マレーシアにロングステイして2年がたった


マレーシアのロングステイが2年を越えた時、
もはや海外生活に特別感はなくなっていた。

下見なしで移住してきた時には、
勝手が分からずに戸惑っていたのに。

どんな準備をしていったらいいのか、
日本には当面戻らない予定だったので色々悩んだ。

結果としては、マレーシアにロングステイしている間は
一度も日本に戻ることはなかった。

そのため、移住前に思った準備はしっかりしておきたい気持ちは
あながち間違いではなかったものの、
必要なものなんてほとんどなかった。

極端な話、パスポートさえ持っていればいい。

私の場合は、それと仕事道具のパソコン。

あとは基本的に現地で手に入れられる。

着替えなんてマレーシアの方が安いし、
ジャスコも進出しているので日本の商品も手に入る。

海外のロングステイだからといって、
別にアフリカの未開の地に住むわけではない。

マサイ族の掟にしたがって生きていくわけでもないので、
案外日本で暮らすのと大差ない生活が送れた。

ちなみに、私はマレーシアに2年以上ロングステイをしたのに、
2年を過ぎた段階ではビザを持っていなかった。

色々な国に旅行に行っていたので、
90日以内には自動的にマレーシアから出る。

そのため、ビザなしでも大丈夫だった・・・とも言えない。

というのは、1年を過ぎたあたりから
入管で止められるようになってしまったので。

「マレーシアで何をしてるんだ?」

「なんでこんなに長くいるんだ?」

「日本にはなぜ戻らないんだ?」

質問攻めにあうようになった。

マレーシアでの就労は禁止されているし、
向こうとしては現地の働き口を奪うことになる。

そのため、バカンスだと答えたら
「信じられない。そんなに若いのに長すぎる」
とあっさり却下された(苦笑)。

何だかんだで毎回入国はできたが、
かなり不安になったのも事実だった。

途中でMM2Hという永住権的なビザを申請したが、
私は必要書類を日本に戻らずに取り寄せたので
それだけで2ヶ月ほどかかる。

日本領事館から日本側に連絡し、
そこから書類が届くまでに時間がかかるので。

そんなこともあり、
MM2H取得はロングステイ開始から2年以上たってから。

最後の方はMM2H申請中の用紙を見せないと
入国すらさせてもらえなくなっていた。

そして、MM2Hを正式に取得して
好きなだけマレーシアにロングステイできるようになった一週間後、
私は下見なしでフィリピンに移住した。

別に永住する意思があったわけではないし、
MM2Hも気が向いた時にマレーシアにロングステイできるように
将来の保険のような気持ちで取っただけ。

さすがにもう少し早く取得してもよかったと思うが、
ビザがあるから住むというのも本末転倒な話。

目的と手段が入れ替わってしまうので、
当初の予定通りにフィリピンに移住した。

ちなみに、それ以来マレーシアに行ったことは今のところない。

ロングステイ時代後半はビザなしだったので入国が大変だったが、
MM2Hの威力を実感することは今のところできていない。

あまり期間が開くと、
ビザがあるからスムーズに入国できたのか、
期間があったからなのか分からなくなってしまうのだが・・・。

マレーシアのロングステイが1年ぐらいなら
ビザなしでやっていくのもありだと思う。

ただ、1年を超えるのならビザはあった方がいい。

入管の担当官の裁量によっても扱いは違うが、
入国拒否されるリスクもある。

国として何回までは再入国を認めるというのを
しっかり明文化してルールにしてくれればいいのに、
そこを曖昧にしたまま現場での裁量次第になっているので。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

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