ベトナムの結婚式のご祝儀代は金額が難しい


日本と同様に、ベトナムにおいても結婚式や披露宴という風習はあって、そこではご祝儀を包むというのが常識になっている。

日本の場合で言えば、相手が家族や親類であるのか、あるいは友人であるのか、こういったところで、だいたいのご祝儀の相場が決まってくるが、ベトナムはもっと複雑で、包む金額がかなり難しいということが指摘されている。

というのも、相手の関係性によってご祝儀の金額が変わってくるというのは日本と同様でも、それ以外の要素として、結婚式を行う披露宴会場のレベルであったりとか、あるいは自分自身がどこの国籍であるかといったことも関係してくるため。

さらに言うと、ベトナムのご祝儀は、お祝いのお金という意味はもちろんあるにしても、それ以上に実際にその式場で食べる食事や飲み物の飲食代の要素が強いので、どういったところで、どの程度の料理が出るかによってご祝儀を変えてくるという習慣があるらしい。

例えば、そのレストランで、普通に食事をすると1500円ぐらいかかるので、ちょっと多めにして2000円ぐらい包んでおこうとか、だいたいそこで食事をした場合よりも、若干上乗せして支払うというのが一般的。

この例を見ても、日本の結婚式や披露宴で渡す金額の相場に比べれば、非常にご祝儀代というのが安いということが伺えるし、実際ベトナムの賃金水準を考えた時にも、相手に渡す費用は日本に比べて小さくなる。

外国人がベトナムでうまくやっていくことを考えると、だいたいローカルの人の倍の相場を払うというのが一般的になっているので、そこら辺はやはり賃金が高い分だけご祝儀を多めに支払うという、外国人価格というものがある。

こういったことは多くの場面で遭遇する話で、新興国に住んでいると、向こうは日本人を見た時に、普段よりもお金をもらって当然という感覚を持っている人も多い。

特にベトナム人に関して言うと、そういった傾向が強いという話をハノイ在住の知人から聞いたこともある。

おそらく、その辺の気遣いをしておかないと、後々ギスギスするとか、仕事がしづらくなるといったこともあるだろうから、ハノイやホーチミンで働く人としてはそこら辺の心得というのは必要になってくるだろう。

私の場合は、マレーシアやフィリピンに住んでも、別に現地企業で働いているわけではないし、マレーシア人やフィリピン人と業務上の提携をしたり、あるいは取引を行っているわけではないので、こういった煩わしい人間関係とは無関係で生きていられる。

これに対して、現地で仕事をするということになると、その国の風習であるとか、文化や温度感といったものを読み取りながら、生きていく必要がある。

こういったことをストレスと感じるのか、楽しいと感じるのかは人それぞれだが、私としてはかなり煩わしい部分があるし、できることならそういった手間はかけずに生きていきたいと思っている。

とは言え、結婚式自体は興味深いので、ベトナムに限らず一度ぐらいは各国の式や披露宴を見て回りたい気はする。

同じ国で何度も出席するのは勘弁してほしいが。

それにしても、先程のハノイの知人の他、新宿で会った一ヶ月後にホーチミンに飛んで現地就労した女性もいたし、最近は私の運営しているコミュニティで中部の都市ダナンに移住した人が現地情報を提供してくれている。

再来月には再びダナン経由でベトナムに入国し、そこからホイアンとフエでゆっくり滞在する予定。

そのために3ヶ月のシングル観光ビザを空港で取得することにしたし、必要書類である招聘状も手配した。

最近はベトナムとの縁が深まっているのを感じる。




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執筆者、伊田武蔵
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