ケーブルカーでホーエンザルツブルク城へ


ホーエンザルツブルク城への行き方を調べていたら、
ケーブルカーを使えるという。

この街に来てから、
旧市街であればどこからでも丘の上に見えていたので、
徒歩で登るにはなかなか大変そうだとは思っていた。

相変わらず細かい観光スポットの情報等はリサーチせず、
実際に来てから調べるというスタイルなので
街を見てから行き方を知るという順序だった。


数日間の天気予報を見たら、
あいにく雨の日が続いていた。

天気が良くなるのを待っていると
一週間以上かかりそうなのであきらめ、
小雨が降る中でホーエンザルツブルク城を訪れることにした。

まずは中央駅でザルツブルクカードを購入。

24時間・48時間・72時間の3種類があったが、
見どころが旧市街の狭いエリアに集中しているため、
3つの中でもっとも短い24時間を選択。

実際、この時間で十分だった。

このカードを提示すれば、
市内のバス移動や多くの博物館等が無料になる。



ザルツブルク博物館や聖ペーター教会、
モーツァルトの住居等を見た後で
いよいよホーエンザルツブルク城に登ることにした。

何しろ高台にあって目立っているので、
大まかな方向は迷うことがない。

ただし、ケーブルカーの乗り場は
ある程度近くに行かないと分からないが、
城に向かって歩いていけばおおむね合っていた。

少し坂道をのぼったところにあり、
チケット購入のための列ができていた。

待っているのは10人ほど。

係員は2人いるが、
稼働しているのは1人。

もう1人は終始何をするでもなく、
堂々とヒマそうにしている。

オーストリア人がなまけもののイメージはなかったが、
今回のインスブルックからの旅の中で
意外にそうなのかもしれないとたびたび思い始めていた。

これもそんな仮説を強化するワンシーン。


それはともかく、
ホーエンザルツブルク城行きのケーブルカーには
ザルツブルクカードでそのまま乗れるとのこと。

他の博物館等の場合、
一度カードを出してチケットをもらい、
それを使うことになる。

この点が少々異なるところで、
別に列に並ぶ必要はなかった。

そういえば、似たような制度のインスブルックカードでも、
トラムとケーブルカーを乗り継いでアルプスに登る際は
カードをそのまま自動改札の
バーコード読み取り部分にかざすだけだった。

同じオーストリアだし、
ケーブルカーつながりで何かあるのだろうか?

外観も似ているため、
同じ会社が作っていたのかもしれない。



何はともあれ、ホーエンザルツブルク城に向かって出発。



ケーブルカーが高台に到着したら、
城の内部に入る前にまずは街を一望してみた。

あいにくの天気であることは否めないが、
それでもなかなかの眺めだった。

晴れ渡った日はさらにきれいだろう。





そこから城の内部へ。



ちょっとした博物館のようになっている。















徐々に雨が強くなり、
ホーエンザルツブルク城周辺はぬかるんでいる部分も。

帰りもケーブルカーを使い、
その後近代美術館でダンサーのショーに遭遇した後、
この日はHotel Goldgasseに戻った。



翌日は天気予報が外れ、見事な快晴。

おかげで市内から見上げたホーエンザルツブルク城の輪郭も
前日よりもくっきりしていた。

さすがにもう一度登る気にはならなかったが、
青空をバックにしたコントラストは美しかった。


この日はモーツァルトの生家やパノラマミュージアム、
自然史博物館、クリスマスミュージアム、
フェスティバルホールを見た後、
ザルツァッハ川を川下り。

この時もホーエンザルツブルク城が見えた。

モーツァルトの生家


パノラマミュージアム


自然史博物館


クリスマスミュージアム


フェスティバルホール


川下り


休憩に立ち寄ったカフェ



その後は旧市街の中のHotel Goldgasseから
ミラベル宮殿近くのCrowne Plazaホテルに移動。

Carpe Diem Finest Fingerfoodでザルツブルク最後の食事を取り、
翌日のバートイシュル・ハルシュタット行きに備えて
早めに眠ることにした。

念願のザルツカンマーグート地方行きを前に、
早くも心は次の街に傾いていた。


■ホーエンザルツブルク城の基本情報
住所:Mönchsberg 34, 5020 Salzburg, オーストリア
電話番号:+4366284243011
HP:https://www.salzburg-burgen.at/de/festung-hohensalzburg/


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ

電子書籍のプレゼントページへ



よく読まれている記事