車酔いの原因は三半規管の問題ばかりではない




一般的に言われる車酔いの原因といえば、
振動によって三半規管が刺激されて起こると思われがちなものの、
実際にはそうしたことばかりではない。

三半規管に関連することだけで言っても、
加速や減速に伴って起きる自律神経の失調が
気持ち悪くなる理由の1つ。

実際、車酔いは加速病と呼ばれることもあるほど。

エンジンの揺ればかりが原因ではない。


これは渋滞だと症状が出やすいことから納得できるかもしれない。

空いている高速道路のように一定の速度で走っている方が、
進んだり止まったりを繰り返すよりも
気持ち悪くなりづらい。

道が混み始めるとギョッとするのは私だけではないはず。



他にも様々な五感が関わっていて、
たとえば視覚については強い光であったり、
景色がめまぐるしく変わることによる脳の混乱も挙げられる。

気分が悪くなったら遠くの景色を見るといいというのは、
あまり変化がないために脳を落ち着かせられるから。

都会でビルに囲まれて遠くが見えないなら、
目は閉じていた方がいい。



嗅覚も車酔いの原因になっていて、
車内のにおいや排気ガスによって気分が悪くなる人も多い。

私も車内のにおいがダメなタイプで、
できるだけ車の窓は開けておきたい。

ただ、フィリピンに来てからは排気ガスもひどく、
昼間だと外気は暑いので
窓を閉めることになるが・・・。


あの車特有の嫌なにおいが過去の記憶と結びつき、
精神的にもダメージを与える。

ナイーブな状態になってなおさら車酔いになりやすい原因が
生まれるという悪循環。



この精神的な側面は決して小さなものではなく、
実際に車酔いの薬の効果の半分以上は
薬を飲んだ安心感によるものという説があるほど。

いわゆるプラシーボ効果で、
思い込みによって克服出来てしまう部分があることが
こうして証明されている。


それを理由に第三者が、
「気持ち悪いと思うから気持ち悪くなるんだ」
としたり顔で言ってきたりするが、
本人としてはどうしようもない。

たしかに表面的な部分では思い込みを上書きすることはできる。

自分は車酔いなんてしないと言い聞かせれば、
意識のごく浅い階層においては書き換えは可能。


ただ、深層心理に近づくほどに
素人が容易にコントロールすることはできなくなる。

それはもうプロのセラピストや心理学者の仕事で、
自分で行えることではない。



そこで行えることといえば、
たとえば都合のいいジンクスを作ること。

毎回気持ち悪くなるわけではないので、
大丈夫だった時に原因をこじつけでもいいので見つけて、
それを習慣にしてしまうというのも1つの手。

たとえば、車に乗る前にレモンを食べると酔わないとか、
軽くストレッチをしておくと大丈夫といった具合。


実際、ストレッチは車酔いを予防する効果があるので、
これは精神的な効果ばかりではない。

実際に効果がある手法だからこそ、
頼りがいがあるという部分もある。

まったくの架空の方法よりは安心感があるはずなので。



結局、都合のいい思い込みを作るにも
それなりに根拠は必要。

何もないところに頼みの綱を作ろうとしても
心もとなさが消え去らないので。

その頼りなさが原因で効果を発揮できず、
結局いつも通り車酔いに苦しんだのでは意味がない。

できるだけリアリティを得られる設定をすることで
効果を高めることができる。




まとめると、
車酔いの原因は振動ばかりではなく加速や減速、
目や鼻から入ってくる情報、
そして精神的な影響を受ける。

さらに言えば
体調不良や疲労といった状態によっても左右されるので、
ベストなコンディションにしておくことも予防策となる。



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執筆者、伊田武蔵
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