運転免許証は海外の日本大使館で更新することが出来ないので、わざわざ日本まで戻って更新をしなくてはいけない。
基本となるのは誕生日の一か月前後という日本居住者と同じパターン。
この期間であれば、基本的に最寄りの警察署で手続きを行うことが出来る。
なお、この場合の最寄りというのは住民票を抜く前の住所の最寄りの警察署となる。
これ以外にもいくつかの特例が決められていて、3年以内であれば原則として取り直しではなくて、ちょっとした手続をすれば再交付してもらえる。
ただし、この場合は近くの警察署ではなくて運転免許センターまで行かなければいけないので、住んでいた場所によっては非常に遠くになってしまう。
例えば私のように埼玉に住んでいた場合、そもそも埼玉の中に運転免許センターが鴻巣に一つしかないので、住んでいるときも遠かった。
しかもそれを帰国時の空港を基準にして考えてみると、なおさら遠いことになる。
羽田空港や成田空港の近くであれば便利ではある反面で、日本に行くまでの時間よりも、日本に戻ってから国内移動する時間の方が長いような場所もあるわけなので、こういったときには不便することになる。
こういったことを考えて空港近くの場所に名義借りをしたりして住民票を移しておいて、一時帰国の際に便利なようにしておく人もいる。
これはこれで賢い考え方かもしれない。
私の場合は、本籍も生まれた時のまま残っているので、かなり不便な状態になっている。
こういったことを一度にまとめて解決してしまおうかということも考えているのだが、実際問題、帰国した時にはそれはそれで面倒になって、後回しにしてしまう。
他に国際運転免許証というものもあって、こちらは期限がわずかに1年しかない。
国際運転免許証
私のようにペーパードライバーだと、海外で運転しようとは基本的には考えないので、そもそも取得していない。マレーシアのように左側通行の国ならまだしも、フィリピンのように右側通行の場合には運転の仕方が変わってしまうので、日本での運転すらも慣れていない私としては、これはかなり厳しい。
そういえば昨日、ビザの手続きの際に移民局まで連れて行ってくれたドライバーの車庫入れが異常なくらいに下手だったのを覚えている。
前から入れようとしていて、なおかつ左右の幅も十分にあるにもかかわらず、何度も切り返さなくてはいけなくて、その駐車場の管理人が出て来て「ちゃんとまっすぐ止めろ」と修正まで指示し始める始末。
ああいった運転を見ると、私でも運転しても良いのではないかという気はしてくるが、少なくともマニラやクアラルンプールのような交通量の多い街において、車を運転するのは非常にストレスがたまることが目に見えているので、そういったことは避けたい。
ヨーロッパを長距離ドライブするような場合であれば、それはそれで面白いのかもしれないが、そもそも車酔いする私にとっては出来る限り車での移動を避けたいので、やはり国際運転免許証はなかなかとる機会がない。