海外で病院に行った時の支払いの話



私はこれまでに、マレーシアとフィリピン、そして中国の病院に行ったことがある。

これはそれぞれに特徴があるし、さらに人から話を聞く限り、国によって支払方法もさまざまなので、その辺について少しお話ししたいと思う。

まず、マレーシアで行ったのは、外国人向けの病院で、痛風らしき症状が左足に出たので、その為に病院へ行った。

特に予約をして行ったわけではなく、左足がもうすでに地面につけられないほど痛みを発していたので、右足だけで飛び跳ねて歩くような感じになっていた。

すると病院の前で、私に気付いたスタッフの人がすぐに車いすを持ってきて、そのまま病室に運んでくれた。

その前に受付でパスポートを見せておくという流れは必要。

そのまま診察や注射を打ってもらって、一通りの診察等を終えて、それから受付で会計を行って帰った。

何度かマレーシアでは病院に行ったが、常にこのような流れ。

フィリピンの場合には少し事情が違って、受付はあくまでも受付のみを行っていて、支払いはまた別の場所になる。

フィリピンにおいても外国人向き病院の場合は、パスポートや、あるいはアイカードと呼ばれる身分証明書が必要。

これを見せて診察や治療を受けて、そして薬は、病院の中に処方箋を持っていく場所があるのでそちらで受け取って、会計は会計で別の場所で受け取ることになる。

会計を済ませる前は、リストバンドを付けられるので、どうやらそれで見分けているらしい。

中国においては、これらの国とは全く違い、前払い制を取っている。

どうやら、支払いができないとか、支払わずに逃げる患者が圧倒的に多いというモラル面であったり、経済面の事情が大きかったらしい。

私は顔面の負傷によって行ったのだが、本来であれば縫わなければいけないような傷を、ただ単に消毒をするだけで、適当に包帯を巻くだけという処置だった。

事実、3日後に他の病院に行ったところ、なぜ縫わなかったのかと質問をされるぐらいだった。

正直なところ、保健室の先生とか小さな子供を持っている親のレベルの処置しか受けていないが、料金も150円ほどだったので、特殊すぎてもはや何も言えないというレベルになっている。

こういったアジアでは日本に近いシステムを取っていることが多いのに対して、アメリカ等の一部の国によっては、支払いがそれぞれ医師や薬局、病院等から別々に請求されるので、煩雑な手続きが強いられることもあるという。

さらに一部の海外の病院においては、事前に予約をしておかないと診察をしてくれないとか、そういった話も聞くので、かなり厄介なことになる。

また各国で、医師に関しては、基本的に英語が通じるのに対して、それ以外のスタッフが、英語が話せないということはある。

これは例えばドイツの場合であれば、医療従事者以外については、英語でのコミュニケーションは出来ないと思っておいた方がいいという話を聞いた。

あるいはアメリカにおいて、診察をする前に、自分の体のこれまでの状況であるとか、あるいは病気やアレルギー情報を全て伝えておかないと治療をしてくれず、明らかに体調が悪いのに、そのまま病院から放り出されたという話も聞いている。

アメリカというのは訴訟社会なので、事前にこういったリスクというのも全て根掘り葉掘り聞いておかないと、医師や病院側が訴えられる危険があるという配慮なのだと思うが、やはり日本人が思うような人命第一の考え方とは全く相容れないので、命の重みというのはたとえ先進国であっても国によって異なるということが窺える。

日本にいる時のように、体調を崩していれば、相手も少しは譲歩してくれるだろうという思いは禁物なので、その点はご注意をしていただければと思う。


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