断捨離を徹底的に実践したら住む部屋もなくなった


荷物をスーツケースと手持ちの鞄一つでまとめられるようになってから、どのように断捨離を実践したのかとか、コツがあるのかという質問を受けるようになった。

私の場合は、住む部屋さえも取り払ってしまったので、かなりインパクトが強く見えるらしい。

もともと私が初めて断捨離を実践したのは、日本からマレーシアに移住する時だった。

海外への荷物の配送というのは、トラブルが多く、事実同じ町に移住してきた友人に聞いても、13個送った段ボールの中で、無事だったのは2つだけ。

1つについては、段ボールに入れて送ったのにもかかわらず、なぜか全く別の袋に入って届いたという。

もちろん期限が送れるとか、そういったことは当たり前。

こういったトラブルが面倒だったのと、マレーシアの場合は、部屋がフルファーニッシュの場合、家具や家電が付いているので、わざわざ自分で持ち込む必要がない。

ということで、日本にいる間に、最初に断捨離を実践して、部屋に余計なものを持ち込まなくて済むようにした。

そしてこれは、飛行機の移動の際に、自力で持ち運べるだけに荷物をとどめることにした。

マレーシアでは、二つのコンドミニアムに住んだが、やはり暮らしている中で、だんだん物は増えていくし、当然服や靴も買っていたので、身の周りは当初に比べればごちゃごちゃしていたが、それでも引っ越しの際は通常の車で、1回だけで持ち運べる量だった。

そして二回目の大きな断捨離を実践したのは、マレーシアからフィリピンに移住した時、この時は飛行機の手荷物として持ち込める範囲内にしようと思い、服を中心に余計なものを捨てた。

服に関して言うと、だいたい8割ぐらいは捨てたし、靴についても1足を残して全てを捨ててしまった。

実践のコツとしては、毎日コツコツやるとか、週末に少しづつ取り組むのではなくて、ある日徹底的に取り組んで、それ以外の日はせいぜい余計なものを増やさないということを意識するぐらいで、小分けにしてやろうなんて思わないこと。

大きな作業は、小さく分けることで集中力が増すので、挫折しやすいという継続のコツのような一般論があるが、残念ながら断捨離の実践においては、これはマイナスに働く。

ものを捨てるというのは、執着心を手放すことでもあるし、少しずつやると感情がそのたびに乱れる。

余計な思いでに浸ったり、あるいはいつか使うことがあるのではないかと、再利用価値について思いを巡らせたり、そういったことで手が止まったり、いつまでも部屋の全体像を把握できなかったりするので、半日かけてでもいいので、決まった日に徹底的に物を捨ててしまった方が、結果的に効果は大きい。

私の場合は、移住という明確な期限があったので、そういったやり方を自然にしていたが、当然ながら移住直後に比べると、それ以降の生活で服を中心に、やはり新しいものを買っていくわけで、1年も経つとだいぶ状況が変わってくる。

これはマレーシアでもフィリピンでも同じこと。

しかしながら、ここでまた1つ転機が訪れた。

というのも、フィリピンではコンドミニアムを借りていたが、その部屋を契約期間満了後に引き払い、ホテル暮らしをすることにしたため。

しかも、特定のホテルにずっと住むわけではなくて、世界各国を観光ビザの範囲内で回りながら生活するため、服にしてもどんどん増やしていくということはできない。

今回は、一度断捨離を実践したら、それ以降は惰性に任せて、物を買っていいという事ではなく、当然ながら持てる荷物というのが限られた状態での暮らしに突入した。

服に関しては、寒いエリアに行く時は、厚手のジャケットとかコートを買って、また暖かいところに戻ってきたらそれを捨てるという生活。

基本的には体の負担も考えて、暖かい所に住むことを基本にしているし、カナダに行った時とか、あるいはまだ3月のブルガリアに行った時とか、そういった一部の例外を除けば、夏用の服で間に合うようになっている。

逆にそういったエリアに、コートを持ってきて運ぶというのは、あまりにもかさばるので、結局使い捨てのようになってしまう。

しかしながら、それ以外の部分では、余計なものがなくても、意外にどうにかなるし、ホテルというのは、基本的に必要なものが揃っているわけなので、断捨離を実践した状態で荷物を極小化して訪れても、生活に困ることはない。

日本に住んでいた時は、人並みに物があったし、部屋の中が閑散としていたわけでもなく、あくまでも一般的なレベルだった。

それが、海外に移住してから、自分の所有物というのは随分減った。

やはり大きかったのは、家具や家電を自己所有物としてではなくて、あくまでもコンドミニアムの付属品として、提供されるようになったこと。

これはホテルの暮らしにも引き継がれていて、当然ながらホテルの机とか、テレビとかベッドは自分のものではなく、ホテルの備品ということになる。

つまり私の断捨離の辿り着いた果てというのは、とにかく所有は減らして、お金を払って必要な時に利用をさせてもらうということ。

そしてこれができるようになったことで、住む部屋もどんどん変わり、滞在国も次々に変化していく。

それによって、五感は刺激を受けることができるので、仕事上のアイデアも浮かびやすくなったし、旅をしながら暮らすことで、生活の質というのも著しく上がった。

何しろ、旅行か仕事かという二択ではなくて、両方を併用できるわけなので、これは満足度は高い。

もし私が、まだ物に執着を持っていたなら、どこかの国に部屋をキープしておかなければいけなかったし、その為に維持費がかかるだけではなく、長期で開けていれば、電気が止められたりとか、そういったトラブルも頻発して、ストレスで胃がキリキリと痛むようなこともあったかもしれない。

しかし、余計なものを全て捨て去り、断捨離を実践した結果、住む部屋すらもいらなくなって、毎日目覚める場所も変わるようになった。

ホテルによって調度品も全然違うし、窓からの風景も異なる。

そういった環境で、生活をすることができるようになったのは、やはり過去の遺物ともいえるような身の周りのものを処分してしまったことが大きい。



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執筆者、伊田武蔵
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