フエ料理が予想以上にやみつきの味だった




ホーチミンで食べたベトナム料理も良かったが、フエには独特な料理の伝統があり、しばしば宮廷料理と解釈されることもあるが、実際には当然ながら家庭料理の文化というのも発達していて、そのどちらも味わってみたが日本人にとっては抵抗の無い味で、かつてマレーシア料理にうんざりしてしまった私でも美味しく食べることができた。

次はフエを中心にしてベトナム中部に3ヶ月ほどロングステイをする予定だが、これであれば不安がない。

まず、フエの街を歩いていてとにかく頻繁に目にするのは、ローカルレストランのブンボーフエの文字。

ピリ辛の麺料理で、米粉によって麺は作られている。

フォーよりも味付けがしっかりしていて、香草の臭みは少なめ。

大量の野菜といっしょに供されることが多い。

屋台のような店でも食べることができて、150円ほどでブンボーフエでは食べることができる。


一方である程度ちゃんとした外国人向けのレストランに行くと、宮廷風の店内になっていたりもする。

その中でも独特だったのがバインベオという料理で、小皿の中に餅が入っており、その上に海老の粉等が乗っている。

そこに調味料を垂らしてスプーンで食べる料理となっていて、フエ料理の中でも代表格という事だった。


これ以外にも、シジミをふんだんに使ったコムヘンとか、蓮の実の入ったご飯のコムセン、一見豚肉かと思いきや海老のすり身を串に巻きつけて焼いたチャートンなどがあったが、どれもベトナムのサイゴンビールに合い、絶妙な味を醸し出していた。

それから最初のホテルのすぐ近くにあった屋台というか、ローカルレストランで食べた麺料理が忘れられないのだが、こちらについては調べてみても味が分からない。

英語で話かけてみても、店員の人が英語を理解していないので会話が成立せず、結局なんという料理なのかいまいちよく分からないままになってしまった。

この料理はスープ無しの麺で、上にネギやもやし等の野菜が乗っていて、それ以外に大きめの揚げ玉のようなものも乗っている。

それを麺の底の方にたまっているスープと混ぜて食べるのだが、この料理が絶品で、このホテルに泊まっている時のランチは毎日それを食べに行ってしまった程。

フエ料理は個人的に、ベトナム料理の代表格であるフォーやバインミーなどよりも好みで、アジアのローカルフードの中でもトップクラスに味覚と合っているという印象を受けた。

フエには和食や洋食のレストランも多数ある

フエというのはアクセスはイマイチで、基本的にはホーチミンやハノイを経由して来なければならず、少々不便な立地ではあるものの、実際に訪れてみるよく分かるが外国人、特に欧米人が多く来ている街なことが、道を歩いているとよく分かる。

どうやら、ラオスやカンボジアとセットで旅をする人が多いらしく、バックパッカーが中心な印象。

そしてホーチミンもそうだったが、多くの欧米人が来るということで彼ら好みのカフェやレストランも多数あり、ピザやハンバーガー、ステーキ等の基本的な洋食は網羅されている。

また、カクテルやワイン、ビールといった飲み物もあるし、ダラットワインというベトナムのワインも販売されていた。

いくらフエ料理が美味しいといっても、3ヶ月ぐらい滞在するとなるとさすがに飽きも来るだろうし、適度に和食や洋食と織り交ぜた方が、途中で飽きてしまうのを防げると思っていたが、その点については全く心配がないだけの店が揃っているという印象。


ちなみに、数が多くないものの和食レストランもいくつか見かけた。

こちらに関しては今回フエの滞在時間が短かったこともあり、実際に店に入ることはなかったが、元々ベトナムは米の消費量も多く、ブンボーフエやフォーのように、米を使った麺料理であったり、あるいは炒飯等もあるので、米が恋しくなるということはないだろう。

さらに言うと、バンコクからも近く、そちらである程度和食を食べてから来る可能性が高いので、仮に和食レストランのレベルがいまいちだったとしても3ヶ月ぐらいであれば特に問題になる事はなさそうだし、ダメならダメで対応できるというぐらいの気持ちでいる。


一応フエの街を歩いていて見かけた和食レストランとしては、TAKEとか、よし原とか、 KIDO寿司とか、そういった店を見かけたが、それ以外でもおそらくホーチミンのファングーラオ通りかブイビエン通りでも見かけた気がするのだが、ALLEZ BOOバーでカツ丼等の和食メニューが表記されていた。

食べるには困らない街なので、今回のように1週間程度の短期間ではなく、フエに長期で滞在するのを楽しみにしている。

それだけの期待値がある街だったし、ハノイやホーチミンよりもずっと静かで、それでいて外国人旅行者や長期滞在者に必要なものが揃っているという条件を全て兼ね備えた街だった。



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執筆者、伊田武蔵
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