トラベラーズチェックの換金が不便だった


今となってはトラベラーズチェックを換金して、
旅先の通貨を得るという非効率なことはしていない。

しかし、初めて海外に出た時は違った。

現金とは違い、
いざ盗難にあっても保護されているということもあり、
わざわざ日本でトラベラーズチェックを用意し、
それをヨーロッパに持ち込んだ。

この時に使っていたのは、アメリカン・エキスプレスだった。

支店での換金がもっともレートがよいので、
そうするためにお金が減ってくるたびに
アメリカン・エキスプレスのマークを探すという
時間のムダなことをしていた。

あの時の旅はお金がなく、時間はあった。

そのため、とにかく節約のために時間を使った。

これはトラベラーズチェックの換金だけではなく、
ホテル探しも同様に足を使って安いところを探しまわった。

次々に居場所を変えていく旅のスタイルにおいて、
行く先々でアメリカン・エキスプレスの支店を探すのは
負担以外の何物でもない。

クレジットカードにした方がよかった。

ちなみに、ベルギーではちょっとしたピンチに陥りかけた。

というのも、トラベラーズチェックの換金には
パスポートが必要になる。

コピーのために相手に預け、
現金を受け取ってブリュッセルの街に出た。

1分ほどたってから、
ふとパスポートがないような気がして、
ポケットやカバンの中を探しても出てこない。

返してもらった記憶もなかったので、
すぐに引き返してその旨を伝えた。

しかし、相手はすでに返したと言う。

とにかくコピー機を見るように伝えると、
絵に描いたような渋々な様子でコピー機まで歩いていき、
案の定そこにあった。

別にそのことを謝罪するわけでもなく、
何事もなかったかのようにパスポートを渡してくるのを見て、
ベルギー人のメンタルの強さを垣間見た気がした。

その後、これが海外では標準的であることが分かっていったが・・・。

私自身もパスポートが戻ってこないことを
見落としてその場を離れてしまったので、
この点は反省した。

相手がプロであろうとも、
手放しに信用するわけにはいかない。

とにかくパスポートを紛失するなんて、
初海外でのトラブルとしてはハードルが高過ぎる。

その後はこういったことはなかったものの、
トラベラーズチェックの換金という
無意味な手続きによって生じた問題でもあった。

結局、私がトラベラーズチェックを使ったのは、
初めての海外旅行の時だけ。

それ以降はクレジットカードとデビットカードを
組み合わせて使っている。

その方が効率が良いし、
街中で簡単に現地通貨をおろすことができる。

Visa+のマークがあるATMならどこでもいいので、
アメリカン・エキスプレスを探すよりも明らかに楽。

新興国も含め、ATMがなくて困ったことがない。



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