ダナンからハノイのホテルまでの長い道のり


12時のチェックアウトの時間が迫ってきてたので、9階の部屋を出てスーツケースを持ってフロントへとエレベーターで降りた。

チェックアウトはあっという間に終わり、スーツケースを預けてランチを食べにミーケビーチのほうに歩いていくことにした。

近くにはシーフード料理の店があるので、そこで何か適当に食べてから砂浜で昼寝でもしようと思っていた。

ハノイ行きのジェットスターの航空便は午後3時過ぎの出発だったので、まだだいぶ時間があった。

ちなみにダナンのホテルのあたりから空港まで何分かかるかということをフロントで聞いてみたら、レセプションの人が言うには約10分で着くということ。

地図を見てもそのくらいの距離だし、前日の市内の様子を思い浮かべても、深刻な渋滞がありそうではない。

この辺は時間が読みやすく、30分で空港まで行けるのか、あるいは3時間かかるかわからないジャカルタとは大きな違い。

しばしミーケビーチでデッキチェアに寝そべってパラソルの下で昼寝をした後に、一度ホテルに戻ってスーツケースを受け取ってからタクシーを呼んでもらった。

そして空港まで走って10分ほど。

ここまでは特に問題が起こることもなく、ホーチミンのベトジェットのようにチケットカウンターで時間がかかることもなく、すいすいと何の問題もなくジェットスターの機内に乗り込んだが15分ほど出発が遅れているようだった。

とはいえ大きな遅れもなくハノイに到着し、タクシーを拾うことにした。

ハノイ空港から市内に行くにはタクシーを使ったのだが、ちょっとしたカオスとも言える状態で、ベトナムの手際の悪さとか、順番を守るという意識の欠落が見事にあらわれていた。

タクシースタンドがあって、そこにタクシーが列をなしているのだが、前の車がはけるまでは後ろの車に交渉しても断られる。

タクシー運転手同士の規律というか、暗黙のルールというものがあるのだろう。

とはいえ、3台くらいしか乗客が交渉できる位置には来ないうえ、一部のタクシー運転手は料金をふっかけてくるので、乗客がそれを断ると別の乗客がくるまで場所を譲らず、結果として次のタクシーがやってこない。

これは他の運転手にとっても乗客にとっても迷惑極まりないことだが、こういったことが平然と行われてる。

また明らかに先に待っていた乗客を無視して、運転手が別の客と交渉を始めたりするのでここらへんもかなりカオスな状態。

自分から積極的に行かなければいつまでたっても交渉もできない状態になっていた。

順番が回ってきたので白い車のタクシードライバーと交渉したところ、メーターではなく定額料金だといって、明らかに過剰な請求をしてきたので、それ以上交渉することはなく無視して、ピナサンタクシーを待つことにした。

結局5分以上かかったが無事にピナサンタクシーに乗り込むことができ、そこからは特に問題なく進むかと思いきや、そもそもハノイの空港が市内から大分距離が離れているうえ、ちょっとした渋滞に巻き込まれて、なんだか妙に長い道のりになってしまった。

しかも今回泊まっていたホテルが細い路地を入ったところにあったため、すぐ近くで降ろされこの路地を入ったところにあるといわれた。

その路地がまた入り組んでいて、別の方向に行ってしまい、だんだんとバックパッカーのホステルとかレストランが増えてきて、別の大通りに出たのだが、なぜかそこでしつこく、しかも妙になれなれしくたまたま通りかかった見知らぬタクシーの運転手が話しかけてくる。

無視して背を向けていたら、道端で屋台のおばさんが何か呼んでいるというようなジェスチャーをしてくるし、この人と人との距離感の妙な近さがベトナム人の特徴の一つというのはホーチミンに来たときから感じていたが、個人的にはあまり好みではない。

ここら辺は中国文化圏の影響を感じるところで、最後まで慣れることはできなかった。

結局来た道を行きつ戻りつしている間にホテルは見付かりチェックインできたのだが、ここでもまたちょっとした問題が待ち構えていた。


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