海外

プロフィール

プロフィール

伊田武蔵
【世界4大自由倶楽部】
主催者


詳しいプロフィール

伊田のこれまで




詳しくはこちらで
名字
メールアドレス


ネットとグローバル化がもたらしている現象

社員を雇わずにビジネスをしている私にとって、
作業はすべて自分で行う必要がある・・・わけではない。


たしかに社員はいないものの、
単純作業は外部のスタッフに頼むことがある。

いわゆるSOHOと呼ばれる人達なら、
その案件ごとに仕事をしてくれるので。


たとえば、
こちらで指定する画像を無料素材集から探してほしいとか、
音声のテープ起こしとか。




時給換算で800円も支払えば多数の応募が来るし、
1時間働いても200円か300円にならなくても
応募者が集まる案件もある。

単純作業を自宅で代行するだけなら
時給200円でもいいので引き受けたい人が大勢いる事実があるが、
これは景気がどうとかいう話ではなく、
昔から内職では珍しくなかった。


内職の一部がクラウドソーシングなどと名前を変えて、
低賃金の労働者に希望を見せているにすぎない。


しかも、こうしたネットを通じた単純作業の場合、
仕事によっては外国人とも競合する。

実際、それを仲介して利ざやを稼ぐ人もいる。


フィリピンのビジネスの中心地、マカティなら
日本語ができるフィリピン人の正社員は月収5万円程度から。

他の地域ならもっと安くで雇える。



日本人が彼らと同一環境で戦っても、
ジリ貧になっていくのは目に見えている。

実際、時給200円ならフィリピン人の時給の倍程度。

確実に新興国化している。


工場が海外に流出していくことは頻繁に耳にするが、
静かにプログラミング等の仕事も海外流出が進んでいる。




こうした先細りの流れに飲み込まれないためには、
付加価値の高い仕事をする必要がある。

誰でもできる単純作業を任せる側なのか、任される側なのか。

その点が大きな差になる。



「クラウドソーシングでSOHOをやっています」
と流行に乗ってます的な顔をして語っても、
技術がなければ単純作業に従事する労働者でしかない。

たしかに、手に職があってSOHOをやっている人の中には
しっかり付加価値の高い仕事をして稼いでいることもある。


ただ、大部分の人は月に数千円とか、
せいぜい1万円や2万円しか稼げないという事実がある。



ビジネスとして真剣に取り組んでいくのなら、
何が自分の強みなのか、重要な軸はどこにあるのか、
この点を見つける必要がある。

仕組みを構築していく最初の段階では見えなくても、
ある程度お金が生まれてくる状態になれば
単純作業にすぎない部分が見えてくるはず。

その仕事をいつまでも自力で行っていると、
稼げる額も限定されるし、無意味に疲れる。




病気になった時には
一から勉強して医者になろうとはしないで、
お金を払って医師に診察や治療をしてもらうはず。

これは高度な専門知識・技術を買っていることになる。


しかし、中途半端に手が届きそうなスキルだと
数十時間かけて習得しようとしてしまいがち。

人に頼めば5,000円で済むとしたら、
自分の時給をいくらで換算しているのだろうと思うが、
人間の心理を考えれば仕方ない。

リスクを負ってお金を失うかもしれない状況に陥るのは、
生き物としては本能的に嫌なものだから。


そして、この本能に従うと時間を失う。

言い換えれば、命の一部を捧げたことになる。




私も初めてお金を払って他人に仕事を任せた時には抵抗があった。

相手がミスをするかもしれない。

仕事の指示を出す手間を考えれば、
自分でやった方が早いかもしれない。

お金を払って収入が上がる保証はない・・・等々。


やめるべき理由は色々思いついたが、
それでも試してみた。

まずは1,000円程度から。

そうして積み上げた経験が、
自分でやらなくていい仕事はできるだけやらないという
今のスタイルを築き上げた。




他人に仕事を任せた方が合理的な場面では、
どんどん任せていった方がいい。


そこで浮いた時間で自分の仕事をすれば、
支払った金額を差し引いても収入は増える。

付加価値の低い仕事から解放され、
より付加価値の高い仕事に集中できるのだから。




インターネットとグローバル化は同じ場所を目指す。

付加価値の低い仕事の買い叩きという方向を。



ネット上では余った労働力をクラウドソーシングという形で集め、
安くで買い叩ける土壌が作られた。

自ら価値を生み出せなくて、
お金が欲しい人を集めれば
そこに経済市場が形成される。

需要と供給で価格が決まる市場が。

単純労働力が余っている以上、その価格は安くなっていく。


雇用ではない以上、最低賃金の適用もない。

これがインターネットの普及がもたらした結果の1つの側面。



グローバル化は人件費の高い国から
低い国へと仕事が流出する世界を作り出した。

これは平準化と置き換えることもできるが、
日本の単純労働者には深刻なダメージになる。

時給100円の国の人に、仕事の一部を奪われるのだから。




誰がやってもいいような仕事をしているのなら、
この流れから自由になることはできない。

逆に言えば、
付加価値の高い仕事をすることができれば、
個人でも企業でも生き残ることはできるし、
むしろ有利な時代が到来している。


簡単に単純作業を任せることができるわけだし、
安いコストで本当に意味のある仕事に集中できる。


いかにして余計な仕事を自分でしないか。

これは私にとっても重要なテーマとなっている。

最近の記事

記事一覧