている人間に対して、ビザを発行するということになっているので、このDS-2019がない限りはビザは発行してもらえません。

ですので、その学校から来ていいですよという許可をもらうことが移住のまず第一になります。

で、写真もきちんと写真屋さんで撮ったもので、目の高さ、顔の位置、大きさ、全て細かく指定されているんですね。

なので、写真屋さんに行っても、こういうふうに撮ってくださいと言って頼むのが一番早い方法です。

値段は約1000円から1500円で撮ってもらえるので、あまり高くないですけれども。

その後に、ビザを発行してもらう為に、必要な情報を入力していかなくてはいけないんですけれども、全て今はオンラインでの手続きになっています。

ですので、もしも留学の斡旋会社に頼めば斡旋会社がしてくれますけれども、自分でするのであれば、アメリカの外務省とかのページに行って、自分で全て手続きする必要があります。

この情報を記入したもの以外に銀行貯金の残高証明書もいります。

これはゆうちょ銀行でも大丈夫なんですけれども、自分が今残高をどれくらい持っているのかというものを証明しないといけないんですね。

というのも、遺民が多い国ですので、きちんとした十分な残高を持っていない人間は、そのまま不法に移住をされるんではないかというものを恐れているので、そういう人間に対してビザを出してはくれません。

実際に調べると、金額の指定はないんですけれども、だいたい150万円以上は証明を出さないと、あまりビザは発行してもらえません。

もしも奨学金がもらえるのであれば、その奨学金がもらえる期間と、金額をきちんと提出する必要がありますので、その場合は残高証明にお金がなくても奨学金がもらえるという証明さえ出せれば大丈夫ですけれども、いったい自分がどれくらいの財産を持っているのかをきちんと提示しなくてはいけません。

全ての書類をそろえた後で、面接の予約を取るんですね。

で、その後に向こうから何日の何時に来いというふうな連絡が来るので、そこに行きます。

その面接の際には絶対に、日本に帰るという意志を出さなくてはいけません。

アメリカに残りたい、このまま仕事がしたい、というふうに言うと、このまま移住したい、アメリカに永住する意志があるととられて、ビザが発行されませんので、グリーンカードや、ワーキングビザを申請しない限りは、日本に必ず帰るという意志を伝えなくてはいけません。

ですので、J-1VISA、あとはスチューデントビザのF-1VISAを取る人に関しては、今私が述べたような情報の準備が必要と、面接での注意点は日本に帰るという意志を伝えることだと思います。



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執筆者、伊田武蔵
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