ケアンズからシドニーに移動する日程で旅のスタイルが問われる



ケアンズを見て回るには、どうやら三日もあれば十分であるということが判明した。

一日はキュランダを見て、一日はグレートバリアリーフを見て、そしてもう一日はのんびりとケアンズ市内で過ごすという流れで。

ケアンズ市内は非常に狭いし、特に見るものもないので場合によっては省略することもできるが、TamarindやSplash Seafood Restaurantでの食事は楽しんでおく価値があった。

私の場合は別に急ぐ旅でもないし、到着が早朝だったこともあって、体力的に余裕を持たせることもあり、三泊四日の予定がベストではないかという結論に至った。

もちろん、それ以上長く滞在しても良いのだが、これといってやることもない街だし、あえて留まる理由もない。

そこで三泊した後の航空券の価格をジェットスターで見てみたところ、四日目の方が安いことが判明した。

その金額の差は約5千円。

当初予定していた日についても早朝の便であれば安く乗ることが出来るものの、そうすると午前4時頃に起床しなければいけなくなり、その後もバタバタとした足取りになってしまう。

そういった不便を避けるためには、他の日よりも5千円ほど高くなってしまうということで、日程を変えるのか、それともその日に観光するのかという選択を迫られた。

どうでも良い選択のようではあるが、実は旅行に対する哲学を問われているのではないかという感覚に陥った。

というのも、5千円を節約する為にホテル代を払うのは、普通の旅行者であれば無駄だと感じるのかもしれない。

しかしながら、私のように既に拠点となる自宅を引き払いホテル暮らしを続けている身としては、どの国に行っても結局ホテル代はかかるものなので、ケアンズにいる日程を短く切りあげる必要はない。

そもそもこの旅は何かの最短記録を目指すとか、効率を追求するとか、如何に素早く切り上げるかを競い合うようなものでもないし、のんびりと生活環境を変えながら今後の居住環境を考えることが趣旨になっているので、あえて一泊増やすことも当然ながら選択肢に入ってくる。

一泊延ばした場合のメリットとしては、特に用はないもののケアンズでのんびりする時間がもう一日出来ることと、航空券が5千円ほど安くなるということ。

逆に一日繰り上げた場合は、さっさと次の体験価値を積むことが出来るというメリットがある。

世界中に見きれないほどの行きたい場所があることを考えれば、生き急ぐようにどんどん移動していくのも一つの手段なのは間違いない。

オーストラリア内をとってみても様々な行き先があるわけだし、何もこれといって見るところのない場所でうだうだと留まっている必要はない。

しかもケアンズで一日を潰そうと思っても既に海沿いを見てしまったし、海岸線で丸一日を過ごすのも、あまりにも退屈。

そうなってくると、わざわざ留まっている理由はないのではないかと思えてきた。

ひとまず今日のホテルの居心地を確認した上で、もう一泊増やすのかどうか結論を出すことにした。

よく読まれている記事

1位:海外移住の電子書籍を無料プレゼント中

2位:フィリピン永住権、クオータービザを取得完了

3位:マレーシアに移住して分かった生活費・ビザ・仕事・食事の現実



メールアドレス

ページの先頭へ