人生を間違ったと思った瞬間


これまで生きてきて、人生を間違ったと感じたのは
何よりも初めての就職先の実態を知った後だった。


私が配属されたのは、常時人手不足の部署。

理由は明確で、
1人の上司がパワハラによって部下をさんざん潰してきたから。

新入社員が来ても定着しないため、
常に人が足りない。



人並み以上に組織内での立ち振る舞いが下手な私が、
その矛先から逃れられるわけもない。

しかも、当時は攻撃対象が私しかいなかったので、
その上司は全力で私を攻撃してきた。



毎日恫喝を受け、ストレスで体重も減っていく中で
人生を間違ったと思わざるをえなかった。

就職先選びに失敗したのは間違いなかったし、
どん底の気分で日々を過ごしていた。


しかも、すぐに退職すれば次の就職先が見つからないという
ささやかな保身の気持ちもあった。



当時は今のように独立できる自信も能力もなく、
人生を間違ったと確信しながらも
その状況をすぐに投げ捨てることもできなかった。

とりあえずは耐えて、
転職先を探す時の履歴書のために
ある程度の勤務歴を残そうとこざかしいことを考えつつ、
まともな人生を取り戻そうと副業を始めたりもした。



完全に人生をあきらめたわけではなかったし、
これからに期待を寄せている部分はあった。

少なくても、そんな会社に5年も10年もいるわけはない。

いずれ人生逆転とまではいかなくても、
現状よりはましになるだろうという希望は残っていた。



行き詰まり感はあったし、
間違った選択をしたことに後悔はしたが、
だからこそサラリーマン人生を終えようという情熱もあった。

その会社を辞めるのは既定路線として、
さらに一歩進めて雇われるのを辞めようと。


結局、他人に雇われるから組織内の圧力も生じるし、
相手の評価を得るために不毛な職場でも
勤務を続けなければいけない。

そんなことはバカバカしい。



人生を間違ったと思ったら、
すぐに修正できるような生き方をしたいと思った。

そのためには、組織の論理に翻弄されるわけにはいかない。


所属していた会社の人事は不公平などというものではなく、
社長の親類や縁者だけで役員を占めていた。

仮に長年勤めても未来はない。

ただ、オーナー社長の特権として、
そうした不公平な扱いも許されるのは分かる。


それなら、文句を言うよりも自分の立ち位置を変えたほうが早い。



リクナビに表示された会社は数十万社だっただろうか?

特に高望みをしていたわけでもないので、
該当する条件の会社も無数に出てきた。


当時はなぜか経理希望だったので、募集も多い。

都内で月収20万程度の職場なら腐るほどあった。



その中からあの会社を選んだのが、
間違った人生を歩み始めた原因だった。

ただ、回避できた失敗だったかというと、
思い返しても難しい気がする。



それよりは他人に雇われずに自立した生き方をするほうが
よほど現実的ではないかと思う。

会社選びなんて熱心に研究しても運の要素が消えないし、
入社後に組織体制が変わることだってある。

人生が台なしになっているのに、
ついていなかったの一言で締めくくれるほど
あきらめがよくないことも初めての就職先で体験済み。



そうなると、必然的に自分でビジネスをして、
二度と雇われないという方向に行くしかなかった。

ある種の必然性を伴う決断だったのだと思う。



何を間違ったか迷い込んでしまった人生のどん底の期間だったが、
二度とあんな風に働きたくないという思いが
その後独立してからのモチベーションにもなった。

その意味では、完全に無駄な悩みでもなかったのかもしれない。


もちろん避けて通れるなら避けたかったし、
2度と経験したくはないものだが。



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執筆者、伊田武蔵
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