香港移住のビザを含めた条件と、他の国にした理由




香港への移住にはビザの条件の関係もあり、
主に2種類のパターンがある。


1つは富裕層が節税目的で行うもので、
もう1つはサラリーマンが駐在員として派遣される場合。

後者の場合、結果的に無条件査証が取れることも。


というのは、7年間香港に住み続けることで、
この無条件査証が得られるため。

そのため、5年目や6年目で日本に戻されたり、
別の国への赴任を命じられると悲鳴が上がることもあるという。

自力で香港のビザを取れないサラリーマンにとって、
せっかくの大きなチャンスなのだから。


ここでチャンスを逃してしまうと
一気に条件は厳しくなる。



事業を起こして香港に移住する場合


会社を作り、香港の経済に貢献できることを示すと
ビザを取ることができる。

ただし、香港は土地の限られた街。

無条件に外国人を受け入れるようなことはしていない。


形ばかりの起業によってビザを認めてくれるほど甘くはなく、
厳格な審査が行われている。

形式的な条件だけで審査されるわけではないので、
事前に必ずしも結果を予想できるわけではない。



また、年々条件は厳しくなっているため、
香港に移住したい場合であっても
第2の選択肢を持っておいた方が安全。

特に節税を目的にしている場合、
断られて途方に暮れている間にも
翌年分が課税される結果になりかねないので。


売上や個人資産等の条件について情報が錯綜しているが、
ビザ業者によっても言うことがまちまちな模様。



投資移民ビザを取る方法


1,000万香港ドルを投資に回せるなら、
投資移民ビザを取って移住することが可能。

こちらは香港の政府が指定する投資商品しか選べない。

そのため、ある程度は死に金になることも覚悟する必要がある。


18歳以上であれば年齢の条件は満たせる。



1億円を軽く超えるので、
明らかに富裕層のみが対象となる。

すでに経済が潤っている香港にとって、
投資を理由に受け入れをするのなら
このレベルでないと足りないということ。

まさに先進国レベルの経済力が要求されることになる。



香港の住み心地は?




私自身も投資関連の用事で香港には何度も行っているし、
サラリーマン時代に香港の無条件査証を取得し、
退職後も住み続けている友人がいる。

移住後の話を聞くことは多い。



ざっくり言うと、香港は家賃以外のコストは安い。

食べ物にしても地下鉄やタクシーの料金にしても、
日本に比べて物価は明らかに安め。

それでいて便利な街なので、
住みやすそうという印象があるのは理解できる。



中国の特別行政区ではあるものの、
文化的な意味ではかなり異質。

実際、隣の深センという街に行けば、
香港に比べて一気にいわゆる中国人のイメージに近い人が増える。


中国に移住した友人は、
たまに香港に来て靴を踏まれた時に
相手が「sorry」と言ったことに驚いたという。

中国国内ならありえないことなので。

ちゃんと謝ることに衝撃を受けるほどに
普段の暮らしがギスギスしているということだったが、
彼はその後にセブに移住していった。



日本から近いために用事があれば帰国もしやすく、
移住先として香港はそれなりに魅力的。

個人的には節税目的でもない限り住みたいとまでは思わないが、
最高税率17%というのはたしかに大きな価値がある。


まして投資からの収入には非課税だったりするので、
資産を守ったり作ったりするのには最適な場所の1つ。

アジアの中では香港とシンガポールが
節税目的の富裕層の移住先として人気だが、
どちらも金融立国であり、とても小規模な国。

移動は楽だし、その中に洗練された店も数多くある。

香港だとドレスコードのある店も少なくない。


コストをそこそこに抑えて暮らしたい場合にも、
洗練された店を周って気持よく生活したい場合にも、
需要に応えてくれる環境が整っている。



ただし、個人的に住みたいかと言うと・・・


HSBC香港の口座開設をはじめ、
投資のための用事で何度も香港は訪れてきた。

他の国と同じように、
移住先として魅力的かどうかということもチェックしてきたが、
個人的な感想としては特に住みたい街ということはない。

本土の中国人が大量に旅行で流れ込んできているため、
マナーの悪い集団とそうでない集団もぱっと見では判別しづらく、
結果的にストレスを抱えやすい環境というのも1つの要因。

いくら香港人が本土の中国人とは文化が違うとは言え、
見た目では違いがないので厄介。


また、街並みもゴチャゴチャしていて、
旅行で行くならいいが移住先としてはいまいち。

様々な顔のある街なので、
最先端の建物が林立する一方、
すっかり古びたボロボロのマンション等も取り残されている。

総合的に見ると、
わざわざ住みたいという気は起きない。



駐在員や国際結婚以外だと、
香港に移住するのはいわゆる富裕層が多い。

彼らにとって税率が安いタックスヘイブンというのが、
理由の中で相当大きなウェイトを占めている。

逆に言えば、
この要素を取り除いてしまったら、
日本から香港に引っ越す人は相当数減りそうな気がする。


節税というのは、
ビジネスの規模を大きくするよりも
手元にお金を残す上でよほど重要というステージにいる人が
世の中にはたくさんいる。

彼らにとっての香港と、
そうでない大多数の人にとっての香港は意味が違ってくる。

税金対策という要素を抜いて考えた場合には、
そこまで魅力的な住環境でもないというのが私のごく個人的な結論。


10月の香港は海で泳げる

東南アジアのように常夏というわけではなく、
香港には冬がある。

しかし、日本のように寒くなるわけではなく、

もっとも寒い2月でも最低気温は10度、最高気温は15度ぐらい。


10月にクルージングパーティーに行った時も、
寒さを感じることなく海に入ることができた。



その時にはクリスタルウォーターベイというところまで船で行き、
バナナボートやウェイクボードを楽しんだ。

意外に水もきれいで、香港のイメージが少し変わるぐらい。

富裕層が多い街なのでクルーズが人気なのは頷けるし、
以前にスタンレーという場所でクルーズ船を多数見かけたが、
海の透明度はもっと残念なのだろうとたかをくくっていた。

世界的に見て透明度が素晴らしいということはないが、
少なくても海に飛び込むのに抵抗があるというほど
汚いことはなかった。

クルージングパーティーは夕暮れ時に終わり、
高層ビル群に夕日が落ちていくのを海の上から見ながらの終了となった。



すでに香港に移住して永住権も取った人によると、
この街の魅力の1つに自然との距離が近いことが挙げられるという。

生活しているのは高層ビルが立ち並ぶ大都会だが、
東京23区の倍ほどしかない土地の中に
山もかなりの部分含まれている。

しかも以前はイギリス領だったため、
当時ハイキングコースが数多く設置され、
緑の中を歩くこともできるし、
海に出ることもできる。

100万ドルの夜景のイメージとは違い、
実は自然が多いことが移住してから楽しみになったらしい。


実は私も以前に友人と登山に行こうとしていたが、
あいにくの天気で注視になってしまった。

訪れる機会がある街なので、
そのうち軽くハイキングにでも行ってみたい。


住環境が似ていて、より条件が整っている場所

香港は中国の特別行政区で、
パスポートコントロールにおいては他国扱い。

そのため、中国と香港の間には国境があり、
イミグレを通過する必要がある。

また、中国本土と香港では滞在日数が別カウントで、
行き来することでそれぞれの滞在日数はリセットされ、
ノービザでも事実上住むことができる。

これはマカオにしても同じこと。



対して、台湾は中国に属するかどうかが
国際的にも国や機関によって立場が分かれている。

ただし、実質的には独立した国と同じ扱いで、
ビザの条件も中国とは関係なく独自に作られている。

具体的には、ノービザでも90日まで滞在可能。

四方を海で囲まれていて、
陸路でちょっと越境というわけにはいかないものの、
飛行機で沖縄や香港、マニラ等に行くのは簡単。

2時間もかからずに他国に行けるので、
90日が経過する前に旅行に行って戻ってくる、
いわゆるビザランがしやすい。

そしてビザランに対しての規制もゆるく、
一年ぐらいなら基本的に問題ない。


香港に比べて台湾は家賃が安く、
結果的に移住した場合の生活費も大幅に下がる。

また、人々の親日具合も有名なとおりで、
実際に台北では日本語で話しかけられることも多い。

中級以上のホテルのフロントには日本語のできる人がいるし、
屋台でも時々日本語が通じる。

個人的には、香港に移住するよりも、
台湾に魅力を感じている。


そのため、来月からは台北に飛び、
そこから台中や台南、高雄も見てくる予定。

途中で住みたい待ちが見つかったら、
アパートを借りることも考えている。

大まかな文化圏で言えば香港と台湾は同じだが、
実際に過ごしていてストレスが少ないのは後者。

そして物価も安く、ビザの問題もクリアしている。


そうなると、香港を選ぶ理由というのは、
税制が世界的に見ても有利という一点ぐらいで、
それ以外の強みは特に感じない。



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執筆者、伊田武蔵
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