介護疲れでうつ病や事件になる前に海外脱出という手も


世界的に見ても少子高齢化が給食に進んでいく日本において、介護疲れでうつ病になったり、あるいは家族の間で事件が起きてしまったりといった悲劇は、もはや日常的に起こっているし、今後はますますそれが増加の一途をたどると思われる。

国内の老人施設等に親を預けようと思っても、1千万円や2千万円といったまとまった金額を用意できないと、そもそもの老人ホームの選択肢が狭く、公的な資金で介護を受けられるような場所は圧倒的に不足していて、入居者が列をなしていたりする。

不人気職種なのでどうしても人材は足りないし、日本の場合海外からの人材の受け入れに対しても非常に消極的というか、むしろ拒絶感すら感じる。

一時期インドネシアから介護や看護の分野の労働者を受け入れるという話もあったが、どうやらほとんどは更新期間が来た段階で更新を拒否されて、インドネシア本国に帰らざるを得ないという状況だったらしい。

日本国内で介護の人材があまりにも足りていないわけで、どうにかして人材を調達しなければいけないという状況において、この鎖国的な体質というのは致命的。

かといって若者がそういった職種にあこがれるかと言えば、そんなことは全くなく、私の知人の仲にも介護関係の職に就いていた人もいたが、結局7年務めても月収が30万円を超えることはなく、重労働で責任も重い割には全く報われず、使命感だけで勤めているという話だった。

一方で家族は介護疲れを感じて精神的に追い込まれてうつ病になったりすることもあるし、煮詰まった状況になって傷害事件に発展してしまうということもある。

そもそも日本においては心のどこかで老人ホームや施設に親を入れることは、姥捨てのような非道徳的なことだという風潮があるが、これは別に世界的に見てそういった倫理が存在するわけではない。

北欧においては、老人が介護施設に入るということは一般的で、それは当然のことだと思われている。

一方、私が以前住んでいたフィリピンの場合、大家族制がまだ残っているので、子供や老人の面倒を手の空いた者が見て、一族の間で給料が高い人がいれば、お金はその人に出してもらうというのが一般的になっている。

このフィリピンの例は、核家族化が進んだ日本においてはもはや参考事例として取り入れることも困難だが、北欧の価値観が存在するということを認識しているというだけでも、後ろめたい想いを感じる必要が必ずしもないということがわかるはず。

とは言え、周囲の目や世間体を気にして気まずいという人もいるようで、介護疲れでくたくたになり精神的にも疲れ果てていながら、どうにか自宅で全てを賄おうとしている人も少なからずいる。

下手をすると仕事を辞めて介護をしなければいけないということも起こるが、40代や50代で離職してしまえば親の面倒を見た後に社会復帰ができるかどうかということも、なかなか厳しくなる。

30代までだったらともかく、それ以降は転職市場が非常に規模が小さいので、なかなか難しいというのはご存知の通り。

あるいは奥さんが実質的に一人で介護を任されているということもあるが、これは相当ハードで、なおかつ夫と妻の両親が合計4人もいるということを考えると、一人で全てのケアをするというのは並々ならぬ苦労となる。


海外でメイドを雇って悠々自適な暮らし

メイド大国と言うとフィリピンが世界的にも有名だが、この国のたとえばセブ島の場合だったら、月に2万円から3万円くらいが住み込みのメイドさんを雇う相場となる。

マニラだともう少し金額が上乗せされて、3万円から4万円程度。

もっと小さな産業のない島に行けば月に1万円くらいとか、あるいは食事等は支給するがそれ以外は基本的に現物支給をするくらいで、現金は時々お小遣いとして渡すぐらいという風習も残っているらしい。

日本人が仮にフィリピンに行くとすればマニラかセブ島が一般的だが、こういった場所に移住して専用のメイドさんに面倒を見てもらって悠々自適に暮らすというのも一つの方法となる。

普通に食事や料理を作るだけでは不安ということであれば、看護のスキルを持ったメイドさんも割高にはなるが雇うことができるので、そういった人に面倒を見てもらうというのもあり。

これであればマンツーマンだし、24時間体制でケアをしてくれるので、家族が介護疲れをすることがない。

さらに言えば、セブ島のコンドミニアムであれば、美しい海に面したオーシャンビューの部屋もあり、日本の様な閉鎖的で息詰まっている感じの生活環境を一新することもできる。

これであれば家族としても後ろめたさを感じずに、新しい生活として移行できるとこもあるのではないだろうか。

奥さんが一人で両親の面倒を見ていて介護疲れをしているのであれば、奥さんと介護が必要な親だけでしばらくロングステイをして、メイドさんに面倒を見てもらうという手もある。

人の寿命というのは分からないものなので、あと何年介護が続くのかは誰にも正確に予測はできないが、他界するまでという期限ではなくて、たとえばここから半年とか1年とか、そういった期限を区切って介護疲れを解消するために長期滞在をしてみるのもいいかもしれない。

フィリピンの場合であれば観光ビザを更新することで1年間暮らすこともできるので、事前に永住権やリタイアメントビザを取得する必要はない。

それ以外にもタイやマレーシア等で滞在するという選択肢もあるし、日本以外に目を向けると色々と可能性は出てくる。

介護疲れでうつ病になったりする前に、こういった抜本的な汰一作を取るというのも一つの方法。

一時的なストレス解消とかそういったことも大事だが、ある程度まとまった期間を設けて、介護している側の疲れを解消するというのも非常に重要だし、それは面倒を見られる側にとっても気分が楽になる場合もあるだろう。

切羽詰まった顔で身の回りの世話をされるよりは、家族が余裕を持った状態で接してくれる方がやはりうれしいはず。

海外に行くと言っても別に永住する必要はないので、最初から家具や家電が付いた部屋でしばらく生活して、そこからまた日本に戻ってくるという手もあるし、親の体調が悪くなって頻繁に病院に行かなければならなくなったら日本に帰国するという手もある。

東南アジアの日本人が多く住んでいる街には、日本語が通じる病院もあったりするので、普段は何かあればそういったところに駆け込み、長期的に治療が必要とか療養が必要ということになったら日本へ戻ればいい。

セブだったらセブドクターズホスピタルとかマクタンドクターズホスピタルといったところに日本デスクが設けられているので、そこに行けば通訳をつけてくれる。

私の友人も網膜剥離になった時にセブドクターズホスピタルに行ったらしいが、安心して治療を受けられたと言っていた。

一般に目の治療は不安が大きなものだが、それでも安心できるということはそれだけの環境だということがうかがえる。

海外から日本に介護関係の人材が流入してくることが難しいのであれば、こちらから出ていくというのも一つの手。

せっかく世界的に通用するパスポートを持っているのだし、それを上手に活用することができれば、いまいちな設備と入居に際して異常な競争が繰り広げられている老人ホームに頼る以外の選択肢も出てくるので、そういった部分に目を向けてみるというのも一つの方法だろう。



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執筆者、伊田武蔵
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