HSBCの口座開設は非居住者でも出来る国と出来ない国がある




一言でHSBCの銀行開設といっても、国によってルールは様々で、非居住者でも問題がない国もあれば、特別な理由がない限りでは、断られることもある。

例えば、有名どころである香港の場合は、非居住者であっても口座開設が出来る反面で、時々審査が非常に厳しくなる時期があり、その時にはある程度の語学力がないと、断られる場合がある。

もっともコネのある口座サポートの会社に依頼をしておけば、付き合いのある担当者がある程度手心を加えてくれるというか、甘目の審査をしてくれるという実態もある。

そして、HSBC香港の口座開設の審査の基準については、時期によってかなり波があるので、そこら辺の事情も含めて英語や中国語に自信がない場合は、タイミングを見て考える必要がある。

続いて、マレーシアの場合を見てみると、この国は原則非居住者は、口座開設が出来なくなっている。

これはHSBCに限った話ではない。

しかしながら、マレーシアというのもかなりいい加減な国で、ある程度有力な人からの紹介があると、口座開設が可能だったりする。

実際私自身も、RHBバンクという地銀系の銀行で、その方法により口座を開設できた。

それ以外にも、不動産の購入であるとか、リタイアメントビザの取得の際に、定期預金が必要なので、そういった事情があれば、HSBCマレーシアの口座開設は可能だが、原則として非居住者、もしくはマレーシア在住者であっても、現地で働いていない場合には、口座を開けないというのが、一応の原則論。

HSBC USAでも口座開設をして、PayPalからの送金をスムーズにしようかと思ったことがあるが、こちらはビザがないと駄目ということだった。

ここで言うビザというのは、エスタのことではなくて、学生ビザとか、ワーキングビザとか、そういったものがないと現地に行っても却下される。

私自身も、フィラデルフィアの HSBC USAに足を運んだが、噂通りダメだった。

再びアジアに目を戻してみると、シンガポールの場合は非居住者でも、全く問題なく口座開設ができるし、これまで色々な国の銀行に行ってみた中でも、もっとも簡単に口座を開設することができたイメージがある。

最も、既にホームアカウントとして、マレーシアに口座を持っていたことと、香港にも口座開設済みだったこともあるので、シンガポールで初めてHSBCを開こうと思う場合には、また、勝手が違ってくる可能性は十分にあり得る。

最後にフィリピンについても見ておくと、この国においては原則として、非居住者の口座開設は不可。

私も、フィリピンに移住した当初、HSBCフィリピンの支店を訪れ、口座を開設しようとしたが、住所証明がないと駄目だという話だった。

まだ移住しようと思い、コンドミニアムを探しているところだったので、住所証明になるような書類は何一つとして手元になく、結局小切手が使えないということで、12ヶ月分の家賃を前払いすることになった。

その後に、口座を開くことができたものの、結局あまり役に立たなかったという事実がある。

更に言うと、HSBCフィリピンは、手続きにおいてミスも多いので、メトロバンクとか、RCBCバンクとか、BDE銀行のような大手の地銀に任せた方が安心かもしれない。

同じHSBCの名称を使っていても、国によってその体制はかなりばらつきがあるというのが実際のところで、世界中で同一水準のサービスを受けられるということは、期待しない方が賢明なところ。



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執筆者、伊田武蔵
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