シンガポールのDBS・UOB・OCBC銀行の口座開設が困難に



金融立国のシンガポールにおいて
口座開設のサポートをしている知人によると、
DBS・UOB・OCBC銀行の3行について口座を開くのが難しくなったらしい。

どうやら2013年から金融当局の規制が強化され、
労働ビザ等の居住証明が要求されるようになってしまった。

つまり、住んでいないと口座を開設できないということ。


世界的に見ても移住要件が厳しく、
億単位の資産がなければ住めない国なだけに、
このハードルはとても高い。



シンガポールのDBS・UOB・OCBC銀行と言えば、
それぞれ国際的な格付けも高い金融機関。

実は私も過去に口座開設を検討した時期がある。


直近で使う予定もなかったし、
あまり口座が増えすぎても管理が大変なので見送ったが、
ここでもチャンスはいつまでも待ってくれないことが
露呈することに。



今のところDBSやUOB銀行、OCBC銀行がないことで
特に不便はしていない。

その意味ではダメージがないものの、
改めて状況の変化の早さを感じた。

同じく金融立国にあるHSBC香港についても、
若干の波はあるとは言え、
基本的に口座開設は厳格化の方向に動いている。


オーストラリアのように突然銀行から断られることも。



いつまでも同じ仕組みが維持されるわけではない。

そんなことを改めて知らされる結果になった。


なお、シンガポールの銀行でも、
HSBCやシティバンク、スタンダード・チャータードであれば
問題ないらしい。

DBS銀行やUOB銀行、OCBC銀行といった
地元系はダメで、外資系なら大丈夫という話だった。



実際、HSBCシンガポールは片言の英語を使って
2013年3月に口座を開設してきた。

他国のHSBCと比較しても手続きは簡素で、
拍子抜けしてしまうほど。

もっと色々言われることを予想していたし、
私の英語力では断られることも覚悟していたので。



日本は金融において鎖国しているような状況で、
投資案件の情報さえも規制されている。

そうなると、シンガポールや香港のような
金融の発展した場所で投資をしたいと思うのは自然な流れ。

しかし、こうした流れに阻まれてチャンスを失っていくと、
ますます選択肢は狭くなってしまう。



日本側からも規制がかかって
海外送金が難しくなってきたりしているが、
相手の国の事情によって道が閉ざされることもある。

なかなか頭の痛い問題だ。



チャンスに見えるものを片っ端から試していたら、
時間も資産も到底足りない。

しかし、むやみにスルーすればチャンスを逸する。


実際、DBS・UOB・OCBC銀行の口座開設も
かつては簡単に行うことができた。

それが困難になってから、
初めてその価値に気づいても手遅れ。

今回のように大した重要性がなければいいが、
使い勝手の良さを後から認識しても後悔の種になるだけ。



結局、この問題への簡単な解決策があるわけでもないので、
投資家としてより多くの経験をするしかないし、
情報を集める以外にないのだろう。

そのためにわざわざジョホールバルやマニラに住んで
投資修行までしているわけだし。


ここまで来たら、
どっぷり首まで浸かってみるしかない。

その上で視野を広げる以外にはないらしい。



厳しくなる各国の口座開設


外国人の口座開設に対する態度が厳しくなっているのは、
シンガポールのDBS・UOB・OCBCばかりではない。

たとえば、HSBC香港。

これまでもたびたび語学力のない日本人への警戒を強めては、
なし崩し的に以前の水準まで戻ることを繰り返してきた。

通達を徹底させたい上層部の意向とは別に、
窓口の担当者はノルマを達成したい気持ちもあるため、
時間がたつと通達の順守があやふやになっていく。

しかし、締め付けが厳しくなっているのはたしかで、
通達がなされる頻度は上がり、
その後の効力も長引くようになった。


また、最近では海外の住所で日本人が申請すると、
口座開設を拒否されたり、保留になるケースが多いと
サポート会社の社長から聞いた。


新興国のフィリピンやマレーシアも、
国内のルールを厳格に守る方向にシフトしてきている。

マレーシアだと現地の会社で働いている場合等でないと
本来は口座を開設できない。

これはRHBでもメイバンクでも、他の銀行でも同じ。

しかし、実際は有力な紹介があれば話は別。

私もそのおかげで、
RHBは口座を持つことができた。

当初は10箇所以上の銀行を飛び込みで周っても
すべて断られたのに・・・。


フィリピンはビザ取得、不動産購入等がない限り、
居住者以外は口座開設が本来は不可。

ただし、担当者によっては同じ銀行でも
なぜか認められることも。

私の友人はセブのアヤラセンター前のHSBCフィリピンで
非居住者なのに口座を開くことができた。


とは言え、
手続きがゆるいフィリピンにおいても
口座開設については厳格な方針へと移行している。

時期によって要件が厳しくなったり、
再びゆるくなったりということもあるが、
現場での適当な采配も
徐々に影をひそめる傾向にある。

経済が発展していけばコンプライアンスも厳しくなるし、
さすがに銀行がいい加減なレギュレーションをするのが
許され続けることもないだろう。

他の業種と比べても、
銀行や金融は厳格な法令遵守が求められる業界。

そう考えると、今後ますます
日本人にとって海外に資産を移したり、
お金を動かすのは息苦しい状態になっていくのかもしれない。

何にしても、門戸が開いている内にチャンスをつかんでおかないと、
ますます入り口は狭くなってきている。

これはシンガポールの場合ばかりではないし、
DBS・UOB・OCBC銀行に限らない。

日本人が日本で口座を持つのとは意味が違うので、
いつチャンスが打ち切られるかわからないという緊張感は必須だろう。



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執筆者、伊田武蔵
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