人生のどん底から逆転して得られた予想外の結果


人生のどん底がどこだったのかと考えると、
迷いもなくある2年間が思い浮かぶ。

一応はそこから逆転することができたが、
暗黒の期間だった。



私にとってどん底だったのは、
サラリーマンとしてパワハラ・ブラック企業・リストラの
三重苦を味わった時期だった。

まず、初めて入社した会社で配置された課の直属の上司は、
悪評の絶えない人物であることが少したってから分かった。

パワハラによってこれまでに何人も新入社員を潰し、
結果として常に人が不足する悪循環が生まれていた。


その上司が門番のように新人を潰していくため、
部署の人手は足りない。

そこで新しく募集して入ってきても、
そのたびに同じことが起こる。

そして、私が入社して1年以上誰も入ってこなかったので、
ひたすら単独の攻撃対象となった。



毎日1時間以上の恫喝は当たり前。

時には1日の合計で3時間に及ぶこともあった。

人生のどん底と呼ぶにはふさわしかっただろうと今でも思うし、
おかげで体重は50キロを危うく切り掛けるほど
味覚や胃腸がおかしくなった。


その会社が違法スレスレの手法で営業している
ブラック企業であることも後に分かった。

その業界では特殊な法律があり、
ルールのギリギリを常に狙っていく手法を取っていたのだが、
実質的にアウトな面が多かった。



もうサラリーマンとして生きて行きたくなかった反面、
辞めてもできることはなかった。

次の就職先を探すにしても、
すぐに退職すれば再就職先を見つけるのに不利になる。

仕方なく会社に出勤し続けるしかなかった。



そんな人生から抜けだそうと思い、最初は資格をとった。

別に人生逆転とかそういうことではなく、
せせこましく勤務歴の短さを資格で補おうと。

再就職先探しを前提にした行動だった。


おかげでビジネス実務法務検定と日商簿記で
それぞれ2級を取得することができた。

特に役には立たなかったが・・・。



どん底の人生から逆転するには、
もうサラリーマンであることを辞めたかった。

独立して個人としてやっていきたいという思いを実現するため、
副業を始めてみることにした。


学生時代に週末起業の本を読んだことはあったが、
特に何をしようという構想もなく、
自分の中に可能性も見つからず、
とにかく本屋をウロウロしてみた。


その中で見つけた本からヒントを得て副業を始めたが、
いきなり上手くいくはずもない。

その本ではブログを作って広告を載せれば
収入が得られるという話だったが、
そもそもブログが何かも知らなかったので。



結局、会社に行けば人生のどん底を味わい、
帰宅後や休日は逆転を目指して副業に打ち込む日々が続いた。

機械音痴がパソコンを使って起業するというのも皮肉だが、
元手となる資金もなかった私には他に選択肢がなかった。

経験もスキルもコネも資金もなければ、
新しく0からスタートするしかない。



それでも1年を過ぎた時には
利益ベースで月に12万円以上稼げるようになった。

これで退職も視野に入ってきたと思っていた矢先、
その日付けでリストラされた。


思いがけないタイミングだったが、
これをきっかけに人生のどん底からは抜け出せたし、
独立する決意もできた。

副業の期間は下積みのような感じだったが、
すでにコツをつかんでいたのでそこからは早かった。


パワハラで苦しめられた上司の給料を抜き、
役員たちの収入も超えた。

とりあえずどん底からは脱することができた。



そして、3年近くが過ぎた。

収入は安定していたし、退屈になってくることに。

そこで気まぐれにマレーシアに移住してみることにした。


理由は面白そうとういだけの単純なもので、
特に狙いがあったわけではない。

海外進出をしようとか、そういった目論見もなかった。

何しろ私は日本語しかできないし、
海外の市場を狙う必然性もない。

余計なことをしないのも、賢く生きる術だと思っている。



それでも海外生活は刺激的で面白かったし、
その後は下見なしでフィリピンにも移住した。

2年足らずで20以上の海外の都市を旅したり、
自由な人生を送れるようになった。


どん底だったサラリーマン時代に比べると、
それなりに人生において逆転できたと思う。

あの頃の上司は今でも安月給で働きながら、
新人に当たり散らすことをアイデンティティにしているのだろう。

その上の役職者も、
役員と猛獣のような部下(私の直属だった上司)に挟まれ、
ビクビクしながら生きているのだろう。



そう考えると、ストレスなしで暮らせるようになり、
自由に各地を周れる人生を送るには
あの会社でのキャリアの延長線にはなかった。

今のような人生を送るには、
どうしたってレールから外れる以外に方法がない。

あの頃にはここまでの逆転劇を望んでいたわけではなく、
生活苦にならない程度に稼いでいければいいぐらいに思っていた。


それが30代でマレーシアやフィリピンの永住権を取ったり、
色々な国を用もないのに巡ったりできるとは
人生の展開というのは予想もつかないものだとつくづく感じる。



いわゆるキャリアパスというものを
学生時代にしっかり考えるのは困難な話。

そもそも人生経験が足りていないわけで、
適切な判断ができるとは思えない。


そう考えると、
いつでも舵を切れる判断の柔軟さやフットワークの軽さを
持っている人の方が強いのではないかと。

急に方向転換ができれば、
どん底からの逆転だって十分にありえる話。



逆に大手企業に就職したりして、
一見するとエリートに見えている人の方が大変なのかもしれない。

海外で暮らしていると、
エリート意識に凝り固まった駐在員を見かけることがある。

手当もつくので国内勤務のサラリーマンよりも
待遇としては手厚くなっている上、
新興国ならなおさら高給取りという位置付けになる。

それで調子に乗ってしまうと、
もはやレールから外れることはできなくなる。


しかし、そのレールの先が崖からの転落なんていうのは
今では珍しくもないこと。


そうなる前に現状の危険に気付ける人というのは、
ある意味ラッキーなのかもしれない。



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執筆者、伊田武蔵
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