インドネシアでのガソリン値上げの話



2013年の6月にインドネシアでガソリンの値上げが行われた。

リッター1リットル当たりレギュラーだったら4500ルピアから6500ルピアほどになっている。

インドネシアのルピアというのは大雑把に言うと0を2つとれば同じくらいになるので、日本の感覚でいうと1リットル当たり45円から65円に引き上げられたことになる。

軽油の場合であればもう少し値動きの幅というのは小さくてだいたい4500ルピアから5500ルピアに引き上げられた。

これはインドネシア人にとっては非常に重要な問題で彼らの家計の約2割がガソリン代であるという話もある。

というのもインドネシアにおいては電車もあまり発達していないしジャカルタなどに行くとよくわかるがとにかく車とバイクが多い。

あまりにもその数が多すぎてそこらじゅうで常にクラクションが鳴っているし、危険だから鳴らされているのかそれともただ単にどけということなのかあるいは渋滞でイライラいしているから鳴らしているだけなのかさっぱり見当が付かないという状況になってしまっている。

このガソリンの値上げというのは随分前から必要性を指摘されていたものの政府が燃料補助金というのを出していてこれをやめてしまうと、政府の支持率があまりにも一気に落ちてしまうためにどの政治家も今までやりたがらなかったため先延ばしにされてきたということ。

そして2014年の7月には大統領選挙があるという話だったのでその1年前に当たる時期になぜこういったガソリンの値上げをしたかということだが、どうやらユドヨノ大統領が高潔な人格で自分の立場よりもインドネシアの国としての発展を考えてのことというわけでもなかったようで、実際貧困層には付きに15万ルピアつまりだいたい1500円くらいの補助金の支給を決定したということで燃料補助金を撤廃したものの結局別の補助金を支給することでお茶を濁すという結論に至っただけの模様。

では実際のところインドネシア人の生活がどのように変わったかというと実際にあらゆるものが値上げされているらしい。

例えば屋台での食事も10%から20%程度上がったという話も聞く。

あるいはタクシー料金もその後上がったらしいし正式にタクシーの料金が上がるまでの間というのはメーターで運転することを拒否する運転手が相次いだという報告も聞いている。

この中には便乗値上げも当然含まれていると思われるので全てが正当な理由で値上げしたわけではないにしても様々なところで物価が上がってしまってインドネシア人にとってはかなり家計を圧迫されることになっているというのは事実の模様。

こういった直接的もしくは間接的なところで値上げの被害を受けているために、一部の人は今までよりも生活をするのがかなり苦しくなったという不満をもらしてもいるらしい。

燃料の補助金というどの世代からつくられたかわからない仕組みを導入してしまったことによって、それが政府の財政を圧迫してそしてそれをやめるにやめられない状況に追い込まれてしまったというのは、インドネシアばかりではなくて各国の様々な分野で起こっているようことのように感じる。


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