2度と行きたくないスワロフスキー・クリスタルワールド【インスブルック】




世界にはがっかりスポットが少なからずあるもので、
インスブルックにあるスワロフスキー・クリスタルワールドは
まさにそのものだった。

アルプスをのぞむチロル地方のこの街は、
旧市街もコンパクトで十分に歩いて周れる。

そしてスワロフスキーの本店があることでも知られる街。


今回はミュンヘンからやって来たが、
黄金の小屋根やアンブラス城、宮廷教会、
チロル民族博物館、チロル州立博物館等を見た後、
郊外のスワロフスキー・クリスタルワールドに行くことにした。

こちらはバスで30分ほどかかるが、
シャトルバスが出ている。

この街を観光で周るのに便利なインスブルック・カードがあると
シャトルバスも入場料も無料になる。

そしてインスブルック・カードを買った時にもらった資料によると、
シャトルバスは1日5便。

元々は4便だったのが、
急ごしらえの形で修正されていた。





中央駅を16時40分に発つ最終便に乗ることにしたが、
どこに泊まるのか分からない。

中央駅地下にあるインフォメーションセンターに行くと、
駅のメインの出口を出て左手という。

行ってみると、20メートルほど先にバスが止まっていた。

その前にはバス停も設置されており、
かなり分かりやすい。





出発まで5分ほどに迫った段階で、
ドライバーがどこからともなくやって来た。

乗り込む時にインスブルック・カードを提示するが、
このシャトルバスは珍しく裏面の日付けもチェックしていた。

街を走るSIGHTSEERバスはノーチェックだったが、
こちらが本来の対応なのだろう。


あとはバスに揺られること30分弱で
スワロフスキー・クリスタルワールドに到着。

どうも呼称が安定していないようで、
ミュージアムと表記されていたり、
クリスタルギャラリーと書かれていることも。


目的地が近づいてくると、
アルプスの自然が車窓から堪能できる。

逆に言うと、道の大半はそうでもない。

そもそも高速道路の壁しか見えなかったりするため、
景色を楽しむにはいまいち不向き。



到着すると、人がごった返していた。

特に団体客の入り口は人で溢れかえっている。

個人の方はそうでもなかったため、
スワロフスキー・クリスタルワールドは団体客中心の印象だった。



入り口にはモアイ像のような特徴的な顔が。



これはスワロフスキー・クリスタルワールドの代名詞にもなっているようで、
パンフレット等にも印刷されている









そして中に入ると様々な展示物があるのだが、
そんなことよりも不安が的中。

元々悪い噂は聞いていたが、
インド人の団体客でごった返していて、
マナーも何もない。

いちいち次の部屋へは厚手のカーテンで仕切られているが、
付近をインド人がふさいで記念撮影をしているのはデフォルト。

狭い場所で撮影に夢中になり、
後ろを確認せずに下がってきてぶつかられたり。

1つのインド人団体客をやり過ごしても、
次の団体客がいるだけというループだった。


マレーシアに住んでいた時にも彼らにはうんざりしていたが、
オーストリアのチロル地方に来てまでこんな目に遭うとは・・・。

結局、私が訪れたタイミングでは
来場者の8割強はインド人らしかった。

結局のんびり鑑賞することもできず、
インスブルックののんびりした雰囲気から一転、
不快さに満たされたカオスのような空間から出たくて、
足早に出口を目指すことに。














展示スペースが終わると、
商品を購入することができるスペースがあった。

















17時8分にスワロフスキー・クリスタルワールドに到着したので、
中央駅行きの次のシャトルバスは17時35分と19時5分の二択。

当初は19時の便の予定だった。

しかし大幅に足を早めて17時35分の便で帰ることにした。

これ以上長居したい場所ではない。

結局、30分にも満たない滞在時間だったが、
十分すぎるほどにうんざりした。



スワロフスキーのブランド力が新興国に届いているのは
アジア各国での店舗展開を見ても一目瞭然。

クリスタルの輝きというわかりやすさが
中国やインドで受けそうなことも予想できる。

ただ、仮にも世界的に展開しているブランドの
本店がある街で展開しているクリスタルワールドが
ここまでインド系一色に染まっているのもどうかと思う。

マナーが悪いことで有名な彼らを主要顧客にすれば、
当然ながら評判は下がる。

実際、tripadvisor等でもマイナスの評価が付いてしまっている。


あれだけ団体客にかたよっているということは、
旅行代理店等へのアプローチもしているものと思われるが、
顧客の属性を選ぶことを大事にしておかないと
ブランドイメージは簡単に下がってしまう。

とは言え、スワロフスキーのブランドの場合、
商品の性質上急激にイメージが低下するというより、
じわじわ時間をかけて下がるのだろう。

そして、徐々に鼻で笑われるような過去のブランドに成り下がっても、
当面は商業上の成功は収め続けられるものと思われる。

一部の新興国に特化することで売上が立つのは、
経営側がよく分かっていることだろう。

ただ、個人的にはそのような方向に行くのは残念だし、
スワロフスキーのポテンシャルを考えるともったいない気がする。

何にしても、クリスタルワールドにはもう行きたくない。


中央駅に戻ってからは、
die Wilderinで食事を済ませてからホテルへ。

充実した1日だったはずなのだが、
なんだか最後の最後のところで後味の悪さが残ってしまった。



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執筆者、伊田武蔵
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