セブへの移住生活を通し、賃貸コンドミニアムに失敗しないことの重要性を再認識




これまで海外で、3つのコンドミニアムに住んできたが、セブに移住をしてこちらで借りた賃貸物件で、4軒目ということになる。

そしてこれについては、色々と考えさせられる部分があった。

まず、最初の2軒というのは、マレーシアのコンドミニアムだったが、どちらも適当に決めてしまった。

まず1軒目は、移住しようと思って、やってきたその日に契約。

事前に業者には連絡を取っていたので、ホテルに荷物を置いて、何軒かコンドミニアムを案内してもらい、その中から1軒を選んだが、交通の便が悪すぎて、とても困ることになった上、この業者が悪質で入居の時には、ちやほやしてくるのだが、退去になると突然連絡が取れなくなり、退去日になっても手続きの詳細を知らせてこないし、退去翌日になってから、今すぐに鍵を返しにこないと、1ヶ月分の家賃が発生すると言ってきたりとめちゃくちゃだった。

2軒目のコンドミニアムは、入居時のクリーニングが適当で、ほとんどまともにクリーニングが行われない状態での引き渡しだったので、その点に難があった。

セブ島に移住してくる前に、すでにフィリピンだと、マニラ市内にあるマカティで、生活をしていた時期もあったが、こちらも時間をかけずに適当な業者を選んで、仲介してもらったのだが、料金は割高だし、日系の業者でありながら、正式に契約をしたとたんにフィリピン人スタッフが、英語でメールをしてくるようになって、日系の業者であるメリットはなくなるし、コンドミニアムの管理が出されておらず、管理室が度々問題を起こすということに、見舞われることになった。

こうして、賃貸物件選びや、仲介の不動産業者選びについては、これまで手を抜いた結果、散々悩まされてきた。

セブ島に移住してくる時には、この失敗を繰り返さないようにしたかったが、その一方で、本当にここで暮らすのかどうかというのを、確定していたわけでもなく、元々マカティに1年間住んだあとは、1年半ほどホテル暮らしで各国を回っていたので、セブ島に移住しても、ホテル暮らしを継続しても、どちらでもいいというのが正直な感想だった。

そんな状態だったので、頑張って良い仲介業者を探そうというほどのモチベーションもなかったのだが、幸いだったのは、マカティに住んでいた時に、クオータービザという永住権を取得するため、半年ほど色々な業者をリサーチしていたこと。

その中で、ビザと不動産の両方を取り扱っている会社があり、色々調べた結果、信頼度が高いということで、ここにお願いして、問題なく永住権を取得することができた。

フィリピンの日系業者だと、だいたいビザと不動産を両方を取り扱っていることが多いが、その会社も例外でもなく、マニラだけではなくて、セブについても賃貸物件の仲介を行っているということだったので、そこにお願いすることにした。


住む場所にトラブルがないという気楽さ

そんなわけで、セブ島に移住するかどうか、結論が宙に浮いたままとりあえずやってきて、一先ずいくつかのコンドミニアムを見てみようということになった。

ビザでもお世話になったその会社の他にも、2社ほどコンタクトを取ったが、1社は返答がなく、もう1社はメール対応が明らかに雑だったので、結局内件に至ったのは1社だけだった。

マクタン島とセブシティと、両方のコンドミニアムを見せてもらったが、現実的な利便性等を考えると、セブシティの方が良いという結論になった。

これは以前から何度もセブ島に来ていたので予想していたことだが、一方で懸念だったのは、セブシティ側というのは、交通量も多くて排気ガスがひどいということ。

しかしながら今回の物件の周りは、あまり交通量も多くないし、比較的緑も多いし、空気があまり汚いということもなく、これであれば問題ないということで、契約することにした。

その前にコンドミニアムを借りていたのはマカティだったが、あの時はアドミンと呼ばれる管理室が、あまりにも度々問題を起こし、水道代の支払い等で関わらざるを得なかったので、それが大きなストレスになっていた。

何しろ毎月最低でも1回は、水道代の支払いで関わることになるし、それ以外でも何かしらの手続きがあれば、アドミンまで足を運ばなければいけない。

あるいは、マレーシアの時であれば、食事の度に南国の直射日光の中、10分以上歩いて、ローカルレストランまで行く以外の選択肢がないという状態であったりとか、2軒目のコンドミニアムだと、最初の部屋のクリーニングが適当なので、なんだか清潔感に欠けるとか、そういったストレスがあったが、今回はそういったものが一切なく、とても快適に暮らすことができている。

更に、ネットも最初から開通した状態で、引き渡してもらっているので、その点も生活をしていく上でとても助かっている。

マカティの物件は、仲介した不動産業者によると、早ければ今週中に開通すると言われたものの、実際には3週間以上かかった。

そういったいい加減な業者にぶつかると、何を信じていいのかもわからなくなってしまうが、今回の仲介業者は、しっかりとそこら辺をやってくれるので、余計なところでストレスを感じたり、イライラしたりすることがない。

セブ島に移住してきてからの居住環境というのは、ある意味海外に出てから、もっともストレスフリーなのではないかという風に感じている。

どういうわけなのか、フィリピンというのは、不動産にしろビザにしろ悪質な業者であったりとか、いい加減なところが多いのが実状で、そういったところを選ばずに、ちゃんとしたところを調べるというのは、なかなか面倒ではあるが、やはり必要なことであるという風に改めて感じる。

特にセブ島の場合は、エリアによって特色がはっきりしているし、利便性も大きく変わってくる。

マクタン島とセブシティでは、住環境がまた違うし、更に言えばマクタン島の中でもどのエリアなのかによって、雰囲気大きく変わる。

例えば、南側のチャングリラホテルとか、アバカホテルのようなエリアであれば、やはり海に面しているというのが大きな強みになる。

その一方で、レストラン等は少なく、ホテルに併設されているところを使うのであれば、当然ながら食費というのは、大きくコストが上昇する。

そういったことも考えておかないと、思いのほか生活に支障をきたしやすいというのが、セブ島の一つの特長。

何しろ、公共の交通機関というものは、ジプニーぐらいしかなく、それ以外だとタクシーが足となるので、一般的にセブ島の移住者の移動手段というのは、タクシーになる。

しかしながら、食事の度に、いちいちタクシーを拾うというのは、なかなか面倒なところではあるので、そういったことも考えて、生活設計をしておかないと、失敗することになりやすい。

言い方を変えると、きちんとそうしたところまで、相談にのってくれるような、現地に根差した会社に相談すれば、あまりセブ島のことをよくわかっていない状態であっても、暮らしやすいコンドミニアムを見つけやすいということになる。

ちなみに、私は投資用のコンドミニアムを1軒セブ島に持っているが、こちらはプレビルドの案件な為、まだ未完成な状態。

完成した段階で、住みやすい周辺環境が整うかどうかというのは、今のところ五分五分と見ている。

もし環境がいいのであれば、いずれはそちらにも住んでみるかもしれない。


メイドさんを前提とした生活の問題点

フィリピンと言えば、メイド大国と知られ、タイやマレーシア、香港等にも、多数の人材を派遣している。

東南アジアの中で、メイドのメッカと言えるのがフィリピンで、当然ながら他国でフィリピン人のメイドさんを雇うよりも、マニラやセブ島で雇う時の方が料金は安い。

例えば住み込みの人でも、2万円ぐらいで働いてくれるのがセブ島の相場で、日本でお手伝いさんや家政婦を雇うのとは、桁が一つ違う。

私も当初は、利便性のそれほど高くないエリアでも、空気の綺麗な場所に住んで、買物を含めてメイドさんにやってもらうということも考えていた。

料理自体は、自分でやってもいいわけなので、面倒な下ごしらえとか、食器を洗ってもらうのはメイドさんに任せて、味付け等は自分でやるという方向で考えれば、あまり便利ではなくて、レストランの少ないエリアに住んだとしても、生活は成り立つ。

いちいち自分で、タクシーを拾って、スーパーに行くのは面倒だが、それもメイドさんに担当してもらえば、手間はかからない。

そういった構想もあったが、現実的に考えてみると、メイド探しというのは、かなり難航することが多く、一筋縄で良い人が見つかる場合は、むしろレアケース。

紹介やエージェントを探して、見つけるケースが多いというが、フィリピン人のネットワークがあるわけではないので、セブ島で紹介によって直接メイドさんを見つけるのは難しいし、エージェントを通す方も、そう一筋縄ではいかないと聞く。

当然ながら、人材にも当たり外れがあるし、そういったことを考えてみると、メイドさんを雇うよりも、掃除だけ通いの人に来てもらって、週に1,2回程度部屋を綺麗にしてもらい、洗濯はコンドミニアムの受付のところで出せば、ランドリーサービスがあるのでそちらを利用し、食事に関してはレストランを使う方が容易で、尚且つ安定するという結論に至った。

もしメイドさんが、いることを前提にして生活をするのであれば、セブ島に移住をして、コンドミニアムを見つけたとしても、いつになったら見つかるのかわからないし、それまでの間は、そもそもの生活設計が狂うことになる。

雇った人の態度や能力に問題があり、辞めてもらったとすると、その度に同じ問題が顔を出すことになりこれも困る。

そういったことを考えると、メイド大国のフィリピンに住むからといって、人を雇うということは、なかなか面倒なこと。

特に私の場合、永住するわけではなくて、しばらくセブ島に住んだら、またホテル暮らしに戻る予定なので、そう考えてみると、時間と精神力と労力を使って、メイド探しに奔走するというのは、割に合わないという結論に至った。

結局専属のメイドさんを雇わなくても、ランドリーサービスと外食と、部屋の清掃サービスを使えば、それで家事からは解放されるわけなので、十分に満足している。



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執筆者、伊田武蔵
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