ジャカルタの傘レンタルビジネス、Ojek Payung


日本で突然雨が降り出すと、コンビニや百貨店等で傘が一気に売れて行く。

一部の駅の売店等では突然の土砂降りになったことによって傘が売りきれてしまい、外に傘無しで飛び出さなくてはいけなくなることもある。

ジャカルタにおいてもスコールが降ることがあるので、唐突に傘の需要が発生することがある。

私もジャカルタに行った際、Seribu Rasaでインドネシア料理を堪能した後、スコールに降られたばかり。

こういったときのためにOjek Payungという職業があって、彼らは傘をレンタルしてくれる。

ちょっとそこまで歩いていきたいのに、その間に傘がないために豪雨で濡れてしまうとか、そういった困ったことが起きるときにこのOjek Payungが出てきて、大体40円〜80円くらいまでの料金で傘が必要なところを一緒に歩いてくれるということ。

こういった仕事をしているのは子供が多く、特に男の子が多いらしい。

大体日本で言うと小学生くらいの子供がやっている小遣い稼ぎということで、これはこれでかなり興味深い職業。

実際、傘を買うほどのことではないが、スコールの場合であれば短距離であってもびしょ濡れになってしまうので、そういったときには非常に助かる。


ジャカルタならではの光景は他にも

他にもジャカルタにおいては変わった仕事が色々あって、例えば勝手に人に車のガラスを拭きはじめてそれで料金を請求するという人もいる。

一般的な目安としてはだいたい5円から15円程度払う人が多いということで、ジャカルタの場合は慢性的な渋滞によって車が止まっている時間が長いので、そういったことをしていてもあまり危険がないということ。

タクシーに乗ってきるときにも、確かにそういった仕事をしている人は見た。

これを仕事というのか、迷惑行為というのかは意見が分かれるところだろうし、個人的にはかなり邪魔くさい印象を受けていたものの、彼らは彼らで生活がかかっているわけなので、なりふり構わっていられない状況もうかがえた。

あとは同じく車で止まっていると、とにかく売り子がやってくる。

わかりやすいところであれば食べ物や飲み物を売っている人もいるし、それ以外でもおもちゃを売っていたり、インドネシアの伝統的な工業品と思われるものを売っていたり、様々なものを売っている売り子の姿をよく見かける。

車が動き出すと彼らも脇によけるわけだが、当然ながらぎりぎりまで粘って交渉している人もいて、こういったことがまた渋滞を引き起こす原因になっているのではないかという気がしないでもない。

他にもジャカルタで電車に乗っているときに見たのは、アコーディオンを演奏してそれで大道芸人的にお金をもらっている人で、こういった事は駅でも行われていたりする。

ある意味でいうと、インドネシア人はそこらへんで勝手に商売を始めることに長けているのかもしれない。

恐らくは個人事業主としてやっているのだろうし、あまり元手をかけずに始められるような仕事も多いので、独立心旺盛な国民性であるような気もする。


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