クロアチアが長期滞在先としてヨーロッパでも特別であるたった1つの理由



ヨーロッパで長期滞在を考える際、
クロアチアはジョーカーのような特別なカードとなる。

ただし、期間限定である点には注意されたい。



例年のヨーロッパ3ヶ月の旅の中で、
スロベニアとハンガリーの間でクロアチアを訪れた。

この時には、私自身も詳しいことは知らず、
単なる移動ルートの途中というぐらいの気分だった。

アドリア海沿岸を南下していく過程で、
トリエステ(イタリア)、ピラン(スロベニア)に続き、
ポレッチやロビーニ、プーラ、リエカといったクロアチアの街がある。

さらに南に進めば、スプリットやドブロヴニクも。

そんなわけで大きな期待もなく訪れた国だったが、
思いの外居心地が良かった。

食事は美味しいし、アドリア海も美しい。

ベネツィアは海がきれいだった印象がないが、
ポレッチのあたりは土壌が石灰質で、
そこで濾過された水が海に染み出るために
水の透明度がとても高い。


そんな美しい海と小さな森、
程よくガーデニングの行き届いた戸建て住宅が並ぶ街に魅了され、
3ヶ月の旅のうちの3週間をポレッチで過ごしてしまった。

ザグレブにも足を運んだので、
クロアチアで1ヶ月以上を過ごしたことになる。

今回は長期滞在を目的に行ったわけではなく、
あくまで旅程の中の一部という位置づけだった。


それぞれの国で将来的な移住の可能性を探るため、
治安や物価・生活費、外国人への扱い、
英語が通じるかどうか等はチェックしていたが、
それはこの国に限ったことではない。

そして、今回の旅の中で感じたのは、
居心地という面ではヨーロッパの中でも
上位にランクインするレベルということ。

これは旅先というよりも、
あくまで住み心地という観点から評価した場合。

でなければ、ハンガリーの日程を圧迫するほど
クロアチアに長く滞在することはなかった。



ただし、これだけでは住みたい国を見つけただけに過ぎない。

この段階では、はっきり言えば子供の描く夢のレベル。

あの国に住みたい、と願うのは勝手だが、
現実に落とし込む際にはビザの条件等を考える必要がある。

そして、この段階で多くの願いがふるいにかけられ、
夢に破れていくことになる。


では、クロアチアの長期滞在を考えた場合、
ビザの条件はどうなのか?

観光目的ということで入国すれば、
90日まではビザは不要。

一見すると、
ヨーロッパでは一般的な規定に見える。


しかし、その実態は違う。

ヨーロッパのほとんどの国が加盟しているシェンゲン協定に
クロアチアは入っていないという点において。


シェンゲン協定加盟国の場合、
すべての国の通算で半年のうち90日以内と制限されている。

つまり、スペインに滞在しても、
ドイツやフランスにいても、
ルクセンブルクで過ごしても
滞在日数のカウントが0に戻されることはなく、
1つの国と同じ扱いを受ける。

しかし、クロアチアはシェンゲン協定非加盟のため、
この影響を全く受けない。



たとえば、ヨーロッパに長期滞在しようと思った場合、
クロアチアに90日以内の滞在をして、
そこから陸続きのハンガリーやスロベニア等に移ったり、
飛行機で別の国に飛んでから
シェンゲン協定加盟国でさらに90日過ごせる。

つまり合計で180日の滞在が可能。

ここにイギリスを絡めたりすれば、
さらに延長することも可能。

クロアチア、シェンゲン協定加盟国、イギリスと渡り、
そこからクロアチアに戻ってくることもできる。



これはいつまでも可能なことではなく、
クロアチアがシェンゲン協定に加盟するまでの
期間限定で行える方法。

いずれ加盟することは確実視されているし、
それは何年も先のことではないかもしれない。

そうなると、
クロアチアも居心地の良さはあるものの、
ヨーロッパの多くの国と長期滞在の条件が変わらなくなってしまう。

残念ながらそれも間もなくのことと考えておいた方がいいのだろう。

できれば来年までは今の状態を保ってほしい。

現状が維持されれば、
春から秋にかけてヨーロッパに
半年弱の滞在をすることも考えているので。

その計画も、
クロアチアのビザの状況が変わってしまうと
見直さざるを得なくなってしまうため、
個人的には重要な問題となっている。



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執筆者、伊田武蔵
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