HSBCオーストラリアの口座開設を見送った理由




シドニーのホテルの窓からHSBCオーストラリアの看板が見え、
食事に行く時にも支店の前を通るという環境だった。

これまでなら、口座開設が可能か聞きに行ったり、
シンガポールのようにダメ元で挑戦したりしたところだが、
今回はそのような行動には出なかった。

これまでに、香港、マレーシア、フィリピン、シンガポールと
HSBCの口座を開設してきたが、
オーストラリアを見送ったのには理由がある。



私はプレミア口座を持っているので、
最低預金額の制限はなく
他の国のHSBCで口座を開設できる。

ただし、国が変わると別銀行扱いのため、
手続きは個別にしなくてはならない。

当然、ATMカードも別々に発行される。


インターネットバンキングのパスワードであったり、
使い勝手も統一されていない。

操作性を考えれば、
基本的なルールは世界で統一した方がいいような・・・。



このような事情を考えると、
HSBCオーストラリアの口座開設は
管理の手間が増えるだけになってしまう。

たしかに、旅行の時に他の国からグローバルビューで
自分の口座に資金を移して引き出したり、
余った現金を預入したりできるのは魅力的。

手数料を安く抑えられたり、
手元に余計な現金を持たなくて済むので。

しかし、それもすぐには使えない。


現在、世界一周中の私の場合、
誰かの住所にATMカードを送ってもらい、
それを取りに行く必要がある。

つまり、今回の旅では使用できない。



さらに、カードの紛失や盗難のリスクまで考えると、
やたらに開設すればいいというものでもなくなってくる。

香港は資金移動の要だし、
シンガポールは金融立国の中にバックアップとして
保険的な意味合いで口座を持っておきたい思惑があった。

マレーシアとフィリピンは現地に住んでいたので、
その時に使っていたという経緯がある。

さらに言えば、マレーシアについては
MM2Hというビザ取得にも必要だった。



このような明確な動機が
HSBCオーストラリアに対しては存在しない。

別に口座を開設しても、
活用しないで放置するのは目に見えている。

その状態で、
わざわざ銀行に足を運んで手続きをするのもどうかと。


私の英語力で成功するかどうかも分からないが、
うまくいっても放置するだけになるので意味がない。

それなら、あえて余計な口座を持たないほうがいい。



これまで、シンプルミニマムな暮らしに転換してきて、
今では手荷物だけで移動しながら生きている。

資産は不動産やファンド、預金などに変えることで
自分の手元からは切り離す形で。

ただ、こうした不定形のものについても、
やはり管理の手間というものがかかる。


最初は各国の銀行に口座を開設することで
自由度が増していると感じていた。

実際、住んでいる国の場合はその傾向がある。

しかし、最近は管理も面倒になってきたので、
不要なものまで増やしたくはなくなってきた。



今回はオーストラリアのケアンズに入り、
そこからシドニー、メルボルンと経由してジャカルタに抜ける。

その後、当面はこちらに来る予定もない。

もちろん、何年も来ないのか、
あるいは1年もたたずに再びやって来るのかは分からないので、
もしかしたらHSBCの口座があったほうが
役に立つ可能性もある。

ただ、オーストラリアはクレジットカードを使える店が多く、
わざわざ現金決済をしなければいけない場面は少ない。

電車の切符すらクレジットカードで変える国なので。

そう考えると、
少なくとも今回開設しておく必要性は感じなかった。



手元にあるカード類が増えることは、
旅のリスクを高めることにもつながる。

なくなっても気づかないような状態は作るべきではない。


そんなこともあって、
HSBCオーストラリアの口座開設は見送った。

必要になれば、
その時にまた渡航して開く可能性はある。

信用性が低すぎてスルーしたとか、
そういうわけではないので。


あくまで暫定的な判断として、
このような結論に至った。



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執筆者、伊田武蔵
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