クアラルンプールで移住生活を送る人に話しを聞いてみた



マレーシアの首都、クアラルンプールに移住して生活している人に話を聞くことができた。

この国には私も住んでみたが、別の街だったこともあり、仕事や食事、現地でのトラブル等、興味深い情報も。

ということで、以下はその時の書き起こし。



まずクアラルンプール移住で不便なこと困ったことということですが、やはりクアラルンプールは交通機関が発達していないのでその辺が一番不便だと思います。

まず電車があまり線がないので自分が行きたいところに全て電車が走っているわけではありません。

ですので、移住後は電車がないと何を使うかというとバスになるのですが、バスもやはり行き先それから路線それから時間そういったものはあまりクリアではありません。

クアラルンプールを含むマレーシアではそういった路線図もありませんし、バス停に時間表が載っているわけではありませんので、いつどの行きのバスが来るのかというのはわかりません。

ひたすら待っていて来たバスに行けば乗る行かなければそのまま待ち続けるということになります。

私はイスタンブールに一年、それからイスタンブールから一時間ほど離れたちょっと郊外に一年住んでいたのですが、その郊外に住んでいるときも、いつも移動には困りました。

バスがない場合はどうするかというとタクシーになるのですけど、タクシーはやはり運転手さんともめなければ大丈夫だと思います。

メーターを使用するメーターを使用しないとか、あとはメーターに何か明らかに仕掛けがあるこういったことが目に見えてわかるときには、タクシーに運手主さんに交渉したのですけどほとんど勝ち目はありませんでした。

明らかに仕掛けがあるというのは普段乗っているメーターの動きよりもかなり速いスピードでメーターが加算されていくですとか、あとはマレーシアというのはしょっちゅう法律が変わる国なんですが、例えば一時期四人以上乗ったときは四人目の料金を何か超過するというルールがありましてメーターが目的地についてから何かボタンを押すとその超過料金が加算されるような仕組みになっておりました。

そういったルールがあったんですけどなくなりました。

なくなってもそれを知らないとそういったメーターのシステムを使って超過料金を加算したりします。

明らかに私たちは旅行者と見られますのでそういったことを知らないと思われて、そういった超過料金を掛けられたこともあります。

あとは荷物が多いと荷物が多い超過料金を取る、そういった決まりはまったくないのですけれども取られた金額がいくらかというと100円や200円で日本から住んでいる人からするとたいした金額ではないのですが、クアラルンプールで生活してマレーシアの現地の標準でお給料をもらっている私たちにしてみればそういった金額というのは大事なものです。

あとはやはり移住している意地みたいなのがあって、やはりぼられてはいけないとそういった行為をそのまま許しているとどんどんエスカレートして色々観光客や海外でだまされてしまうという気持ちもありまして移住しているものとしては頑張っておりました。

あとは長期滞在になりますと車を買ってしまって自分で移動してしまったほうがいいという人も結構いましたので、将来的にもう長く住むと決めてしまった方は車を購入していらっしゃいました。

それはそれでマレーシアで車の運転というのはとても難しいのですが、まず一方通行が多いので道がちょっと覚えにくいわかりにくいということがあります。

あとはマレーシア人はほとんど交通規則を守らないのでそういった守らないルールに慣れていくということも大事だと思います。

ウィンカーを出さないで急に左や右に曲がったりですとか、車線変更、急停車、急発進そういったものは普通ですのでこちらもそういった運転をしないと逆に流れに乗れないというのがあります、

郊外になりますと車はそんなにありませんので、わりとゆったりと運転できるかと思います。


日本人が仕事をしていく上での現実

KLセントラル駅 クアラルンプールに移住して日本人が仕事をしていく上での現実ということですが、日本を出る前に仕事を決めたいのかマレーシアにいってから仕事を探すのかという二つのやり方があると思います。

日本を出る前に仕事を決めたい場合はやはりインターネット等で仕事を探すしかないと思うのですが、ワールドポストという海外就職の仕事を探すサイトがありましてそちらのほうにはよくマレーシアも載っています。

クアラルンプールに移住してから仕事を探す場合は人材派遣に登録するか、もしくは知り合いの日本人に紹介してもらうかということになるかと思いますが人材派遣も割りと充実しているのでそちらのほうが話が早く進むのではないかと思います。

職種としましては一番いいのは日系企業で働く、日系企業の中でも例えば広告会社ですとか旅行会社そういった会社で日本人を募集しているかと思います。

あとはマレーシアに進出している日本企業、その中でどういった職種になるかといいますと日本人の方を相手にしている営業、または秘書とか通訳翻訳の仕事になるかと思います。

もちろんそういった職種によってお給料のほうは変わってくるかと思いますが、後は条件によって能力によって人それぞれではありますがだいたい12万円から15万円くらいではないかと思います。

あとはクアラルンプールのホテルそういった日本人を対象にしたフロントの仕事は10万円くらいであるのではないかと思います。

あと仕事として多いのは日本食レストラン。

日本食レストランですと例えばウェイターですとかウェイトレスアルバイトのような仕事で募集している場合もありますが、そういった仕事でしたら向こうに行ってから決めてもぜんぜん大丈夫だと思います。

むしろ例えば向こうでレストランの中の総長リーダーとして働く、あとは板長として働くそういった場合のほうがわりと条件が動くかと思います。

クアラルンプールの日本食レストランだと、15万から20万円くらいもらっているのではないかと思います。

ただそういった人たちはメニュー作りからスタッフの指導それから仕入れすべてのことがやれるような人かと思います。

あとは英語学校のコーディネーターであるとか、あとは日本語教師。

日本語教師のほうはもう少しちょっとお給料がさがりまして8万円から10万円くらいではないかと思います。

マレーシアは日本人にとってわりと比較的仕事が見つけやすいと思いますが、やはり英語ができるとか何か能力を持った方のほうがお給料のほうはよくなるかと思います。

特に学歴とかはあまり問われない気がするのですが、どちらかというと語学力が出る気がします。

それからそれまでの経験、そちらに関係する経験であればもちろん有利であると思います。

マレー語のほうはもともとできる人は少ないですし、マレーシア人が日系企業であればほとんど英語ができるので、マレー語のほうはできるに越したことはありませんが余り問われることはありません。

また日本ですと英語力というとTOEICやTOIFLなどのスコアを問われるところも多いと思いますが、向こうはそのまま面接になりますので、会話力をつけたほうがTOEICのスコアが高いよりも評価されるかと思います。

ただマレーシア人の英語ですので、ネイティブの話す英語よりは比較的にわかりやすい英語ではないかと思います。


マレーシアでの食事

ペナンで食べたオムライス マレーシアでの食事ということですが、クアラルンプールであれば食事に関しては移住生活を送る日本人にとってとても便利なところであると思います。

もし自宅に台所があって自炊をしていくというのであれば大きな日本系のスーパーマーケットもありますので、そちらのほうで日本の食材それから調味料も簡単に手に入ります。

マレーシア人はわりりと魚も食べますので新鮮な魚も手に入ります。

もし外で外食ということであっても中国人マレー人インド人と三つの異なる出身の国の人たちが住んでいるところですので、色々な国の料理が食べられます。

やはり日本人にとって食べやすいのは中華料理であると思うのですが、中華料理の中でも北京料理、客家料理、広東料理それから飲茶色々な種類の中華料理が安く食べられます。

屋台であったらとても安く一食300円ぐらいでお腹いっぱい食べられるかと思います。

クアラルンプールでは持ち帰りのシステムもとても発達しておりますので、どんなものでも持ち帰って家で食べることができます。

もしマレー料理やインド料理を食べたいということであっても、まったく問題はありません。

マレー料理は良く屋台などで食べられるのですが、ちょっと辛い料理ですので辛い料理も大丈夫ということであればマレー料理も口に合うのではないかと思います。

マレー料理はピーナッツとかも混ぜますので辛いのですが、ちょっと甘いというのもありますので一度お試しになられたらいいかと思います。

インド料理もほとんどインド人がやっておりますので、私はマレーシアにいって初めてインド料理をおいしく感じました。

日本で食べるインド料理もおいしいのですが、やはり日本人に合わせているという味ですので、タンドリーチキンなんかはちょっとパサパサしておりますし、あまり好きではありませんでした。

移住後にクアラルンプールで食べたインド料理が、今まで食べたインド料理の中で一番おいしく感じました。

実際にインドに行くつもりはないので、こちらで食べるが最後でおいしく食べられたインド料理かと思うのですが、そちらの屋台であってもレストランであってもおいしく食べられると思います。

日本料理なんですが、やはり日本料理はこちらの三つの料理に比べるとやはり少し値段が高く店の数も少ないのですが、それでも他の外国にある都市に比べれば割と経済的に簡単に食べられると思います。

それ以外の料理、例えばイタリア料理、フランス料理そういった料理もありますが、クアラルンプールではイタリア料理はまだ少し高級品という感じがします。

きちんとした店構えのレストランでしか食べられないと思いますので、お値段もこちらの日本料理と同じくらいの価格になるかと思います。

通常のスーパーマーケットのほかに、マレーシアでは移動マーケットというものがあります。

曜日よって各エリアに移動していくんですけども例えば自分のエリア毎週火曜日、他のエリアは毎週水曜日というような形で、夜屋台とそれから食材そういったマーケットが一列で200mくらいの長さでお店を出します。

クアラルンプールへの移住後はそこで食材や屋台で食事なんかを買うととても安く済むと思います。

そういったところでは日用品それから衣料雑貨そういったものも一緒に売ってますので、そういった機会にお買い物するとかなり安上がりで済むのではないかと思います。


クアラルンプールでの生活の中のトラブル

ペナンのモールの入り口
次にクアラルンプールで移住して生活するようになってからの経験したトラブルなんですが、マレーシアにはマレー人それから中国人インド人と三つの異なる国を出身とする人たちが住んでいます。

もう皆さんはマレーシア人として一つの国の人たちなんですが、祖先も違いますので顔からすでに何人かがわかります。

ですのでそういった三つの国の文化をもった人たちの間で、私たちは今第四国家として国民として中立的な立場でいなければいけないのですが、まずインド人は人数が絶対的に少ないのであまり問題にはなりません。

マレー人と中国人なのですがこれがまた仲が非常に悪くて、マレー人はもともと澄んでいる地元の人、中国人はあとから入ってきた外国の人というイメージがあります。

それでも中国人は良く働きますしビジネスも上手ですのでマレーシアの経済を動かしているのはほとんど中国人といえるでしょう。

それは彼らの努力によるものなのですが、マレー人はやはりそういった習慣がなかったために頑張って働いてしまう国民にちょっと嫉妬みたいなのがあります。

ですので法律の中でも中華系マレーシア人に対して不利な法律もたくさんあります。

大学それから就職に関しても、中華系マレーシア人に対しては制限があります。

そういった中で彼らの関係はとても悪いものです。

ですので職場でも彼らの間にたって働いた場合に、意見の正しさよりも何人につくかというところになりますので、やはりそのあたりの調整はとても難しかったと思います。

あとは宗教的な問題もありまして、マレー人は基本的にイスラムです。

イスラムであると断食ですとかお祈りですとか、彼ら独特の習慣があるのですけれども、国はマレーシアですのでそういったものは全て優先されます。

ですので仕事中には断食をするのですけど、お祈りをしたりですとかそういったことを仕事があるからやめてくださいということはできません。

そちらが常に優先されますので、仕事に障害が出ることもあります。

あとはお祈りの日ですね。金曜日ですとかそういった日はみなさんモスクに行くんですけど、道がその日はモスクに向かう人たちでいっぱいになって通行禁止になったりとか、断食のときはご飯が食べられませんのでバスの運転手や電車の運転手イライラしまして、バスがとまってくれないことさえあります。

またこの時期のクアラルンプールでは、喧嘩が多くなります。

みなさんご飯を食べないのでイライラしてしまって喧嘩が多くなるんです。

そういったものに巻き込まれるということもあります。

あとマレーシアは泥棒が多いです。

泥棒といっても強盗ではなく例えばスリですとか置き引きのような小さい犯罪なんですけども、一つ一番危ないのがバイクを使ったスリというのがありまして、歩いている人を後ろからバイクで狙って掛けているかばんなどをかっぱらう感じで走っていくのですが、それを例えばかばんをすぐ放さないで手に絡まってしまって引きずられてしまったりそういったことが時々あります。

そうすると怪我もしますのでとても危なくなりますので、もしそういったバイクスリにあった場合はかばんはすぐあきらめて手を離してしまったほうが安全です。

あとは電話などはレジスターではなくてSIMフリーになっていますので、日本だと一回レジスターしますと他の人は電話番号も電話に付随しますので、使えないと思うのですがマレーシアの場合はSIMカードを換えれば電話は使えますので電話がよく盗まれます。

例えばレストランでご飯を食べているときとか、よく机の上にテーブルの上において食事をしたりすると思うんですけど、外のレストランなんかはよく走って電話をすられてそのまま走り去られてしまうということもよくあります。

あとはクアラルンプール移住後に病気になったときですね、病院は主に外国人が行くような特別な病院、例えば英語が通じるですとか外国人が多くいるところに行くんですけどマレーシアは暑い国ですので暑い国だからというか理由は良くわからないのですが、日本とちょっと治療方法や考え方が違うということがあります。

例えば熱を出して日本だと体を温めて汗をかいて治療するかと思うのですがマレーシアでは体を冷やします。

例えば高熱で入院したとしても、部屋の中はクーラーをガンガン掛けて毛布も与えられないで非常に寒い気温の中でいさせられて体温も一緒に下げていくという治療法を使っております。

そしてマレーシアでは食事も基本的には指示がありません。

日本のように例えば何かの手術をしてこれは食べてはいけないとかあれを食べてはいけない食べていいということがありませんので、食事は自分で考えて自分でとらなければいけません。

例えばインターネットなどで調べて自分の病気のときはこれを食べていいとかいけないとか、そういったことを自分で調べて自分で外から買ってこなければいけませんので、例えば単身で誰の知り合いもなく入院してしまった場合はとても困るかと思います。



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執筆者、伊田武蔵
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