クロアチア移住の可能性を探る4都市の旅




クロアチアに移住する場合、
本格的に住むにはビザが当然必要だが、
90日以内の滞在ならビザなしで可能。

しかもシェンゲン協定の加盟していない国なので、
近隣のスロベニア・イタリア・ハンガリー等とは
別カウントとなる。

ヨーロッパの大部分の国の場合、
シェンゲン協定を実施しているために
合計で半年の間90日以内という日数が上限。

しかし、クロアチアは別に計算できるため、
たとえばローマで90日過ごし、
その後陸路や空路でザグレブに移動して90日ということも可能。

さらに、そこからトルコ等の近くの国で10日ほど過ごした後、
再びシェンゲン協定圏の国に入ることも理論上は可能。

実際にはイミグレであやしまれて
入国拒否される可能性は否定出来ないが、
少なくとも理屈の上ではこのようなことができる。


順序を変えれば、
先にザグレブ等のクロアチアの街で過ごし、
その後近隣諸国で3ヶ月ちょっとを過ごして
再び戻ってくることも可能。

ビザなしでも変則的な暮らしであれば送ることができる。

もっとも、シェンゲン協定への加盟は時間の問題だろうから、
この方式が通用するのもそう長い期間ではないだろう。


今回はクロアチアを移住先候補として視察するため、
ザグレブ、リエカ、プーラ・ポレッチを訪れた。

正確には途中でロビーニョにも立ち寄ったが、
数時間の滞在だったので割愛する。


ザグレブを除けば、
リエカ、プーラ・ポレッチはどこもアドリア海沿岸の街。

美しい海に恵まれているものの、
プーラは造船の盛んなエリアであるため、
海沿いの景観はお世辞にも良いとは言えなかった。


住むということを考えると、
首都ザグレブとポレッチが有力候補。

まず治安という面で見た時、
クロアチアは特に大きな問題を抱えた国ではない。

ヨーロッパの中でも、
ロンドンやパリよりも安全な印象を受けた。

特にポレッチは小さな街であることもあり、
3週間ほど滞在しても身の危険を感じることもなく、
リラックスして過ごせた。

ホテルの少ない街であることもあり、
ホテルアパートメントを借りて暮らしていたが、
現地の人の住まいで過ごすことになるため、
ますます移住を意識した。


ポレッチはアドリア海と小さな森、
こじんまりした旧市街のある街で、
3ヶ月程度なら快適に暮らせるだろう。

実際、3週間程度では飽きることもなく、
名残惜しい気持ちで去ることになった。

ただし、3ヶ月を超えるロングステイとなると、
食事の面で難が出てくるかもしれない。

クロアチアに限らず、
アドリア海沿岸の街、
たとえばスロベニアのピランやイタリアのトリエステは
基本的にレストランのメニューがワンパターン。

ピザもパスタも肉料理も魚料理も、
どこも似たようなメニューを提供する傾向にある。

日本人に馴染み深いところだと、
イワシのグリル。

ポルトガルもイワシで有名だが、
アドリア海の街の方がこぶりなイワシを提供している。

他にも魚ならシーバスやマクウェル、イカ、
さらにムール貝等の似たようなメニューが
どの街のレストランでも並んでいる。

料理人は転職しやすそうだが、
日常的に通うとさすがに飽きてくるだろう。

リゾットも充実しているので
米を食べたいという気持ちは見たせるが、
全体的にメニューが重いのも問題。

同じ海外生活でも、
アジアで暮らすのとはやはり胃腸の負担が変わってくる。


そうなると、本格的に移住するというより、
ポレッチは3ヶ月を目安にロングステイが妥当と思われる。


では、ザグレブはどうか?

こちらも首都として考えると小さな町で、
基本的な観光スポットなら歩いてまわれる規模。

フランクフルトやマドリッドのような規模ではないし、
ブダペストやプラハと比べても小さい。

街の規模の大小は、
それぞれ一長一短なので移住先としては
どちらがいいということはない。

事実、私はマカティやセブ等の海外都市で暮らしてきたが、
巨大な街もあれば小さな街もあった。

そして、どちらが特に優れているとは感じていない。



ザグレブがポレッチより優れている点は、
やはり洗練されたレストランやバーが多かったり、
ショッピングにおいて多様性があるといったところだろう。

もっとも、買い物に興味のない私には
あまり大きな魅力があるようには映らない。

むしろ自然の多いポレッチに惹かれる部分が大きい。


ザグレブを他のヨーロッパの首都や大都市と比較した場合、
強みはクロアチアがシェンゲン協定に未加入なことで、
ビザなし滞在の条件が優れていることぐらい。

それ以外については、特に優位性を感じることはなかった。

もっとも、大きく劣っているというわけではなかったが。



そんなわけで、
今後のクロアチア移住の可能性を考えた場合、
もっとも有力な街はザグレブでもドブロブニクでもなく、
一般には無名なポレッチ。

海を眺めたり、森に入ったり、
ほどよくガーデニングがなされた戸建てエリアを歩きながら、
ちょっとした田舎暮らしをするのに最適な場所。

派手さを求めて行く場所ではなく、
静かにバランスの取れた生活を送るのに絶好の場所。

しかし、本格的に住むというよりは、
ビザなし滞在可能な90日以内という期間を
上手に活用するのがよさそう。

もちろん近隣諸国の滞在もうまくつなげることで、
無駄にアジアとの長距離フライトを頻繁にしない流れを作りながら。


この点については、
視察が終わったばかりだが
来年に実行するかもしれないし、
他の国の状況次第では見送り。

とは言え、クロアチアは移住というより
現在のホテル暮らしの延長線上で面白い選択肢となった。



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執筆者、伊田武蔵
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