ウッチの観光名所を半日で回ってきた




ポーランド第二の都市ウッチの観光名所は、それほど多くないし、そもそも見て回るようなものがピオトルコフスカ通りとその周辺に集中しているので、半日もあれば十分見て回ることができる。

と言いながらも、私は特に急ぐ旅でもなかったので、結局6泊して移動日の前日になって、ようやく観光名所らしい所を回ることにした。

最初の3泊はピオトルコフスカ通りから見ても、かなり南の方にホテルを取ってしまい、その辺りには見所となるような場所がほとんどなかった。

そちらの方にあるものとしては、PRIEST MILLというものと、ピオトルコフスカ通りのメインストリートの部分を、更にずっと南下したところにある、ホワイトファクトリーぐらい。

それ以外は、公園が点在していて、そういった意味では環境はいいものの、鳩の死骸をサッカーボールのように蹴りあって遊んでいる、高校生ぐらの若者がいたり、目をぎょろぎょろさせて意味不明のことを話しかけてくる40歳ぐらいの男がいたりと、あまり治安が良さそうな感じではなかったし、正直長く滞在したいと思うような場所ではなかった。

しかしウッチも、メインストリート周辺は非常に雰囲気は良く、北の方にあるマヌファクトゥーラという繊維工場の跡地を利用して作られている、ショッピングモールの周辺は、とても居心地のいい場所だった。

このマヌファクトゥーラは、ウッチの観光ではメインスポットと言ってもいい場所。

19世紀にユダヤ人の実業家である、イスラエルポズナンスキーが建てたもので、今現在ではショッピングモールの他に、レストランやホテル、博物館、シネマシティという映画館。

更には劇場などが入っているし、中庭部分には砂が敷き詰められて、ビーチバレーができるスペースだとか、デッキチェアでのんびりと寝そべることができるようになっている。

ブロツワフでも同様の光景をもっと小さな規模で見たが、ポーランド人は、海や砂浜への憧れが強いのかもしれない。

マヌファクトゥーラの周辺には、イスラエルポズナンスキーパレスと呼ばれる立派な建物があったり、美術館も立てられている。

ちょうど昼時にマヌファクトゥーラに行ったので、そこでランチを取ることにした。

ポーランドというと、非常にピザが美味しいので、ピザローマとビールを頼むことにした。

それから一通り、ショッピングモールの中を回ろうと思ったが、思いのほか広く、一部だけを見るに留めた。

そしてそこから、ピオトルコフスカ通りに戻るのだが、その途中にある広場というか、ロータリーのところには、立派なモニュメントも飾られており、更にはそこそこ大きな教会も立てられている。

こういったものを見てから、ピオトルコフスカ通りのメインの部分を南下していったが、何かのイベントがあったのか、巨大な馬の模型が、パトカーに前後を挟まれて、先導された状態で、メインストリートを北上していくという場面に出会った。

あれは、ここしばらくウッチに滞在していて、初めてみるものだった。

結局、ウッチの本格的な観光は、4時間ほどで終了。

一旦ホテルに戻って昼寝をした後、再びピオトルコフスカ通りに戻ってきて、カフェでいちごムースのケーキを食べたり、夜は久しぶりに米を食べたくなったので、トルコ料理の店でラム肉と野菜と味付けされた米のプレートを頼んが、どうもラム肉がなかったのか、なぜかチキンがいいか、黒い肉がいいかと言って、左の脇腹の辺りを指さしてくる。

最初は肝臓のことを言っているのかと思ったが、それにしては左脇腹というのは、場所が違うし、よくわからないので、とりあえずチキンということにしておいた。

そして、ウッチでの最後での夜だったこともあってか、無性にビールが飲みたくなり、最初は500mlのウォルカというビールを頼んだが、それだけでは足りなくなって、その後もう一度同じ量の別の銘柄のビールを注文することにした。

確か、TYSKIEというビールだったと思う。

結局合計1Lのビールを飲んで、かなり酔ってしまっていたが、ポーランドにいるうちに、髪を切りたいと思っていたので、ピオトルコフスカ通りのメインストリートの部分を南下しきった後に、左手に出てくるギャラリアウッチというショッピングモールの中の、地下1階にある美容院で、髪を切ってもらった。

ブダペストでは、かなりのひどい出来だったので、少々不安ではあったものの、こちらの店は腕は確かで、特に問題なくすっきりとした髪型にしてくれた。

これで明日はウッチを離れ、今回の東欧(約85日の旅)を締めくくるワルシャワに移動することになる。



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執筆者、伊田武蔵
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