マニラで昏睡強盗や美人局の危険にあったと思ったら




フィリピンに移住してきて1ヶ月ほどたった頃、
ショッピングモールのグリーンベルトを歩いていたら
20代前半ぐらいの2人組の女性に
タガログ語で話しかけられた。

タガログ語というのはフィリピンの主要言語。

話せない旨を英語で伝えたら、
相手も英語に切り替えてきた。

シチュエーションから考える限り、
最初は道でも聞いてきたのだと思うが、
そんなことは話題に出さず

「どこから来たの?」

「フィリピンに住んでるの?」

「こっちで仕事してるの?」

とぐいぐい話しかけてくる。

歩きながら話していたので、そのまま並走する感じで。



見ず知らずの若い女性の方から話しかけてきて、
そのまま一緒に歩いていくなんて
男にとって嬉しいシチュエーション、

と思うでもなく、
その状況のあやしさと
たどたどしい英語で会話しなくてはならない厄介さで
胸がいっぱいだった。

マレーシアに2年住んだ中でも、
こうした経験はない。

アジア各国を周ってきた中でもない。

どう考えてもおいしい展開があるとは思えない。


そう思うと、この後どこかに食事い誘われて、
そこで昏睡強盗にあうとか、
美人局(つつもたせ)に巻き込まれるとか、
そんな結末が想像できた。

面倒なことになる前に用事があるフリをして、
その日は去った。


最初にタガログ語で話しかけてきたのは、
こちらを焦らせて冷静な判断力を低下させる目的かもしれない。

その後に打ち解けた様子で英語を使えば、
言葉が通じない不安から一転して安心する。

感情を揺さぶって動揺させた後に安心材料を与えれば
ガードが下がる。

そうした手口と思えないこともない。



それから2週間ほどたってから、
またもグリーンベルトで20代なかばぐらいの
仕事帰りらしい女性にタガログ語で声をかけられた。

今度は道を聞かれただけだったのだが、
その後に「フィリピン料理は好き?」とか
「どこで働いてるの?」とか
少し話して向こうから去っていった。



そして昨日、グリーンベルトのすぐ近くにある
グロリエッタというショッピングモールで
また同じ事が起きた。

タガログ語で話しかけられ、
話せないことを伝えると英語に切り替えて道を聞かれた。

まったく聞いたこともない店だったので分からないと答えたら、
「タガログ語で話しかけてごめんね」的な事を言って去っていった。



これを考えると、
どうも最初の2人組も昏睡強盗とか美人局が目的ではなく、
ただ単にフィリピン人がおしゃべりなのと、
思っている以上に私の見た目が現地人化しているだけな気がしてきた。

単純にフィリピン人らしい人間がいたから、
タガログ語で話しかけただけということなら納得できる。


ただ、自分の国の人間かどうかは、
普通は雰囲気等でよく分かるはず。

フィリピン人にとって日本人と韓国人の見分けがつかなくても、
日本人から見ると違いが分かるように。


さすがにフィリピン人から見てフィリピン人には見えないと思う。

別にそこまで溶け込もうとしているわけでもないし。

英語を話せる人からタガログ語で話しかけられる意味が、
いまだによく分からない。



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執筆者、伊田武蔵
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