フィリピンを去る直前になって、クオータービザの申請手続きが終了するかどうかギリギリになっている。
もともとはHSBCフィリピンの度重なるミスによって手続きが遅延していることが原因で、もしかするとフィリピンの出国時期を延ばさなければいけない可能性も出てきた。
すでにセブパシフィックでクアラルンプール行きの航空券も取ってしまったので、調べてみたら5千円をキャンセル料として払うことによって、チケットの変更は可能らしい。
こういったことも銀行側のミスがなければ起こらなかったことだし、何よりも今現在金曜日になっても、来週の水曜日に出国することができるのかどうかが、まだ未定という非常に不安定な状態になっている。
代行してくれているエージェントが、来週の月曜日にはフィリピンのイミグレーションオフィスに出向いて、今回HSBCが出してきた書類で不備がないかどうか確認の上、できるだけ早く二回目の手続きであるインタビューの日程を取ってくれている。
それがどれだけ早くても火曜日なので、もしかしたら火曜日にセッティングが可能かもしれないというレベルになっている。
そして私の航空券の出発時間が水曜日の午後2時ということなので、水曜日の午前中に仮に面談をセッティングしてもらっても、確実に間に合わない。
このフィリピンのイミグレーションオフィスはマニラ市内にあって、モール・オブ・アジアよりも更に北上したイントラムロスにあるので、そこから空港に行くとなれば、渋滞があれば1時間どころではすまなくなる可能性も出てくる。
そう考えると、移動日当日に面談を受けるのは事実上無理だし、何かとバタバタした状態になることが予測される。
さらに言うと、今回の問題はコンドミニアムの引き渡しにも関係してきて、本来であれば火曜日に不動産会社の担当者が部屋をやってきて、敷金がちゃんと戻ってくるかどうかをチェックするということになっていたが、この予定自体も変えてもらわなければいけない可能性も出てきている。
全てはHSBCのミスのせいだが、どうも当の担当者本人はその罪の意識を感じているわけでもなく、そもそも自分がミスをしたという意識を持っているかどうかすらも怪しい。
残念ながらこういったフィリピン人の気質は、レストラン等でも度々目にするところはあったし、正直言って、単純労働として彼らを安い人件費で使うことに意味があるとしても、ある程度重要な職務を任せるという部分で言うと、かなり不安が残ることになる。
銀行員ということになれば、その国の中でもそれなりにエリート層なので、そのエリート層ですらもこのクオリティの仕事しかできないというのは、かなり衝撃的だった。
これでは他の国から軽んじられるのも仕方がないし、残念ながらそれは自分たちの落ち度としか言いようがないのではないかというのが、今回の一件で感じたところ。