今更ながら海外移住の本がたくさんあることを知る


私が初めてマレーシアに移住した時には特に何の本も読むこともなく、一応地球の歩き方の東南アジア編だけを持って移住を行った。

そのため何かの著書を参考にして旅立つとか、荷物を準備するといったこともなかったし、たった一人の友人のアドバイスを少し受けたぐらいでマレーシアに飛び込んでしまった。

それ以降も、当然ながらわざわざ移住のための本を改めて読む機会もなかったが、ふと気が向いたのでアマゾンでどんな本があるのかを調べてみることにした。

“海外移住”というキーワードで調べたところ、出てきた検索結果は576件。トップに出ていたのは、安田修さんの「日本を脱出する本」。

それ以外にも猫又山之介さんの「自力で取るオーストラリア永住権」とか、小川浩司郎さんの「海外プチ移住という生き方」、出井康博さんの「年金夫婦の海外移住」など様々な本が出てきている。

3.11があった後で海外に移住する風潮が出てきたので、その後に出版された本も多いのではないかと思う。

実際に出版年次を見てみると2013年や2012年に出されているものが多いようなので、やはりそこである種の移住ブームが起きていたのだろう。

私の知人の中にも2011年に会った時にこれから海外移住を目指して頑張っていくという話をしていた人が何人かいるし、実際に子供連れでマレーシアやフィリピンに旅立った人もいる。

個人的には独身の人が一人で移住するだけであれば、大して下準備は必要ないのではないかと思っている。

勿論、本は1000円前後で買える訳なので、そういったものを買うことに反対するつもりは全くない。

効率よく情報を得るためには、書籍を購入してそれを読んでみるのは手っ取り早い方法であるのは間違いないし、それが非難される理由はどこにもない。

私も個人的には本が好きだし、活字には昔から親しんできた。

ただある意味で言うと、ハウツー本はあまり読んでこなかった記憶がある。

どちらかというと小説が多くて、高校時代であれば夏目漱石とか森鴎外といった古典が多かったし、大学以降になると現代の小説家の作品を読むことが多くなった。

特に伊坂幸太郎や森見登美彦、東野圭吾といった小説家が好きなので、そういった作品は読んでいる。

それに対して、海外移住をしようと思った時に、それに関する書籍を購入しようとか、そういったものが無いか本屋に探しに行こうという気持ちすら起きなかった。

それは何か嫌悪感があったとか、私の中で譲れないポリシーがあったということではなくて、単純に書籍で移住についての情報収集をすることを思いつきすらしなかったというだけの理由。

私の家の近所に大きな本屋がなかったこともあるものの、自転車に乗って少し走れば本屋ぐらいはあったので、そこに立ち寄ってみるとか、当時も普通にアマゾンで買い物をすることが出来る環境はあったので、そういったことをしてみてもよかったはずなのだが、そういった頭が全く働かなかった。

それでも海外生活を快適に送ることは出来たので、多少の情報不足ぐらいなら気にしなくていいのではないかと思う。


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