グッゲンハイム美術館に行ってきたが、がっかりだった




ニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れた後ついでだったので、近くのグッゲンハイム美術館に行ってみた。

こちらもセントラルパークにほど近く、5番街のところにある。

この日、メトロポリタン美術館に行った段階で、すでに雨が降っていたが、この時はそこまで寒い感じはしなかった。

しかしながら、このグッゲンハイム美術館に行く時になると、もう相当に冷えていて、おそらく気温も10度を下回っていたのではないかと思う。

更に風も強いし、雨も降っているということで、天気に関しては最悪だった。

簡単に入ることができるのだろうと思っていたら、このかたつむり状の建物の外には、行列がずらっと並んでいて、最初は30〜40人かと思いきや、角を曲がっても更に列が続いていて、結局70〜80人は並んでいたのではないかと思う。

正直なところ、これだけ寒い中並んで、見る価値のある美術館であるのかどうかということは疑わしかったが、今回せっかくニューヨークに来ているということもあって、そのままホテルに戻るのも勿体ない気がしたし、かと言って雨の中それ以外のところをあえて探し回るのも面倒だったので、仕方がなく並ぶことにした。

ちょうど目の前には日本人のカップルが並んでいて、日本語で会話をしているのが奇妙な感じがしたが、ニューヨークに関しては日本人観光客というのも、当然ながら多いので、こういったこともしばしば遭遇する。

そして、10分から15分ほど並んで、ようやく中に入ることができた。

とにかく美術館の中に入ることができた時は、寒さから解放されたということがあって、絵が見れる喜びとかそういったものよりも、単純に生理的な機能として、暖かさを得ることができたということがうれしかった。

そしてそこからまたチケットを買うために並んで、ようやく中に入ることが許された。

このグッゲンハイム美術館は、らせん状に坂道が続いていくような形で、上って行くことができる。

メトロポリタン美術館であるとか、大英博物館のように、あちらこちらに無尽蔵に道が続いていて、どこが順路なのか全くわからず、結果的に色々なところを見落としてしまう構造に比べると、かなり利便性が高いと言える。

ちなみに、途中で写真を撮ってはいけないらしく、この点は係員がかなり頻繁にあちこちで注意をしていた。

というよりも、そんなことは係員にやらせるよりも並んでいる時に、自動の音声のテープで流しておけばいいのではないかという気がしたし、欧米の場合、係員の注意する態度というのもかなり高圧的だったりするので、気分を害することも多く、そこら辺はもう少し運用を考えた方がいいのではないかという風に感じた。

グッゲンハイム美術館に関して言うと、展示物は現代アートが多く、正直なところ何がいいのかよくわからないものも多かったし、逆に近代の絵画に関しては、非常に数が少なかった。

というよりも、展示物そのものが少なく、すぐ近くにあるメトロポリタン美術館に比べると、非常に見劣りをするという印象。

メトロポリタン美術館の入館料が25ドル。

そして、グッゲンハイム美術館が22ドルということを考えると、明らかに費用対効果が違いすぎる。

これはどちらかというと、メトロポリタン美術館が異常であるとも言えるが、すぐそばにあるだけに、グッゲンハイム美術館があまりにも劣ってみえてしまうということがあった。

こちらに関しては、一度来れば十分という印象なので、今後来ることはないのではないかと思う。



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執筆者、伊田武蔵
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