セブ島に住むのにメイドを雇うのをやめた理由




当初、セブ島に移住してきた時には、メイドを雇うということを有力な選択肢の一つとして考えていた。

どのような生活を送るかということを考えた時に、いくつか考慮しておくべきポイントというものがある。

例えば、それは足の問題で、車やバイクを持っているかどうかによって、生活圏や行動パターンは大きく変わる。

例えば、マクタン島のモーベンピックホテルのレジデンス部分に住むのであれば、こういった足がないと、食事も毎回ホテル内のレストランを使うぐらいしか選択肢がなくなり、かなり窮屈な思いをせざるを得ない。

逆に私が住んでいるセブシティのコンドミニアムであれば、ショッピングモールであるアヤラセンターが近くにあることもあって、食事にしろ買物にしろ、徒歩圏内で基本的に全て完結する。

こうして、足の問題というのは、居住エリアの選択にも関わってくるので、車を持つのかどうか、更に言えばドライバーを雇うのかどうか、ということを考える必要がある。

私は、セブに数ヶ月住むだけの予定だったので、車を所有するつもりもなければ、ドライバーを雇う気もなかった。

そしてもう一つの論点として、メイドを雇うか否かということも、重要なポイントだった。

もしメイドを雇うのであれば、セブ島に住む前の目論見どうり、自然が豊なところに行って、緑に囲まれながら空気の綺麗な場所で暮らし、買物はメイドに行ってもらい、料理の下ごしらえとか、食器の後片付けとか、そういったものも任せ、料理自体は自分でするという選択肢も出てくる。

逆にメイドを雇わないのであれば、毎回外食等をするのにもタクシーを呼ばなければならない上、それなりの距離を走らなければならず、車酔いをする体質としては、そんな生活はあり得ない。

更に言えば、自炊するとしても、食器を洗ったりするのも、自分でするということは考えていないので、こういった選択肢もなくなる。

ある意味住まい選びと、メイドを雇うかどうかということは、セットで考えなければいけないポイントだった。

そしてセブシティで住むことにしたコンドミニアムは、先程も言及した通り、利便性は非常に高いエリアにある。

ということは、食事について自炊やメイドによる料理をしてもらう必要はなく、わざわざ自宅で食べるよりも、外食をした方が早くて質の高いものを食べることができる。

洗濯については、洗濯機や乾燥機がコンドミニアムに設置されておらず、外部の業者に頼むことがデフォルトになっている。

こうなってくると、メイドを雇っても、やってもらう仕事というのは掃除ぐらいになる。

買物についても、食事に行った時に、スーパーマーケットのメトロやルスタンに、寄るだけの話なので、別にわざわざ人を雇って担当してもらうよりも、自分で行った方が手っ取り早い。

買物を頼むのにも指示だし等はよく考えなければいけないし、当然意思疎通について齟齬が生じることは頻繁にあるだろうから、日本人とフィリピン人、更に言えば、生活水準が全く違うもの同士のミスコミュニケーションというのは、前提としなければならない。

こういったことを踏まえると、わざわざ買い物を依頼するメリットというのは、感じなくなってしまう。

そして、最後に掃除だが、こちらもルームクリーニングの業者を都度頼むことができるので、別にわざわざ何でもできるメイドに来てもらう理由がない。

最もセブにおいてメイドというのは、専門的なプロフェッショナルというよりは、何でも屋的なところがあるのでメイド=家事の達人というわけでもない。

とはいえ、別に生活全般を担当してもらう必要もなく、一応メイド部屋のついているコンドミニアムではあるものの、人に住みこまれても、気持ちが落ち着かないので、雇うとしても通いで来てもらおうと思っていたが、それすらも必要ないという結論に至った。


メイドを雇う気苦労

フィリピン在住の日本人の友人たちに聞いても、メイドを雇ったり、ベビーシッターに住み込みで来てもらっている人もいるが、必ず耳にするのが、トラブルや不満についての話。

例えば、マカティに住んでいた時に聞いた話では、ある時期に奥さんのネックレスがなくなり、家中を探しても見つからなかったのだが、数ヶ月後にたまたま奥さんの故郷の島に戻った時に、その当時に雇っていたメイドとばったり遭遇し、そのメイドが奥さんが所有していたネックレスを身に付けていたという事件があったという。

この時の件に関しては、その場でメイドがネックレスを自主的に返還したということで、そこから更にこじれて泥沼化するようなことはなかったというが、これはフィリピン人同士の話であって、もし日本人の雇い主がこういった現場に遭遇して、同じように素直に返還されるかどうかということは、確証を持てない。

このケースは、旦那さんが日本人で、奥さんがフィリピン人のケースだが、やはり日本人夫婦であるとか、あるいは日本人の単身者が、フィリピン人のメイドを雇う場合には、文化的な摩擦もあり、更に言えばメイド側が相手を金持ちと見て、多少の不正は当然の権利のように、勘違いをしているケースもあるという。

そう考えてみると、メイドを雇うにも、最初から数年単位で来てもらうということを考えるよりは、とりあえず試してみて、問題がなければそのまま継続してもらうという意識が必要になる。

実際に私は、フィリピン人のメイドを雇ったことがないので、どのくらいのクオリティなのかということは何とも言えない。

日本人のバイトよりもマシなのか、あるいは日本人で言えば、SOHOやクラウドワーカーと呼ばれるような人達ぐらいのレベルで無責任なのか、という辺りは何とも言えないところだが、正直なところ雇う側のストレスというものも当然ながらあるわけで、これは以前に数多くのSOHOさんに仕事を依頼して、うんざりするほど身に染みたところ。

そうなってくると、数ヶ月のセブ島滞在であれば、わざわざメイドを雇って苦労をするよりも、それぞれの家事を専門の業者に分担してもらい、都度お金を払う方が、遥かに気楽ということになる。

この場合であれば、駄目な業者は切れば済む話しだし、実際洗濯をしてくれるランドリー業者に関しては、洗濯はされているものの、乾燥していない状態で戻ってくるという意味不明なことがあったので、今後同じことが起こるようであれば、その業者ではなく他のところを使う予定。

食事に関して言えば、レストランを変えればいいだけの話だし、ここら辺は非常に柔軟な対応をしやすい。

こういったことを考えると、わざわざメイドを雇うことに固執するよりは、それ以外の方法で、フィリピンの人件費の安さを享受するということを選択肢として考えるのも、十分に妥当ではないかという風に感じた。



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執筆者、伊田武蔵
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