家族経営の会社が想像以上にひどかった


サラリーマン時代の会社は家族経営だった。

私にとって最初で最後の正社員時代を送ったのが、
その一社だった。

その後は独立してしまったので。



家族経営の会社については最悪だとか欠点が多いとか、
様々な問題を指摘する声がある一方で、
メリットについても語られたりする。

今回は私の体験に基づいた話をしてみようと思う。


まず前提として、
創業者は70代で現役のオーナー社長だった。

当然ながら権力は一極集中する。


そして、役員は全員60代以上(ほぼ70代以上)で、
全員社長の親戚とか旧友だった。

社内から生え抜きで選ばれた人はいない。



家族経営の会社にありがちな後継者問題だが、
これも一悶着あった。

というのも、オーナー社長は何度も次期社長を
社内から選ぶと公言していた。

そして、社内に親戚はいたものの、
子ども達は働いていなかった。


古参の社員だと、その言葉を信じていたらしい。

しかし、ふたを開けてみると息子が役員として就任。

1年後には社長職に就任した。



私は当時直属の上司からパワハラにさらされており、
辞めることしか考えていなかったのでどうでもよかったが、
古くから働いていた人にはやりきれなかったのだろう。

そんな様子も見て取れた。


チャンスがあると明言されていたポジションが、
結局関係ない会社で働いていた社長の息子に奪われたのだから。

誰しも家族経営の会社であることは理解していたが、
この肩すかしの仕方はさすがに驚愕だった。


当事者ではなかったのでダメージはなかったが、
自分が候補に入っていると思っていた人には最悪の結果だろう。

これまでの言葉は自分たちを発奮させるエサで、
実は最初からチャンスなんて存在していなかったと
思い知らされたようなものなのだから。


外部から連れて来られた役員たちは
社長と変わらない高齢者ばかりだったので、
代替わりをするなら若返る可能性が高い。

となると、生え抜き社員にもチャンスはありそうだった。

そして、この息子の社長襲名によって、
社長職どころか役員のポストも
一般の社員は狙えないことになった。



家族経営のすべてが悪いわけではないにしても、
本気で長期間勤めるには厳しいと思う。

血縁に翻弄されて生きていくことになるわけだし。

個人的にはサラリーマン社長になることに
何の意味も見いだせないのでどうでもいいが、
そこを目標にしている人には辛い。



いくらトップになったところで
サラリーマンなら理不尽にさらされるわけだし、
オーナー社長とは違うのだから自由になんてなれないし、
目指す意味があるのかは分からない。

ただ、そこに価値を感じる人にとっては
大きなデメリットだろう。

家族には継がせないと繰り返し明言し、
実際に子供は社内で働いたこともなかったのが
急転直下で役員に就任して社長になってしまうのだから。



家族経営のメリットは何かと考えてみたが、
デメリット以外浮かばなかった。

優秀なオーナーが会社の経営をワンマンで取り仕切るのは、
たしかに合理性がある。

しかし周囲に家族がいる必要はどこにもない。


むしろ家族が経営に参加したりすれば、
余計な情が入り込むだけ。

家族だから関係がスムーズにいくなんて幻想で、
逆にドロドロしたりするのは周知の通り。



ということで、長年勤めるつもりなのであれば、
家族経営の会社にはデメリットしかない気がする。

それにしても、
家族ではない社長の人脈で連れて来られた役員が
退職後に死亡説が流れたり、不思議な会社だった。

それについて、社長が何か関係しているのではないかと
噂されるぐらいの環境だったので、
社員の間に相当な疑心暗鬼が募っていたのを感じる。



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執筆者、伊田武蔵
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