インドネシアの首都、ジャカルタでの生活はどうか?

インドネシアの首都でもあるジャカルタに移住して生活することを
選択肢の1つとして考えてみたことがある。


事前に調べた時に出てきた情報とは異なり、
現地に入ってみるとそれほど治安が悪いわけではなく、
ジャカルタの人が優しいということもあったので
そこで暮らすことも検討してみた。

実際に行くまでは旅行ですら危険な場所だと思っていたので、
一度の渡航でずいぶん印象が変わった。

候補はジャカルタとバリ

インドネシアで生活するのなら、
やはり首都ジャカルタが有力だろう。

生活が不便な離島で暮らすのは厳しい。

あえて候補を挙げればバリぐらいで、
それ以外は考えていない。

マレーシア在住時にバタム島は遊びに行ったが、
当時はバタム島も含めて
インドネシアに暮らしたいとはまったく思わなかった。

インフラが整っている場所も限られているだろうし、
あえて現地色が濃厚過ぎる場所を選べば
外国人としては生きていくのが大変。

そうなると首都かバリぐらいしか事実上選択肢がない。

バリよりはビザのあるフィリピン・セブの方が
簡単に移住することができる。

わざわざビーチリゾートを生活の場に選ぶことに
そこまで大きな魅力を感じているわけでもないので、
インドネシアなら首都ジャカルタだろう。

では、住み心地はどうなのか?

住むのに不安な点が2つ

交通インフラが弱いのが、ジャカルタの1つ目のネックになる。

電車は混みあうし、外国人が気兼ねなく使える感じではない。

噂通り屋根の上には人が乗っているし、
駅のホームも薄暗くて治安が良さそうには見えない。

タクシーは安いので料金面では使いやすいが、
そもそもジャカルタ市内の渋滞がひどくて動きづらい。

これはインドネシアだけではなく、
東南アジアの首都ならどこでも同じだが・・・。

立地的に便利な場所にあるコンドミニアムを選んで、
徒歩圏内で基本的な用が済むようにするのが
ジャカルタで暮らす上では現実的なのかもしれない。

そして2つ目のネックは空気の悪さ。

車の排ガス規制がゆるいらしく、とにかく空気が汚い。

バイクに乗る人を中心にマスクをする習慣も見受けられた。

車以上にバイクがとにかく多いので、
排気ガスが蔓延しているし交通もスムーズにはいかない。

インドネシアで生活する場合には、
この部分は大きなストレスになりそうな気がする。

住んでいればあまり気にならなくなるにしても、
健康面でマイナスになることは間違いない。

ただでさえ体は強くないので、
このようなリスクを背負うのは避けたいところ。

このへんの問題点は
10年後には大きく状況が改善しているのかもしれない。

電車の路線をもっと増やせば車は減るわけだし、
渋滞も排気ガスも減ることになる。

インドネシアは経済成長が著しい国で、
その首都のジャカルタとなれば変化も激しい。

数年間のうちに激変するというのは新興国の常。

そうなってくると、今すぐに住むというよりは
将来的な選択肢として考えておこうという結論になった。

インドネシア人の、というよりジャカルタの人の
国民性はとても好きだし、
もう少し生活の基盤としてのインフラが整備されれば
暮らしやすい国になるのではないかと。

外国人の誘致に力を入れるようになれば、
環境の整備も進んでいくはず。

フィリピンのように一部に集中特化して開発をするようなことも
国家の戦略として出てくるかもしれない。

そうした可能性も含めながら
期待して気長に待ってみようと思う。

ジャカルタの日本人街へ


バンコクやマニラと同様に、
ジャカルタにも和食レストランや
日本の食材が置いてあるスーパーが密集するエリアがある。

それがブロックMで、
今回の視察でも宿泊してみた。

たしかに和食レストランが多く集まり、
クアラルンプールぐらいのレベルの味と価格帯。

バンコクやマニラには見劣りする。

また、クアラルンプールとコストも変わらないため、
経済的に出遅れている街でのコストパフォーマンスで考えると
その点についてはマイナス評価になるだろう。

衛生面も不安を覚える店も中にはあり、
飲食店でもっとも見たくないあの虫も見かけたし、
気付いたインドネシア人の店員も素知らぬ顔だった。

慌てるでもなく、処理しようとするでもなく、
面倒くさそうに放置していただけ。

もちろん一部の店のことなので
ブロックM全体がそんな店ばかりと言うつもりは決してないし、
中には美味しくて接客の良い店もあった。

ただ、ブロックMがあるからジャカルタ暮らしに
一気に魅力を感じるようになるかと問われれば、
そこまでの価値は感じなかったのも事実。



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