パングラオ島のホテルで遭遇した営業努力




パングラオ島にやってきてから、もうすでに2週間近くが経つ。

そして、ホテルも4つ目になった。

一度はアロナビーチから離れたものの、再びまたビーチ沿いに戻ってきて、浜辺から徒歩5分くらいのところに昨日までは泊まっていた。

ここからは非常に人通りが少ない道を通って行くことになるので、夜は若干の不安がある。

基本的にパングラオ島というのは、とても平和なので、あまり治安は悪くないものの、街頭もろくにない道を歩くというのは、なかなかスリリングなところがある。

しかも道も一部は舗装されているものの、そうではないところもあり、それも土ではなくて、非常にごつごつとした石の道となっているので、ビーチサンダルでは若干足の裏が痛い。

そして昨日は、帰ってくる時に、野良犬に吠えられ、近くの家の人が野良犬を制ししてくれたからよかったものの、そうでなければ4匹に囲まれて、何をされたかわからない。

噛みつかれれば当然狂犬病の恐れもあるし、パングラオ島の病院の医療レベルというのも、全くわからないので、色々な意味で不安になったことは間違いない。

幸い無事に済んだものの、かなりヒヤッとする思いだった。

そうは言っても、ホテルの周りというのは、緑が多くて空気もいいし、空にはたくさんの星が輝いていて、その星の数はセブを上回る。

アイルランドのベルファーストであるとか、ポルトガルのオビドスとか、そういったところと比べても、瞬いている星の数というのは明らかに優っている。

そしてこのホテルでランチを取って、ベジタブルスープとポークチョップを食べて、そしてフィリピン名物のハロハロを味わったあと、チェックアウトをした。

チェックアウトのことしか頭になかったので、うっかり食事の料金を払い忘れそうになり、鞄を手に取ったところで、支払いがまだだったことに気付いてハッとした。

ちなみにここは時間帯によってはハッピーアワーということで、全品20%OFFというかなり大幅な割引をしている。

アロナビーチ沿いのレストランであれば、カクテル関係が2杯で1杯分の料金とか、あるいは値下げをしているとか、そういったことはあるものの、全品が値下げというのはかなり大胆なキャンペーン。

これも宿泊者にとってはうれしいことだった。

そしてホテルをチェックアウトしようとしたところ、アゴダやトリップアドバイザー、ブッキングドットコムといったホテル予約サイトにレビューを書いてくれれば、1泊分無料にする上に、夕食も付けるというオファーがきた。

パングラオ島の中でもこういったオファーというのは初めてだったし、考えてみれば世界一周をした中でも、ここまで強烈なオファーを出してきたホテルは始めてだったのではないかと思う。

ただ惜しまれるのは、はがき代の説明書きのようなものが書かれていたのだが、文字が滲んでいて全く読めないということ。

プリンターの性能が悪いということと、どういうわけなのかあまりにも細かい文字で記載されているので、肝心なスリーステップの部分が全く理解できない。

最初は、ただ単に無条件で1泊無料で宿泊できる権利をもらったのかと思って、それを使うために、有料の何泊かをしなければいけないのかとか、そういったことを考えていたが、話を聞いていたらあくまでもレビューが条件ということだった。

パングラオ島というのは、まだまだ開発が進行しているところで、2016年には国際空港も完成する予定となっている。

こちらは日本のODAで作られる空港ということになる。

そういったこともあるし、ホテルが増えている状態である一方で、Hotels.com等でホテルを探していても、空室というのはそこまで多くなく、非常に供給する側としては、良い状況が今現在は続いているのではないかという風に感じていた。

しかしながらこういった営業努力をしているということを知って、かなり感心をする一方で、レビューにインセンティブを付けているわけなので、適正な評価というものが危ぶまれるところもあり、そういった意味では、他人が5段階評価の中の何点をつけているかというのは、あまりあてにならないということを予め感じた。

とは言えこのホテルは、居心地がかなりよかったので、適切に評価しても5段階中4とか、このくらいにはなったのではないかと思う。

インセンティブを付けていると言っても、別に満点をつけなければいけないということではなくて、何かしらのレビューをすればいいということだったので、その点においてはそれなりに適正さが保たれているのではないかという風に感じる。



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執筆者、伊田武蔵
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