ジャカルタのブロックMは日本人街としていまいち



ジャカルタのブロックMにあるホテルを転々としながら、
2週間ほど過ごしてきた。

特に目的があったわけではないものの、
今後の移住の可能性も探りに行っていたので
日本人街の様子は見ておきたかったので。

海外で暮らすようになると、和食が恋しくなる。

その時に重要な存在になるのは間違いない。



このブロックMは主に和食レストラン、カラオケ、
2つのショッピングモールで構成された街。

和食レストランは全部で10軒ほど。

総合的な店から寿司屋、ラーメン屋、うどん屋、
割烹、焼き肉、ちゃんこ、居酒屋と色々な店がある。


ブロックMの和食レストランの料金は
ランチで700円程度から。

夜はちょっとビールでも飲んで食事をしていれば、
日本と変わらない金額になる。

物価の面でインドネシアだから安いとか、
そういうことはない。



味は日本人でもそこそこ満足できるレベル。









そもそも客層も日本人ばかりで、
現地の人を見かけることはほとんどなかった。

ブロックMを歩いていると、
インドネシア人がたくさん歩いているものの、
彼らが和食レストランに来るわけではない。


ショッピングモールはブロックMスクエアーが
日本人街に隣接している。

こちらは服や靴が安く売っている他、
カルフールも入っていた。

足の角質を食べるというドクターフィッシュもいて、
15分200円だった。

足を入れた瞬間に群がってくるし、
微弱な電流を流されているようなピリピリ感が新鮮。


Tシャツなら300円程度、
ブランド物の財布も同程度の金額で売っている。

もちろん偽物なのだろう。

他にも似顔絵描きがいたり、
マッサージをやっていたりもする。



他に大通りの向こうにはプラザブロックMがあり、
こちらはもう少しきれいなショッピングモール。

ただし、流行っている感じはなく、
むしろプラザブロックMの方が人は少ない。

勢いがありそうな感じはまるでないので、
今後の先行きが不安になってしまった。



ジャカルタのブロックM周辺でのロングステイを考えてみたが、
そもそも近くに単身者用の住宅があまり見当たらなかった。

豪華な戸建てが並ぶエリアはあったが・・・。


しかも大通りをはさんでしまうと、
信号がまともに機能していないので
渡るのがとてもストレスになる。

この点はジャカルタにありがちな問題。

とにかく交通事情が悪く、歩きづらい。



そうしたことを抜きにしても、
ブロックMが快適な環境とは言いがたかった。

道も十分に整備されているとは言えないし、
パパイヤという日本食スーパーの前では
しつこくDVDの押し売りがされていたりもする。

衛生環境という意味でも、
この地区に限らずジャカルタは安心できない。

和食レストランでも小さなゴキブリが複数出てきたり、
かなり気持ち悪かった。

インドネシア人スタッフの視界にも入っていたはずだが、
特に対応しようともしないし、
日常茶飯事なのだと思う。

カウンター席の向こうの厨房でのことなので、
出された料理も大丈夫なのか不安になった。



しかもバンコクやマニラと比べても、
別に物価が安いわけでもなく、
ただ環境が悪いだけ。

これではわざわざ選ぶメリットがない。

ちょっと訪れて食事をするぐらいならよくても、
1年以上の期間にわたって滞在をするには不向き。


周辺国の日本人街と比べると

他の国でも日本人街と呼ばれる地域に行くことがあるし、
マカティに住んでいた時にはリトルトーキョーに
毎日のように足を運んでいた。

ジャカルタのブロックMも規模では負けていないが、
内容的にはちょっと・・・。

とにかく衛生的な面に問題を感じる。

一般的にフィリピンと言えば、
危険で汚いイメージは残っているが、
ブロックMはそれよりもひどかった。



では、バンコクと比べたらどうか?

バンコクの日本人街といえば、
古くからのタニヤ周辺、
そしてプロンポン・トンロー辺りが代表的。

タニヤは1つの通りに和食レストランやカラオケが集中しているが、
プロンポン・トンローは比較的点在している。

そのため、ブロックMに近い構図になっているのは
タニヤ通りということになる。

レベル的に言うと、もはや比較する対象にならない。

味、接客、衛生面のすべてでバンコクの方が上。

国としての経済レベルを考えてもやむを得ないことだが、
不思議とジャカルタの物価が安いわけでもない。


さらに街中の移動手段を考えても、
スカイトレインや地下鉄を安心して使えるバンコクに対し、
ジャカルタは外国人にはハードルが高めの電車が
ごく一部のエリアに通っているだけ。

基本的にはタクシー移動になるし、
安全面でのタクシーの評判が悪い。

交通事故の意味ではなく、
ドライバーが金銭の要求等のトラブルを引き起こすという意味で。

しかも渋滞もひどいため、
アクセスの面でもバンコクが圧勝。



2週間近くにわたってブロックMの複数のホテルで過ごしてみたが、
ここで不自由なく生活できる感じはしなかった。

まして、ちょっと離れたところに住むとすれば、
渋滞によって移動時間も読めないことになる。

タクシーで10分の距離が
渋滞で1時間かかることも普通の街なので、
そうしたストレスも日常化することに。


そう考えると、
当面この街に住むという選択肢はなくなった。

以前はもう少し発展すれば
移住先として面白い気もしていたが、
2年たっても街の環境が整備されることはない。

成長目覚ましい国と言われるインドネシアだが、
外国人の住環境としての進展はあまりないというのが
現地に滞在してみて感じたところ。


今回、ジャカルタはブロックMだけではなく
コタ地区も含めて30日のビザ期限いっぱいまで滞在したが、
結果はガッカリなものだった。

これであれば、
他にもっと有力なロングステイ先候補地はあるし、
相当先まで候補にあがりそうにない。


ジャカルタそのものの魅力


ジャカルタには何度か足を運んでいるが、
渋滞は年々ひどくなっている。

道が空いている時には30分の空港までの距離が、
タイミングが悪いと3時間ほどかかったことも。

時間が読めないため、
飛行機に乗るときには必要以上に早く出発する必要がある。

そして渋滞が思ったほどひどくなかった場合、
空港の大きさや新しさの割に店が充実していない
スカルノハッタ国際空港で手持ち無沙汰に待つ羽目になる。



この交通事情は街としての魅力を大きく損なう。

基本的にジャカルタに行くときは空路になるし、
そこから街まで行くのはタクシーかバスの二択。

実質的にはタクシー以外の有力候補がない。

旅の最初と最後に
大きなストレスが待ち構えているのはいただけない。


そして、空港での偽タクシーの呼びこみも健在。

ブルーバードタクシーやエクスプレスタクシー等の
実在のタクシー会社の名前をかたる白タクの運転手が
空港を出た途端に近づいてくる。

すぐ側には本物のブルーバードタクシーの運転手等もいるが、
彼らも何も言わない。

空港側やタクシー会社も把握しているはずだが、
何年も改善される様子がなく、
出口を出てすぐの最高の立地で彼らは客引きをしている。

手を出せない裏社会とつながっているとか、
そうした事情でもあるのだろうか?

タクシー会社が空港側に注文をつけて
取り締まったら簡単に撲滅できそうなものだが・・・。



ブロックM以外の場所について考えてみると、
街まで行ってもジャカルタがバンコクやクアラルンプールに比べ
特別勝っている点があるようには思えない。

東南アジアに来たことがない人にとっては
意外な発展ぶりに驚きだとは思うが、
住環境としてあえて選ぶ理由がいまいち見当たらない。



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執筆者、伊田武蔵
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