ペナンからバンコクへのフライトチケットを取る際に、恐ろしいことに気が付いた。
日程だけを見ていたために、どの時間に出発をして何時に到着するか確認していなかったことに、後から気づいた。
バンコクの場合、ドンムアン空港とスワンナプーム国際空港の二つがあって、エアアジアで今回はチケットを取ったのでドンムアン空港に行くことになる。
到着する空港とか、ジェットスターを使うかどうかということ、そもそもバンコクに行くのか、チェンライやチェンマイに行くのかといった様々なことを考えていたら、なぜか出発や到着の時刻を確認しないという異常な事態になった。
もはや凡ミスですらなく、初めての衝撃。
結果としては、午後6時台に出発して7時台に到着ということなので、そこまで悪い時間ではない。
一見すると飛行時間は五十分のように見えるが、これは時差があるためで、実際は一時間五十分ということになる。
タイの場合は日本とは時差が二時間、マレーシアは一時間だが、実際のところ両国はほぼ同じ経度にあるので、実際問題としてはあまり関係ない。
フィリピンからマレーシアに来た段階では時差がなかったので、一時間ほど日の出や日の入りが遅れている。
そういった意味で言うとタイに行くことによって、時間の感覚が戻るようなところがある。
私の体内時計にとってはその方が、都合が良い。
それにしても、今回の出来事は決定的なミスにはつながらなかったし、大きな問題が巻き起こることはなかったものの、もしかしたら真夜中の11時とか12時、1時といった時間帯に到着するとか、もしくは夜中2時に出発をするとか、そういったことになっていた恐れもある。
そうするとホテルのチェックインやチェックアウトの手続きとの兼ね合いもあるし、厄介な問題が起こる。
やはり夜中はそれだけ治安が悪いので移動にも注意を必要とするし、単純に体調管理を考えても厳しい。
飛行機の中で寝るにしても二時間弱のフライトなので、ぐっすりと休むことが出来る訳でもない。
そういったことを考えると、かなりひやっとさせられる一幕だった。
これまでにも全く間違った日付で予約していたことはあるので、ヒヤリハットの段階で止めておくのは非常に重要なことになる。
残念ながらミスをゼロにすることは出来ないだろうし、今後もいくつかのミスが発生することはある程度は織り込み済み。
人間のやることなので、工場の労働者の作業ミスをゼロにするよりも、如何にしてミスのパーセンテージを下げるかに着目した方が現実的であるように、私自身も完璧よりはミスが少ない状況を目指したいとは思っている。
特に航空券はまだしも、ホテルの予約は毎日の出来事なので、ミスが発生する確率は高いし、実際にペソと日本円を間違って予約をしてしまったこともあった。
ホテルが異常に安いと思ったら日本円ではなくフィリピンペソで表示されていたためで、こちらで思っていたよりも2.5倍の金額になっていたので、それは安いと感じるはずだと納得した。
こういった部分でいつ問題が起きてもおかしくないことは、既に世界一周の旅立ちから半月で何件か確認されている。
今後も大事が起こらないようにもう少し注意していきたい。
とはいったところでその注意力が散漫なので、どこまで出来るのかは分からないところ。
こうなってくると秘書が欲しくなってきた。