スロベニアのブレッド湖に行くのをリュブリャナで断念した理由


ブレッド湖はスロベニア旅行でも
ハイライトの1つと言っていい場所。

湖の中に浮かぶ小島に建設された教会は
写真で見ても独特な雰囲気をたたえている。

リュブリャナから日帰りで観光する人が多いし、
私も今回はじめてこの街を訪れたので、
ブレッド湖にも足を伸ばそうかとぼんやり考えていた。


先を急ぐ弾丸ツアーのような旅ではないため、
リュブリャナにも約一週間滞在した。

その前にいたオーストリアでは
ザルツブルクから移動したハルシュタット湖に行ってきた。

今回の旅は湖をテーマにしているわけではないが、
美しい湖を次々に目にできるのは何とも言えない喜び。

そう思っていた。


しかし、実際にはブレッド湖へと出向くことはなかった。

その理由は何なのか?

1つ目には私の無意識に求める湖の理想像と
ブレッド湖が一致していないこと。

調べる限りでは観光客も多いようで、
静かな湖畔とは言いがたい。

小島の教会も個人的には特に必要ない。


ただただ静かな森のなかに
ひっそりとたたずむ水が住んで湖面が穏やかな湖のほとりで
のんびりと本を読んだりしてして過ごしたい。

もちろん観光客の声も要らない。

そんな理想とはかけ離れているような場所だというのが、
行かなかった1つ目の理由。


とは言え、これだけなら
理想とは違っても興味をもつことはあっただろう。

実際、スロベニア入りする前には訪れる予定だったのだから。


最終的に決定的な理由となったのは天気だった。

一週間滞在しても、驚くほどに晴れない。

1日だけ、ごく短い時間晴れた日があったものの、
基本的に毎日曇り空で時々雨だった。

湖は海と同じく空の色を映すため、
ぜひとも晴れた日に訪れたかった。


ハルシュタットの時にも、
天気予報を見てザルツブルクを出発するタイミングを調節したが、
リュブリャナはいつまでたっても天気が回復せず、
とうとう断念することにした。

次の訪問先であるトリエステは
曇りと晴れの予報の日であっても、
リュブリャナは雨がベース。

偶然なのか、そういう気候の土地なのか分からないが、
今回は縁がないとあきらめることにした。


旅をしていると、おのずと天気には敏感になる。

これまでは不思議と移動日は雨がおさまったり、
なにかと天気には恵まれてきた。

バックパックで旅行していた時には、
東京の東急ハンズでバックパックを雨から守る
カバン用のレインコートのようなものを買ったが、
とうとう使うことはなかった。


しかし、今回のヨーロッパ旅行においては、
ミュンヘン到着翌日には4月後半なのに雪が降るし、
その後も雨に悩まされることもしばしば。

そろそろ晴れ男の称号は返上しないといけないらしい。

そしてついにブレッド湖行きを断念することに。

なかなか思い通りにいかないものだが、
こうして人智の及ばない力に翻弄されるのも、
それに合わせて行動を変えていくのも、
ある意味旅の醍醐味なのかもしれない。

どこまで行っても、
世の中のすべてが思い通りにいくわけではない。

だからこそ、時には幸運を願い、
時には撤退の決断をする。

そんな当たり前の、しかし難しいことを実践するのも
旅の中での体験の1つ。


ひとまずスロベニアはいったん離れるが、
イタリアのトリエステを経由して
アドリア海を巡る旅で再び戻ってくる。

しばしの別れを惜しみつつ、
数日後には戻って来ることにしよう。



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執筆者、伊田武蔵
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