人生は不公平だから得をしていることに気づいていない人々


人生は不公平だと愚痴をいう人がいる。

それは事実だと思うが、
必ずしも損害をこうむっているとは限らない。

平等ではないからこそ
恩恵を受けているという人もいるわけだから。



人間は自分に近い人に注目する性質があるので、
どうしても日本人同士で比較を行う。

正社員としての就職先が見つからないフリーターは
サラリーマンを見て不公平な人生だとこぼす。

30代は60代の年金の受給額を見て不満を抱える。

モテない男はイケメンを見て嫉妬するし、
天才をうらやむ才能のない漫画家もいる。



そうした範囲内で比較する限り、
たしかに人生は不公平で被害者意識を持ってしまうのも
仕方がないように思えてくる。

そもそも平等というのは人間が
この数百年間で生み出した概念に過ぎない。

そもそも自然界には存在しなかったもの。


細菌や物理法則が新発見されるのとは違って、
平等や公平の概念は発明品にすぎない。

それも想像上の産物なので、霊魂とか念能力に近い。

存在しないのは当然のことで、
霊魂が見えないから怒るのはおかしな話だし、
HUNTERXHUNTERを読んで必死に念能力を習得しようという人も
私が知るかぎりでは見つからない。



その意味で、人生が不公平なのは当然の前提。

しかし、自分はその恩恵を受けていないのだろうか?


このブログを見ているのは、基本的に日本人のはず。

日本人が日本国内でバイトをすれば、
時給700円はもらうことができる。

これがフィリピンなら時給100円程度。

7倍の差があるが、
日本人はフィリピン人の7倍の結果を出しているわけではない。



フィリピン人は正社員でも月5万円も稼げないことが多いが、
日本ならフリーターでもこの程度は余裕で稼げる。

大学に通いながらバイトをして、
毎月5万以上稼ぐ人も普通にいる。


これは不公平ではないだろうか?

言い方を変えれば、恵まれた人生ではないだろうか?



海の向こうで貧しい人がいても、
それだけなら対岸の問題でしかない。

しかし、実際は私達はつながっている。

貧しい国の人達が工場で作ったもの、
あるいは彼らが作った農作物を格安で買えるのは、
まさに不公平の恩恵を受けているから。



もしも日本が貧しい国との関係を断ったり、
本当の意味でのフェアトレードを実現したら
すべての物価は著しく値上がりしてしまう。

そうなったら、今の生活水準なんて到底維持できない。



日本人に生まれた時点で、
人生においては相当に得をしている。

世界の25%はまともな家もないし、
多少でも財布と銀行預金にお金が入っているだけでも
上位の13%に入っていることになる。

大学に進学できるのは世界の人口の1%にすぎない。


こうした事実を見れば、
日本人は人生が不公平なおかげで恩恵を受けているわけで、
そこに文句を言うのもいかがなものかと。



しかも、昔と違って今は雇われる以外に
自分で小さなビジネスをしやすくなっている。

他人の下で働くのが向いていないのなら、
勝手に仕事を始めてしまえばいい。

私もまさにそのタイプだったが、
組織の中で働くのを辞めたおかげで自由になれたし、
ストレスのない人生を送れている。



こうしたビジネスの始めやすさというのも、
15年前なら考えられなかったこと。

ある意味、それもまた不公平と言える。

生まれてきた時代が違っただけで
得られるチャンスが異なるのだから。



結局、人生が不公平であることに文句を言っても意味がない。

現状に不満があるのなら、
それを解決する責任は自分にある。

誰かが手を差し伸べてくれるわけでもない以上、
そう思わなければ
何も変わらずに一生を終えることになってしまう。




たまたま入社した会社がブラック企業だと気づいた時、
私も後悔した。

ただ、振り返ってみればその経験があったから
会社の中で働く人生を終える決意ができたのも事実。

案外、そんなものなのだと思う。


有利なルールで生きていく

独立してから思うと、
サラリーマン時代というのはやはり搾取される立場にあった。

勤続年数が短ければ、それだけで安月給で働かせる。

会社側の言い分としては、
長く勤めて出世すれば給料は上がる。

しかし、私の会社では40代・50代の社員はほぼ皆無で、
実働部隊として酷使される20代から30代なかばまでと、
創業者である社長の子飼いである60代以上の役員しかいなかった。

長く勤めている人もほぼおらず、
自分から辞めていくか、ある日会社から急に解雇されるか、
そのどちらかだった。

しかもその役員の報酬ですら、
独立してからの私の収入よりも少ない。

仮に奇跡的に社長に気に入られるようなことがあっても、
今より少ない収入で、人間関係に神経を使いながら
毎日会社に出勤する生活を続けなければいけない。


サラリーマンとして努力をしても、
現在のように時間にも場所にも囚われず、
好きな場所で仕事ができる未来は待っていなかった。

少ない給料で不自由なのだから、
何のメリットがあったのか分からない。

仕事をしながら世界一周をしたりもしたが、
そのような生活はかつてのサラリーマン時代のルールでは
到底ありえない話だった。

むしろ有給を消化すること自体が夢のまた夢で、
海外旅行に行った話すら役員以外からは聞いたことがなかった。

休みが取れず、安月給ではそんな余裕がないので、
30代以下の社員には無縁な話だったので。



同じサラリーマンであっても、
会社ごとに暗黙のものも含めてルールは異なるし、
社内で機能する力学は違う。

まして独立すれば雇われる立場のルールは完全に不要になる。

副業を始めた時には、
今のような自由な生活をイメージしていたわけではない。

世の中の一部の人が言うような引き寄せの法則とか、
そんなあやふやな力でどうにかなったわけでもない。

好きな国で暮らすことも、
各国に資産を持つことも、
世界一周をしたことも、
フィリピンやマレーシアの永住権を取ったことも、
あくまで自由な働き方を追求した結果の副産物。

違うルールで動くことに決意した結果。


不利なルールの中で苦しむよりも、
そもそも別の環境に変えた方が活躍できる場合もある。

いきなり別の場所に飛び込まなくても、
今の場所にいながら準備をすすめることだって可能。

休みの日を使って自分のビジネスの準備をするとか、
小さく実験をしてみるとか、
そういったことができる時代になった。

少なくても、日本人ならその恩恵は受けられるし、
たとえ人生が不公平であっても逆転する余地は残されている。



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執筆者、伊田武蔵
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