ハンガリーの治安をブダペスト他4都市で調査してきた


ハンガリーの治安については、
昨年2度目に訪れた時もいろいろ感じるところがあったが、
今回はより詳しくリサーチしてくることにした。

昨年はブダペストと近隣のドナウベントの街、
具体的にはセンテンドレ・エステルゴム・ヴィシャグラードに
1ヶ月滞在した。

そして今回はクロアチアのザグレブから
南の街ペーチに鉄道で移動し、
そこからブダペスト・エゲル・デブレツェンと移り、
再びブダペストに戻ってきた。



ハンガリーについては、
治安を考える時に2つの要素がある。

まずは元々の状態。

そしてもう1つは移民・難民の影響。

去年やって来た時には、
まだ難民の報道も過熱していなかった時期で、
私がヨーロッパを去って
東南アジアをうろうろするようになってから、
ブダペスト東駅からの鉄道が
難民で満員になる映像が流れたりした。

彼らはハンガリーの熱狂的なファンなわけでも、
定住したいと思ってやって来ているのでもなく、
多くはドイツやスウェーデンを目指すための
過程として通り過ぎていただけ。

事実、インタビューでは
鉄道が動き出さないのではないかと
心配する難民の姿も映し出された。

つまり、彼らにとって望ましい結果とは、
ハンガリーに移住できることではなく、
つつがなくドイツ等に行けること。

とは言え、
一部の難民がハンガリーに残る可能性はあるし、
それが治安悪化の一因になることも考えられる。


しかしながら、今年4つの都市を周った限りでは、
去年に比べて大きな問題を抱えているようには見えなかった。

街中に難民が明らかに増えているということもない。

もちろん、一部のエリアに固まって
暮らしている事も考えられるが、
旅行者としての立場では影響は感じなかった。


ペーチからブダペストに来た時と、
エゲルに向かう際に東駅も使ったが、
平常時の落ち着きを取り戻していた。

これがその意味では、
難民による影響は今のところ限定的だったと言えそう。

元々ハンガリーは難民受け入れに対して
明確に拒否の立場を表明していた。

そのことでドイツと対立するほどに。

今後のEU離脱の噂も取り沙汰されたが、
それだけ態度を明らかにしていた国。

難民が住む着くにはハードルが高いし、
東欧の中ではともかく、
ヨーロッパ全体としては経済力も弱いため、
あまり定住のモチベーションは強くないだろう。



ということで、
問題なのは元々の治安の部分となった。

去年ブダペストに来た際には、
夕方のまだ明るい時間帯に泥酔しているらしく、
店のショーウィンドウを素手で殴りながら
大声を挙げている40過ぎの男がいた。

もう1人がたしなめていたが、
道行く人にからんだりもしていた。


今年は、同じくブダペストで家族らしい人達が
大声で争っている現場に遭遇。

父親と思われる人物が
泣きじゃくる娘の首根っこをつかみながら、
妻と思われる人物を延々怒鳴りつけていた。

買い物を済ませてもその状態が続いており、
落ち着かせようとしていた妻も
やがて諦めていた様子。

結局男は娘と共に去っていたが、
途中で子供用の自転車を投げ捨てていた。


これらのトラブルは、
治安の悪さを象徴するほどのことでもないだろう。

ある意味、どの国でもあるレベルのこと。

特に後者はいかにも無職で、
普段から近所の厄介者という風体だったのは気になったが。

少なくても標準的な警戒心のある旅行者や移住者なら
気軽に近づかない相手であったのは間違いない。



また、エゲルではサッカーのハンガリー代表戦があったらしく、
ユニフォームを着た一団がワインボトル片手に
輪になって飛び跳ねて騒いでいた。

クロアチアで見た光景とそっくりでデジャブかと思ったが、
主に若く屈強な体つきの男達が集団で騒ぎ、
しかも酒とサッカーに酔って狂騒状態というのは
身の危険を感じる部分もある。

しかし、これもヨーロッパでは普通と言えば普通。


こうして考えてみると、
ハンガリーの治安は決して悪くないし、
今回の旅はミュンヘンを起点にしていたが、
そちらに比べればずっと安全と言えるだろう。

いわゆる先進国の代表格である
ドイツ・フランス・イギリスの方が
大都市を中心に治安が悪化している。

それに比べると、
東欧の街は元々の状態が素晴らしく良いわけではないが、
大きく悪化していることもない。

結果として、旅行にしろ移住にしろ
危険だから悩むという必要がないレベルをキープしている。



実際、私はハンガリーのバーで
何度もiPadで読書をしたり、
パソコンで仕事をしたりしていた。

それは危険を感じないからこそできることで、
同じ東欧でもチェコのブルノの一部のバーでは
間違ってもそんなことはできなかった。

いかにもあやしげな男たちが多かったため。

そう考えると、やはり落ち着けるだけの安全が
確保されていると感じる。



ただし、観光客向けの詐欺もあり、
仕事の関係でドイツやオーストリアに造形の深い知人は
ブダペストのセーチェーニ鎖橋で
ニセ警官に声をかけられたらしいい。

トルコ人の2人組で、
見破ったので被害はなかったそうだが、
そうしたケースは存在する。

ちなみにハンガリーはトルコ人が多くはないため、
景観がペアになっていて、
その両方がトルコ人という時点で
すでにうさんくささが漂っているような・・・。

旅行者には分からないと思っているのだろうが、
そうした人も時には近づいてくるので
最低限の注意は忘れずに。


なお、セーチェーニ鎖橋のあたりが
特別治安が悪いわけではなく、
私は何度か歩いているがトラブルにあったことはない。



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執筆者、伊田武蔵
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