マレーシアで東洋医療について学んでみる


私が以前に住んでいたジョホールバルという町に、東洋医療の陰陽五行の継承者である日本人が移住してきた。

私も何度かそこに通って、治療を受けたことがある。

東洋医療の場合は、西洋医学と比べると即効性があるわけではなく、しかしながら全身のバランスを整えることを重視するので、1つ1つの症状に対して薬を処方したりとか、あるいは手術を行うような方法とは違って、体の問題を根本から治療するというスタンスになる。

そのため、複数の症状を一度にケアすることができるという意味で言うと、西洋医学よりも手軽に行える部分がある。

例えば、西洋医学の考え方で言うと、車酔いをしやすいのと、片頭痛持ちなのと、痛風があることと、午後に体がだるくなることは、それぞれ別の症状として考えられる。

一方、この東洋医療の五行の考え方を元にすると、全ては肝臓に起因する問題であって、肝臓を鍛えることによって全てを解決することができるということになる。

では、この肝臓というのはいったい何かというと、いわゆる肝臓と呼ばれる臓器以外に、筋肉であるとか、アキレス腱等の腱であるとか、あるいは爪や皮膚等の様々なものを含んでいる。

こういったものを改善したいのであれば、例えば、鶏肉を多めに摂取することであるとか、納豆や豆類、あるいはきのこ等を食事に取り入れていくことが求められる。


食事で体をコントロールする

医食同源という言葉があるくらいなので、食事についてはかなり制限されるし、いいものを食べることの反面で、悪いものをいかに体に取り入れないかということも東洋医学においては重要視される。

突き詰めていくと、美味しいものを食べるというよりは、修行僧のように体にいいものを薄い味つけで食べていくことになるので、そこら辺は現実問題として、食べる楽しみと体への配慮という部分で、バランスを取っていくことが重要なる。

私達は別に修行僧のような生活をしたいわけではなくて、ある意味で言えば、資本主義であるとか、物質主義の世の中で生きているわけなので、体さえ健康になればそれ以外の欲望を全て捨てられるわけではない。

煩悩を捨てるための修行をしているわけでもないので、バランスを取ることが必要になる。

これ以外にもツボや鍼による治療であるとか、あるいは気功によって、肝臓を鍛える方法も存在している。

ここら辺は一通り学んできたところだし、これまでの西洋医学の知識やアーユルヴェーダとも統合させて、独自の健康法を取っているが、元々体が弱いため、今なお完全な健康体というところにまでは残念ながら至っていない。

しかしながら、西洋医学や東洋医療に依存しすぎるとか、そういった偏った状態ではなくて、両方を適度に取り入れて、織り交ぜた生活習慣を取り入れるということ自体は非常に価値のあることであると確信している。


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