ケアンズからキュランダとグレートバリアリーフへの旅


ケアンズに来てから様々な現地ツアーの情報を調べていたら、キュランダとグレートバリアリーフに1日で観光できるツアーがあった。

それぞれを半日ずつで済ませるということで、それを見た時にはかなり無理があるというか、弾丸ツアーのようなイメージを受けたが、実際に両方を訪れてみると、そうではなかったのではないかという感じがする。

私は特に急いでいたわけではないので、それぞれに丸1日使い、さらにはケアンズを観光するのにも1日使ったが、凝縮すれば1日でケアンズとグレートバリアリーフという2つの郊外の町を見て回るのは可能だった。

というのも、まず最初に行ったのは、グレートバリアリーフの中でもケアンズに近い位置にあるグリーン島という島。



こちらは上陸してからしばらくの間は清々しかったし、海があるだけではなくて、島の中心部は深い緑に覆われていて、息を吸い込むと緑のにおいと、外の海からくる潮の香が混ざって独特だった。

そんなこともあって、それなりに満喫できたものの、午後になる前にすでにあきてしまって、半日の観光ツアーの方に申し込んでおけばよかったと後悔をし始める始末。

悪いことは続き、昼食をとっていたら豪雨が降ってきて、店から出ることができなくなってしまった。

その店はリゾートアイランドというイメージを作るためか、大きなパラソルの下にベンチを置いているが、そのパラソルから出るとびしょ濡れになってしまうので、結局そこで2時間ほど潰したが、テーブルの上はびしょびしょだし、パソコンを置くことすらできない。

もちろんWi−Fiも使えないし、電源を取るようなコンセントもない。

この状態であればホテルにいた方が居心地がよかったし、椅子も固かったし、座り心地がよかったとは言えない。

それでも1日の観光ツアーに申し込んでしまったので、仕方がなく雨が止むのを待ち、そして雨が止んだ後も、若干手持無沙汰な感覚が否めない中、ビーチをあてもなく散策して時間を過ごした。


キュランダの場合



キュランダに関しても似たようなとこがあって、朝一番の電車でキュランダ入りして、それから帰りのスカイレールは3時45分が最終便ということだったので、その前にできるだけ長くキュランダにいようということで、あえてあまり興味のないお土産屋に入ってみたりとか、そのような行動を取ることになった。



キュランダに関して言えば、バタフライパークとか、あるいはコアラを抱ける公園とか、そういったところもあったので、そこら辺を見て回ればもっと効率的に時間を潰すこともできたが、正直なところあまり興味を持つことができなかったので、そこら辺をスルーすると、時間の潰し方で若干苦労するところがあった。

こうしたことを考えてみると、キュランダとグレートバリアリーフを効率よく1日で回ることができるのであれば、それはそれでいいのではないかと思う。

特にほとんどの日本人は、休みの日数が長くは取れないわけだし、うまくケアンズ郊外を1日でまとめて、その分だけシドニーとかメルボルンとか、あるいはゴールドコーストやパースのようなオーストラリア内の町、もしくはニュージーランド等に足を伸ばした方が有意義な気がする。

私の場合は特に期限が決まっているわけではないので、そういった効率を極める旅の仕方はしていないが、旅のルートを知り抜いたツアーコンダクターによるツアーも、人によっては案外使い勝手がいいのかもしれない。

斜めに構えてツアー旅行を否定するよりも、柔軟に他人の見地や経験も取り込みたいと思った次第。


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