HSBC香港の口座を閉鎖された人から話を聞いてきた




先日、投資仲間が連れてきた人から、HSBC香港の口座閉鎖の体験談を聞くことができたので、簡単にここでは内容をシェアしておこうかと思う。

簡単な経緯から言うと、5年ほど前に香港を訪れた時に、海外に資産を分散したいと思い、友人たちと3人でサポート業者に口座開設を頼み、HSBCの口座を開いたのが、事の始まりだった。

しかしながら、英語を滞りなく使えるわけでもなく、業者も口座開設後のサポートはしてくれなかった為、実質的に休眠口座状態になっていたという。

当初は、100万香港ドルの最低預金額を入れるのではなくて、後日送金する予定だったが、あまり使わないこともあって、そのままうやむやにしていたところ、いつの間にか口座維持管理手数料が引かれていたため、残高がマイナスになってしまっていたらしい。

もっとも口座閉鎖に至るまで、何の連絡もなかったわけではないのだろうが、英語で送られてくるレターを読むこともなく、封筒が届いても、そのまま封は切るものの読めないということだけ確認にして、捨ててしまっていたので、結局気付かないまま、残高がマイナスになっていて、いつの間にかHSBC香港の口座が閉鎖されてしまっていたということだった。

この人の話というのは、ある意味で言うと典型的なパターンで、日本人の場合海外投資や資産分散の第一歩として、HSBC香港に口座を開設するということは多いし、実際私自身も重宝している。

しかしその一方で、扱いきることができずに、結局そのまま放置してしまったり、あるいはネットバンキングが、何らかの理由でログインできなくて、諦めてしまったりするということも、話しに聞く。

例えば、セキュリティーデバイスが新しくなったことに気付かずに、手続きをしないでいると、古い物は使えなくなるので、ネットバンキングにアクセスすることすらできなくなる。

私自身もこの体験はあって、ホテル暮らしをしていると、どうしても自分の手元にセキュリティーデバイスが届かないので、新しい物が発行されたこと自体に気付かなくて、しばらく困っていたことがある。

そういった時に、英語でカスタマーサポートに問い合わせをして、問題なくやり取りができるような人であるとか、あるいは中国語が堪能な人であればまだしも、日本語しかまともに喋れなかったり、カタコトの英語だったりすると、なかなか大変なところがある。

私自身もHSBC香港には、電話で何度か問い合わせをしているものの、香港人の英語というのは、あまり聞き取りやすいとは言えない。

そういった場合には、口座開設のサポートを最初から事後のアフターケアまでしてくれるような、業者に頼んでおけばいいのだが、そういった選択をせずに、目先のことだけ考えて、口座を開いてしまうと、その後の活用ができるかどうかというのが、全て自分の肩にのしかかってくるので、うまく活かし切れないどころか、いつの間にか口座が閉鎖されるという悲劇にみまわれることもある。

また、私が聞いた別のケースでは、日本円でHSBC香港に預金をしていて、当初は100万香港ドルの最低預金額がクリアしていたものの、円安になっていた為に、知らず知らずのうちに、100万香港ドルの金額を切ることになり、日本円では同じ金額をそのまま預けていても、基準を満たさなかったため、預金管理手数料が毎月引かれていたというケースもある。

こういったことを考えても、やはり定期的に口座の状態を確認する必要はあるし、せっかくネットバンキングが充実しているのが、HSBC香港の長所の一つなので、月に一度ぐらいはチェックしておきたいと、私自身も改めて思った。

個人的には毎月送金を行って、それが無事着金しているかどうかを確認しているので、その行為が結果的には、口座の状態を確認する機会となっている。



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執筆者、伊田武蔵
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