自転車で世界一周しなかった理由


世界一周を決めた時に、自転車を使ったら面白いかと思った。

車のように酔うこともないし、
飛行機や列車のように運行ルートも決まっていない。

iPhoneでGoogleマップを使えばおおよその現在地は確認できるし、
自由気ままに寄り道をしながら楽しむ旅も心地よさそう。



しかし、現実問題としていくつかの問題が生じた。



荷物の量が限られる


エネルギー効率のいい自転車を使う場合、
持っていける荷物が少なくなってしまう。

舗装された道をロードレースタイプの自転車で走るなら、
バックパックに加えて手に持つバッグまでというのは
少々厳しいはず。

私の場合、単なる世界一周旅行というわけではなく、
自宅を引き払っての移動生活となる。

その前提に立った場合、
自転車で持ち運べる範囲に所持品をとどめるのは
さすがに無理があるように感じた。

シンプルミニマムな暮らしをしていると言っても、
限度がある。



また、仕事道具であるパソコンも必然的に持ち歩くため、
雨の日に濡れるのがまずいという問題もある。

パスポートやカード類の紛失の次に怖いトラブルが、
パソコンが故障すること。

仕事に直接影響が出てしまう。

これはプロとして避けなければいけないので、
この点で自転車での世界一周はリスクが高かった。



体力的な問題


30歳を過ぎてから、
確実に体力が落ちているのを感じている。

特にジムでトレーニングをした2,3日後には
体調を崩して寝込むことが多い。

この状態で、自転車で世界一周をするのは厳しい。


走るのと寝込むのを繰り返すのでは、
さすがに快適な旅とは言えない。

体調管理には気を使ってきたので、
改善の兆しは見られている。

しかし、自転車で世界一周というのは
さすがに現状として無謀と思わざるをえない。

元々身体が強い方でもないし、
そこまで大きなチャレンジをいきなりすべきかと考えると、
やはり違うだろうと。



まずはもっと小さなところから始めた方がいいし、
自転車にもブランクがある。

マレーシアは道が頻繁に陥没している上、
車優先で自転車なんてほとんど走っていないし、
現地の人に乗らないように忠告されるほど
環境が悪かったので。

その後に住んだフィリピンでは、
街中でも時々ロードレースタイプの自転車に乗っている外国人を見た。

現地の人が乗っている場合には、
商業用のボロボロの自転車だったり、
荷車と組み合わせたような独特なものが多い。

フィリピンでもマニラは空気が悪いので、
自転車に乗ろうとは思えなかった。



この状態で、いきなりの世界一周は大胆というより準備不足。

結局、断念する要因の1つとなった。



そもそも世界一周がベストなのか?


私が自転車で周りたいのは、主にヨーロッパの国々。

あとはカナダぐらい。

自転車で世界一周をすることを想像してみると、
ユーラシア大陸や南米は辛いだけな気がする。

ユーラシア大陸を走る場合、
仮にシルクロードを通るなら大部分は中国になる。

この旅の中に中国を組み込む気はないし、
もうたくさんなので行きたくない。


かと言って、
ロシアを自転車で横断するのは時期を選ぶ上に
手続きが煩雑になるだろう。

何しろ自由旅行を大きく制限している国なので。


南側を通る場合、
途中で治安の面で不安な中東を抜ける必要が出てくる。

そこに至る以前に悪路に悩まされるのも確実。


これは私が望んでいる世界一周の旅ではない。



たしかに、気軽に道を変えて面白そうな場所に立ち寄ったり、
きれいな風景を心ゆくまで楽しめるのはいい。

風を感じながら走るのも気持ちいい。


しかし、現実的な問題を考えていくと、
どうも自転車で世界一周となると
厳しい予想しか出てこない。

結局、そんなわけで断念することにした。



一部の国にはレンタサイクルもあるし、
何ならヨーロッパでは自転車を買うという手もある。

そのくらいにとどめておいた方が快適なのだろう。

それ以外は、
通常通り飛行機や電車、バス等を駆使して移動することにした。



世界一周の最初の国であるマレーシアで、
すでに陸海空は制した。

フィリピンからクアラルンプールに飛び、
イポーまでは電車、
バタワースへはバスで移動し、
ペナンにはフェリーで渡ったので。


意識するわけでもなく主要な交通手段は制覇してしまったが、
今後もそれらを中心にして旅を続けることになる。



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執筆者、伊田武蔵
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