特にあてもなくベルファーストにやってきたものの、さすがに全く観光しないというのももったいないので、色々と歩いてみることにした。
ホテルでマップをもらったら、そこに色々と見所のようなものが書かれていたので、それを徒歩で回るような流れで。
私が宿泊したベッド&ブレックファーストは中心部からかなり南の方にあって、すぐそばにボタニックガーデンがあった。
このボタニックガーデンという名称は、メルボルンやシドニーにもあるし、アイルランドの首都、ダブリンにも存在する。
かなり世界各地で見かける公園の名前ということになる。
ベルファストのボタニックガーデンには、ローズガーデンや温室の植物園の他、小規模ながらも博物館と美術館が併設されたアルスター博物館も建っていた。
■ボタニックガーデンの基本情報
住所:College Park Ave, Botanic Ave, Belfast BT7 1LP
電話番号:+442890314762
営業時間:7時30分~16時30分
HP:https://www.belfastcity.gov.uk/Things-to-Do/Parks-and-Open-Spaces/A-Z-Parks/Botanic-Gardens
近くに川が流れていたので、リバーサイドを歩いて北上し、町の中心部であるシティーホールや、さらに北上したところにあるセントアンズ大聖堂という教会であったりとか、ショッピングモールのビクトリアスクエアー、カスタムハウススクエアー、ウォーターフロントホールを一通り見て周った。
それ以外にも、ベルファーストには教会や大聖堂があったので、そこら辺も見かけては中に入れるようであれば入ってみた。
教会での瞑想
セントアンズ大聖堂に到着した頃にはちょうど雨が降ってきた時間帯でもあったので、しばらく中で雨宿りをさせてもらっていた。
こういった神聖で静謐な空気の漂う空間で、沈思黙考の中時間を過ごすのも、旅先での興味深い体験。
普段はなかなか入る機会のない場所なので、自ずと脳や五感が刺激されるし、環境が変われば出てくるアイデアも変わってくる。
ベルファーストに滞在していた時期は、1日の中でも頻繁に小雨が降ってくることが多く、傘は手放せなかった。
夏でありながら涼しかったので、常に薄手のジャケットを羽織っている状態で丁度いいぐらい。
歩き回って観光するには最適な気温なので、普段の生活ということで考えても、ちょっと仕事で疲れた時に散歩に出るとか、そういったことをしやすくて良い環境だと感じた。
例えばバンコクの場合であれば、いくら過ごしやすいとはいえ、外をウロウロするには基本的に1年中暑いので、気温の面で厳しい。
特に昼間の場合、長々と歩いたりしたら熱中症で倒れそうになるので、ベルファーストのような涼しい環境はかなり羨ましいものがあった。
とはいっても、今回の訪問は7月の終わりから8月にかけてだったので、ヨーロッパの中でもハイシーズンということになる。
この時期は繁忙期ということになるので、ホテル等もかなり混みあっていて、直前の日程で取ろうとすると、宿泊先がなかなか見つからないこともあった。
とは言え、冬の厳しさを今回は見ていないので、良い部分だけを見ていたことになる。
ベルファーストはかなり気に入ったし、川沿いの道であるとか、緑の多い住宅地であるとか、そういった場所で時間を潰すのは、心が落ち着く過ごし方だった。
夜は少し奮発してTedfordsというレストランで、老紳士のウェイターさんにうやうやしく給仕をされながら微発泡の白ワインとコッドという魚料理を堪能してきた。