仕事の価値観を上司や同僚から学ばなくてよかった


通常なら仕事の価値観は、初めて就職した会社で
上司や同僚から自然に学び取るものだと思う。

中には「いつまでも学生気分でいるな」と
はっきり意識を変えるように言われたことのある人もいるはず。


人間は周囲の人に多かれ少なかれ影響を受けるし、
それはミラーニューロンの働きがあるので仕方ない。

たとえ嫌いな相手でも、
接する時間が長ければ真似てしまうのが本能なので。



しかし、尊敬もできない上司から仕事の価値観を学ぶと、
一生ものの呪縛になってしまう。

しょせんは社会人経験が(もしくはその会社での実績が)
少し上というだけの話であって、
上司も単なるサラリーマンでしかない。

雇われて業務をこなせば給料を毎月もらえる環境で、
労働者として使われる側の人間でしかない。

その姿に理想を感じるのでなければ、
近づいていったところで泥沼にはまるだけ。



私が初めて就職した会社の部署は、
最初から人間関係が崩壊していた。

パワハラで新人を潰す上司(直属だった)、
それを管理することを放棄したさらに上の役職の上司、
社歴だけは長いが役職も付かず
部署のお荷物となっている無責任な先輩社員・・・。

さすがに彼らから学ぼうとは思わなかった。


仕事を覚える環境としては最悪だったが、
彼らの価値観を最初から斜めに見ていた点は幸いだった。

いかに会社にぶら下がっていくかとか、
職場を自分の好き放題にやれる環境に変えるかとか、
そんなことを身につけても仕方ないので。



私はサラリーマンを2年で辞めて、
その後は独立した。

それからは個人事業主や経営者として、
年収が数千万円から数億円の人に会う機会も増えた。


その中で感じたのは、
彼らはサラリーマンとは仕事に対する価値観が違う。

レベルが違うということではなく、
そもそもの方向性が異なっている。

考え方が相容れないので、
長年人に雇われて組織の中に生きていくと
個人としてやっていくのは難しくなるのではないかと思う。



自分でビジネスをする側に回ると、
価値判断の基準は自分自身になる。

誰かが評価してくれるわけではない。

個人でやるにしろ、社員を雇うにしろ、
トップとして自分の価値観で仕事を進めることになる。


ビジネスなので利益等の数字はあるものの、
結果をどう受け止めるかは自分次第。

会社が査定をしてくれるわけでもないので、
自らの仕事について自分で評価を下さなくてはいけない。


これは気楽であるように見えて、
多くのサラリーマンが実際にこの立場になると
苦痛を感じるだろう。

最初のうちは楽でも、長くなってくると苦しくなる。

なぜなら、終わりがあるわけでもないし、
誰かの評価で区切りがつくわけでもない。

自己評価がすべてという価値観は
学校でも職場でも普通は身に付けることができないし、
周りからどう見られるかでほとんどの人は生きている。



あるいは仕事に対する姿勢として、
うまくいっている経営者ほど業務時間は短いことが多い。

しかし、ピンポイントで重要な点は外さない。

そのために普段からアンテナを張っているし、
遊んでいる時にも仕事に役立てられることを学んでいる。


これがサラリーマンの価値観だと、
会社が終わったら仕事のことは考えるのをやめにしようとなる。

そして、経営者を見て、
「あいつらはろくに仕事もしないでいい身分だ」
とぼやくことになる。



どちらの側に収入が集まっているかは自明だし、
自由になれる可能性があるのがどちらかも分かりきったこと。

わざわざサラリーマン側の仕事の価値観に染まっても、
ろくなことはない。


私がさっさと自らビジネスをする側の考えに切り替えられたのは、
会社員として過ごした時間が短かったことと、
上司や同僚の価値観を最初から軽蔑していたことがあったと思う。

彼らのようにはなりたくないという思いがあった。



ギスギスした職場だったので、
部署内で食事や飲みに行くようなこともなかった。

私だけではなく、他の社員も含めて。

こうした点もプラスに作用した。

余計な価値観の刷り込みの機会を増やさずに済んだので。



フリーターにはフリーターの、
正社員には正社員の、
そして経営者には経営者の仕事の価値観がある。

それぞれのポジションによって考え方・物の見方は違うし、
望まない場所にいるのに、
そこの考えに染まってしまうのは危険。

ますます抜け出せなくなる原因になるので、
自ら価値観を選ぶ必要がある。



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執筆者、伊田武蔵
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