会社や仕事の理不尽から自由になれた理由


大学を卒業して、初めて入社した会社は、理不尽がまかり通り、意欲を持って仕事ができるような環境では到底なかった。

当時はまだ、あまり浸透していなかった言葉だったが、いわゆるブラック企業というもので、セールスしほうは違法か合法かのグレーゾーンで、法律ギリギリを常に狙っているようなものだったし、操業25年以上が経っているにも関わらず、生え抜きの社員はほとんど輩出されていなくて、次々に社員が辞めていくので、会長を中心とした70代以上の役員と、30代以下の比較的社歴の短い社員に偏っていた。

そして幹部は全て、会長の個人的なコネで入社していたため、頑張れば報われるという環境ではなかった。

理不尽な会社だったので、新しい仕事を立ち上げるために捕集した人材が、関係ない部署への移動を打診され、それに難色を示したところ、その日付で解雇されるという事例もあった。

とは言っても、表面上は、会社都合での退職という形ではなくて、自己都合ということで処理をされた。

ある日突然予告もなしに消えるということは、日常茶飯事の会社で、この件についても、特に社内でアナウンスがされることはなく、なんとなくその人のことを、しばらく見かけないと思ったが、案の定辞めさせられたというものだった。

このような事例というのは何軒もあり、むしろ円満に退職をして、送別会が行われたのは、私が記憶している限り、在職中わずか1回のみだった。

それ以外にも、多数の人が辞めていったものの、基本的には忽然と姿を消すというのが、基本のスタイルで、担当部署以外だと時差があって、徐々にその事実が浸透していったのが定番の流れとなっていた。

まともな会社から見ると、かなり不健全な体質だと思うが、当時は私も初めてのサラリーマン経験だったので、異常であると感じつつも、それがどの程度の異常さであるかということは、あまり正確に把握できていなかったように思う。

何よりも理不尽に仕事を押し付けられたり、上司に恫喝されることが日常茶飯事であっても、すぐに会社を辞めてしまえば、経歴に傷が付くということが怖くて、なかなか退職届を出すことができなかった。

初めての会社を数ヶ月で辞めるとか、そういったことになれば、転職をしづらいのは当然のこと。

そうなれば、どんなに理不尽であっても、せめて3年ぐらいは持たせたいと思ったし、最低でも1年は続けないといけないと思っていた。

とはいえ、このままずっと他人に雇われて、理不尽な仕事を押し付けられたり、上司にパワハラまがいのことをされたりし続けるのもいやだったし、サラリーマンとして生きていくことが、ベストな人生だとも思えなかったので、独立起業に向けて、まずは副業を始めてみた。

特に何らかのスキルがあったわけでもないし、社会人なりたてで、プラスに働くようなことはなかった。

もちろん資金もなかったので、まずはほとんどお金をかけずに、スタートできるようなところから始める以外にない。

そんな悪条件ではあったが、継続していくうちに、徐々に収入が入るようになってきたし、サラリーマン時代でも、月に12万円程度は稼ぐようになっていた。

更に、右肩上がりで収入は上がっている状態だったので、これであれば後2、3ヶ月で、本業の給料を越えるのではないかと思っていたが、ここでまた会社の理不尽な選択が私に降り注いだ。

これまで何人もの先輩社員たちが、身を張ってその存在を証明してきたように、私にも唐突に退職勧告というか、事実上のリストラが起った。

もちろんこれまでの事例と同じように、その日付で退職願いを書かされ、翌日からは出勤しないというものだった。

あまりにも、その会社では定番パターンでの辞め方だったので、普通にすら思えたが、考えてみれば、かなり異常な話には間違いない。

リストラ後の人生

結局そんなわけで、給料を副業の収入を越えたら退職届けを出そうかと思っていたところ、唐突に会社からリストラをされたので、理不尽には感じつつも、それを受け入れて、副業を本業にすることにした。

他の会社に天職をするという選択肢も頭をよぎったが、サラリーマン生活を抜け出すにはいいきっかけではあったし、転職活動期間という名目で、数ヶ月ぐらいであれば成り立つわけなので、とにかく今まで副業としてやっていたビジネスを、本業として真剣に取り組み、それで結果がでなければまた別の会社に転職をするという保険をかけておくことにした。

とはいっても、限られた時間ですでに収入を得られていたわけなので、自信はあったし、現実問題としてもう二度とサラリーマンになることは、ないのだろうという予想はしていた。

そしてその予想は的中し、7年以上経った今でも、サラリーマン時代に受け取っていた収入を、下回ったことは一度もないし、むしろ数倍に増えることになった。

更に言えば、個人事業主としてビジネスをしているので、誰かに指図をされることもないし、私の場合は、顧客や取引先を選べるので、もし相手が理不尽なことを言ってこれば、その段階で切れば済む話で、仕事のためにむちゃくちゃなクレームに対応するとか、そういったストレスを感じることもなくなった。

結果として、仕事にやりがいや誇りを見いだせるようになって、真剣に打ち込めるようになり、スキルアップも常に行ってきた。

会社に依存するよりも、自分でビジネスを持つ方が、遥かに成長は早くなるし、理不尽な目にあったり、やりたくもない仕事を強制的にやらされることもない。

それでいて収入が増えるのだから、あの時サラリーマン生活を継続するという選択をしなくて本当によかった。

40年会社に勤め続けるという恐ろしい選択

もし、高校を卒業したり、大学を卒業をした段階で就職をし、それから定年まで勤め上げるとしたら、約40年間会社に勤めることになる。

リタイアメント後の生活を夢見て、頑張っている人も多いが、その年齢になる前に健康を害して、自由に動き回れなくなるとか、そういったパターンも少なくないし、そもそも40年仕事人間として生きてきて、定年退職をした後、うまく新しい生活に対応できず、もぬけの殻状態になってしまうということも、多々報告されている。

アメリカの研究では、定年後に何らかの仕事をしている人と、いわゆる悠悠自適な仕事をしている人では、寿命に何倍もの差があり、仕事をしている人の方が、長生きするという研究もある。

それぐらいに、会社組織に依存するという体制ができてしまっているわけで、これはかなり深刻な話。

逆に個人でビジネスを始めれば、20代であろうと30代であろうと、自分のやり方で仕事をすることができるし、うまく仕組みを作れば、どの国にも自由に住める環境ができるし、いつでも旅行に行ったりすることも可能になる。

40年間耐え続けて、それから退職後の生活を楽しむよりは、若いうちから様々な経験を積みながら仕事をし、人生を謳歌して成長を楽しむ方が、良いというのが、両方の生活を経験してみて、至った私の結論。



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執筆者、伊田武蔵
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